資料作成やセールストーク…アスリートの“営業”を企業が支援するプログラム

資料作成やセールストーク…アスリートの“営業”を企業が支援するプログラム SUPPORT

資料作成やセールストーク…アスリートの“営業”を企業が支援するプログラム

スポーティ

翻訳やWeb制作事業を展開するアークコミュニケーションズ(東京都)が、アスリートが自らスポンサー開拓を行うことをサポートする『選手セールスプログラム』を開始しました。

営業ノウハウをアスリート活動に結びつける

クロスカントリースキーの恩田祐一選手

クロスカントリースキーの恩田祐一選手

大企業の実業団チームの縮小・廃部が増える中、世界で転戦するトップアスリートの中には、海外遠征費が重くのしかかり、資金難を理由に引退を余儀なくされる選手もいます。しかし、中小企業1社で行う支援には限度があり、競技活動に必要な全資金をサポートできるわけではありません。

『選手セールスプログラム』は、企業営業力の強いアークコミュニケーションズがアスリートに向けて、スポンサー探しのための営業ノウハウや効果的な営業資料の作成を支援するプログラムです。

またアスリートが企業を訪問する場合に、同時にアークコミュニケーションズの営業活動を行うことで、発生した売上の一部をインセンティブとしてアスリートに提供するという支援も行ないます。

セカンドキャリアへの移行も視野に

同社は、これまでにもアスリートの支援を手掛けており、2011年には「マイナースポーツの支援コンソーシアム」を発足。2014年ソチ五輪にクロスカントリースキー競技の日本代表として出場、現在はマウンテンバイクで2016年のリオデジャネイロ五輪出場を目指す、恩田祐一選手らを支援しています。

スキースロープスタイルの米谷優選手

スキースロープスタイルの米谷優選手

先日、アークコミュニケーションズが支援するアスリートの1人、スキー競技の米谷優選手が、栃木県のゴルフ場「鹿沼カントリー倶楽部」からサポートを受けることが決まりました。これは米谷選手自身がスポンサー開拓活動を行い、獲得したものです。

鹿沼カントリー倶楽部は、小学館「ビッグコミックオリジナル」で人気連載中の漫画『風の大地』の舞台にもなっているゴルフ場です。

スキーオリエンテーリングの堀江守弘選手

スキーオリエンテーリングの堀江守弘選手

米谷選手が行うスキースロープスタイル競技は、ゲレンデを滑降しながら途中に設けられたジャンプ台やジブ(レールなどの人工物の上を滑ること)を利用してポイントを競う見どころの多いスポーツで、冬季オリンピックでは2014年のソチ大会から正式種目に採用されています。

1990年生まれの米谷選手は、2013年世界選手権ノルウェー大会の日本代表、2014年韓国選手権2位と成長著しい選手で、2013年7月から同社に所属し、先の恩田選手や、スキーオリエンテーリングの堀江守弘選手と共に活動を続けています。

選手にとっては、現役時代からビジネス界で営業・折衝活動やプレゼン資料の作成経験を積むことで、セカンドキャリアへの移行が、スムーズに進むことにも大きなメリットがあると同社は考えています。

現在は先の3人が対象の『選手セールスプログラム』ですが、今後は外部のアスリートに制度を広げつつ、制度に賛同しサポートに乗り出す企業を増やしていく方針です。


オリエンテーリング スキー スポーツビジネス 日本代表