ダーツ女子のすすめ(1) 運動経験は無くても大丈夫!ダーツ女子のすすめ

運動経験は無くても大丈夫!ダーツ女子のすすめ DO

ダーツ女子のすすめ(1) 運動経験は無くても大丈夫!ダーツ女子のすすめ

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ダーツの基礎知識

14世紀ごろにイギリスで始まったといわれるダーツ。

ダーツのゲーム数は数100種類にも上るといわれていて、ただ的の中心に投げるのがうまければ勝てる、という訳にはいかないのが面白いところです。

ポピュラーなゲームでいうと、純粋に得点を重ねていく「カウントアップ」や301点、501点といった自分の持ち点を的に当てて減らしていき、持ち点をぴったり0にする「ゼロワン」。

20点~15点と真ん中(ブル)エリアだけを使った陣地取りゲーム「クリケット」といったものがあります。

ダーツには矢の先に金属を用いた「ハードダーツ」とプラスティックなどのやわらかい素材を用いた「ソフトダーツ」があります(日本では安全面や気軽さなどからソフトダーツが主流)。

ダーツの的。一投の最高得点はダブルブル(50点)ではなく、20点のトリプルリング内で60点。※ダブルブルの得点換算はゲームによって異なります。

ダーツの的。一投の最高得点はダブルブル(50点)ではなく、20点のトリプルリング内で60点。※ダブルブルの得点換算はゲームによって異なります。

誰でもできる、技術・戦略・メンタルのハイブリッドスポーツ

ダーツはかつてバーなどの限られた所にしかなく、男性の娯楽としてのイメージが強かったのですが、近年、ラウンドワンといったアミューズメント施設やカラオケボックス、ネットカフェにダーツマシンが続々と設置されています。

気軽に楽しめて熱くなれるスポーツとして、現在では女性から子ども、シニアまで幅広い層のプレイヤーがいるのです。

ソフトダーツは約2m44cm離れた所から18g前後の矢を投げるので、特別な筋力は必要ありません。

集中力と技術。ゲーム展開を読む戦略。そして、プレッシャーのかかる中で確実に狙った所に投げられるメンタルが勝敗を大きく左右するのがダーツというスポーツです。

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例えば、野球やサッカーは体力や筋力、視力の衰えなどから40歳あたりを過ぎると、若い選手にはなかなか勝てなくなる傾向があります。また、性別に関しても筋力的に差が大きいので、カテゴリが分けられます。しかし、ダーツは技術、戦略、メンタルのスポーツなので、年齢や性別は関係ありません。

現在、史上最強と謳われるダーツプレイヤーはダーツ発祥の地、イギリスのフィル・テイラー選手。60歳近い年齢ですが、20~30代の若い選手を寄せつけない強さを持っています。

女性が同年代の男性に勝つこと、60歳が30歳に勝つことは、ダーツのゲームではザラにあることなのです。

ダーツ女子増加中。みんなでクリケット勝負!

ソフトダーツのマシンは今や全国どこにでも設置してあり、仕事終わりやデート、忘年会の2次会などで気軽にプレイすることができます。

ダーツマシンの国内No,1シェアは「DARTSLIVE(ダーツライブ)」(株式会社ダーツライブ・本社:東京都渋谷区恵比寿)。東京、大阪を中心に約9,000台のDARTSLIVEマシンがあります。

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株式会社ダーツライブによると、プレイヤー男女比は8:2程度だったのに対し、ここ2、3年で7:3まで変化しているそうで、「アミューズメント系施設への進出で、お洒落なイメージは残しつつ、バーや夜のイメージを払拭してきている」と分析しています。

ダーツ女子やライトユーザーにおすすめしたいゲームは「クリケット」。

クリケットナンバーと呼ばれる20、19、18、17、16、15、ブル(シングルブル、ダブルブル)のみを使ったゲームで、各ナンバーに3回当てると、そのナンバーは自分の陣地になります(シングル×3回、ダブル1回+シングル1回、トリプル1回でOK)。プレイヤーが2人の場合、3回目以降に自分の陣地に当てると点数が加点されます。相手プレイヤーも同じナンバーに3回当てるとそのナンバーは加点対象にならなくなります。

例えば、プレイヤーAが1投目20シングル、2投目5シングル、3投目20ダブル。これでナンバー20はプレイヤーAの陣地ですがまだ加点はされていません。

次にプレイヤーBが1投目19トリプル、2投目19シングル、3投目アウト。これでプレイヤーBは1投目で19に3回当てたことになり自分の陣地になり、さらに2投目で19シングルに当てたので19点が加点されます。

次のターンでプレイヤーAが20ダブル、4シングル、19トリプルに当てるとプレイヤーAに40点が加点されます。また19も3回当てたことになるのでプレイヤーBはこれ以降19に当てても加点することができません。

これを繰り返して合計点数が高いプレイヤーが勝ちになります(スタンダードクリケット)。

プレイヤーが3人以上の場合は逆に点数が逆に点数が低いプレイヤーが勝ちになります(カットスロートクリケット)。

カットスロートの場合、3回目以降に自分の陣地に当てればナンバーを自分の陣地にしていないプレイヤーへ得点を与えることができます。

つまりプレイヤーAが20に3回当てて、プレイヤーBが20に2回、プレイヤーCが20に0回、プレイヤーDが20に3回当てたあと20シングルに当てた場合、プレイヤーAは20を自分の陣地にしているのでプレイヤーBとプレイヤーCのみに20点が与えられます。

クリケットは戦略的要素が強く、ひたすら加点を目指す(または相手プレイヤーに点を与える)か、自分の陣地を拡大させて相手に加点(または自分への加点)されるのを守るかが鍵です。

ナンバー17に当てるのが得意な人は17にひたすら投げ続けて得点を稼ぐも良し、相手プレイヤーがナンバー16に当てるのが得意なのであれば、そこをあえて狙って加点を防ぐも良し。

ダブルスもできるので最大8人で熱く、楽しく勝負ができますよ!

ダーツ