2017冬季アジア札幌大会関連イベント「スポーツ!北海道フォーラム ~北の大地をスポーツの大地に~」が札幌市にて開催! ~ライターが選ぶ大会注目日本人選手も紹介~

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2017冬季アジア札幌大会関連イベント「スポーツ!北海道フォーラム ~北の大地をスポーツの大地に~」が札幌市にて開催! ~ライターが選ぶ大会注目日本人選手も紹介~

スポーティ

「2017冬季アジア札幌大会」の開催意義を含めた”北海道をスポーツで活気付けるには何が必要か?”をテーマに、北海道ゆかりのメダリスト5人が基調トークやパネルディスカッションを行うイベント「スポーツ!北海道フォーラム ~北の大地をスポーツの大地に~」(主催:北海道新聞社)が2017年2月4日(土)、北海道札幌市の道新ホールにて開催されました。入り口では冬季アジア札幌大会公式キャラクターの”エゾモン”がお出迎え。盛んにシャッターが切られていました。


©2017 STUDIO COMMECA Inc.

今イベントには、2017冬季アジア札幌大会PRアンバサダーとして精力的な広報活動をしている清水宏保さんも登場。北海道のスポーツ活性について、活発な意見が飛び交いました。そのイベントレポート、そして開催が間近に迫った2017冬季アジア札幌大会の注目日本人選手もご紹介します。

主催者挨拶、基調トーク

まずは「スポーツ応援宣言」「スポーツ!北海道」を掲げ、社を挙げて北海道のスポーツ支援を積極的にしている、主催者である北海道新聞社代表取締役社長 広瀬兼三氏、来賓として北海道副知事と札幌市長からそれぞれ挨拶がありました。

その後「スポーツが持つ可能性」と題して、清水宏保さんと競泳の田中雅美さんが登場し、北海道新聞社スポーツ戦略専任部長佐々木政文氏の司会のもと、基調トークがスタート。スポーツ選手のセカンドキャリアなどについてを中心に、話が進みます。


©2017 STUDIO COMMECA Inc.

清水さんは、あまり知られていませんが、札幌市内でリハビリセンターやスポーツジムなどの施設を多角経営しています。その経験から「スポーツ選手は、自らの怪我・故障という辛い経験を90%くらいの選手がしている。その事を引退後に医療分野に還元し、貢献できる。それが引退後のセカンドライフ作りに役立つと考えている。そういう循環を作りたい。」と強調していました。

田中さんは「現役時代、観客からの応援を請けてエネルギーをもらえた。引退後の今は、逆の立場となってスポーツを応援することで、選手から『自分も、もっと頑張ろう』というエネルギーをもらえる。スポーツは本当に生きる力となると実感している。引退後を考えて、人と人とのつながりが最も重要。」と語りました。


©増田佳織blog

パネルディスカッション

休憩をはさみ、「スポーツで北海道を元気に」と題して、基調トークを行った清水宏保さんと田中雅美さんが続けて登場(※田中さんはほかの仕事の為、途中退席)。その他、スキーノルディック複合の阿部雅司さん、スピードスケートの岡崎朋美さん、アイススレッジホッケーの永瀬充さんも交えて、5名でのパネルディスカッションがスタート。
北海道出身の選手が多数を占める冬のスポーツ競技冬季アジア札幌大会についても意見が交わされました。

岡崎さんは「2003年の青森大会に出場しましたが、大変な盛り上がりで凄かったです。」と振り返り、清水さんも「私も出場して金メダルでしたが、大会は市や県を挙げて協力体制があり、盛り上がっていましたね。実は冬季アジア大会はオリンピックに次いで国の評価が高いんです。そういった意味では選手にとって重要な位置づけでもあるのです。最近の現役選手は、競技環境も随分整ってきていますし、プロ意識が高まっているので期待できます。」と語りました。阿部さんは「ジャンプはかなり期待できる。メダルが確実ではないでしょうか。ただ、私の専門のノルディック複合はアジアでは競技人口が少なすぎて、開催されないのが残念」と心情を吐露。永瀬さんは「実は、パラは冬季アジア大会にはないんです。夏はあるのですが…是非冬季でも開催してほしいですね」と訴えた。

最後には2017冬季アジア札幌大会のマスコットであるエゾモンも登場。大会アンバサダーの清水氏と軽妙な掛け合いを繰り広げ、愛らしい動きで大会の認知・PRに一役買って、会場を沸かせていた。
清水氏は「臨場感を是非ご家族と共に会場で存分に味わってほしい。また、このアジア大会が成功することによって、2026年の冬季オリンピック札幌誘致にもつながるので協力お願いします!」と熱く語った姿が印象的だった。


©2017 STUDIO COMMECA Inc.

2017冬季アジア札幌大会・要注目の日本人選手はこちら!

いよいよ2/19に開催を迎える中、ライターが注目した入賞・メダルが狙える好調な日本人選手(チーム含む)をここで紹介します。北海道出身の選手が多数を占める冬のスポーツ競技。そういった意味では冬季アジア大会が日本の北海道という“地元”開催される点で有利です。かなりの好成績が期待できるのではないでしょうか。大会に足を運ぶという方はもちろん、残念ながら現地に来られない方々も、日本全国から、是非熱く応援してほしいと思います。

~ライターが選ぶ! 要注目の日本人選手~

フィギュアスケート
宇野昌磨選手

今シーズンの全日本選手権では1位を獲得。宇野選手はGPスケートアメリカ、CS ロンバルディア杯で1位と、まさに今が旬と言える彼は、演技の安定度も抜群。今大会で日本人選手として金メダルに1番近いと言えます。

バイアスロン
立崎芙由子選手

バンクーバー、そしてソチオリンピックに出場した日本バイアスロン界の第一人者。五輪ではやや実力を発揮しきれなかったですが、昨年末のワールドカップでは22位と健闘。調子は上向き。近年中国が台頭してきている競技ではありますが、この種目は、”運”が順位を左右するという要素もある競技なので、実は誰がメダルを獲ってもおかしくない種目の1つです。彼女が入賞、そしてメダル獲得、という姿を見るのも決して夢ではないでしょう。

カーリング
ロコ・ソラーレ(女子代表チーム)

北海道北見のチームで、昨年の世界女子カーリング選手権で、日本チームとしては初となる待望の銀メダルを獲得しました。2月の日本選手権では、中部電力に決勝で僅差敗退したものの、その勢いは衰えてはおらず、順調な仕上がり。今回のアジア大会でも充分にメダル圏内を狙える実力を持っている期待のチームです。オリンピックに2度出場している本橋麻里選手も在籍しており、注目が集まります。

2017冬季アジア札幌大会 最新情報

「ファンビレッジ」が開設されます

本大会開催記念として、札幌駅前通地下歩行空間に「2017冬季アジア札幌大会ファンビレッジ」がオープン。
競技の様子が大画面で楽しめる「パブリックビューイング」、日々の最新競技結果の様子が毎日貼り出される「写真展ASIAN WINTER GAMES LIBRARY」などを実施。
その他、表彰メダルの展示、選手へのメッセージコーナー設置、競技結果の最新情報や競技会場へのアクセス情報も知ることができます。

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