宮脇花綸 フェンシングの駆け引きを制するトレーニング

宮脇花綸 フェンシングの駆け引きを制するトレーニング WATCH

宮脇花綸 フェンシングの駆け引きを制するトレーニング

スポーティ

フェンシング女子フルーレの若手のホープである宮脇花綸選手。
2014年に行われた南京ユース五輪では銀メダルを獲得した実力者です。

そんな彼女にフェンシングの楽しみ方、自身のトレーニングなどについてお話を聞きました。

フェンシングの醍醐味は番狂わせ

宮脇選手はフェンシングの魅力は2つあると語ります。

1つ目は、フェンシングの強さは様々な要素が組み合わさっている点。試合スピードが早く、スピードが大きなファクターを占めているように見えるフェンシングですが、それだけでは勝てません。スピードに加え、パワー、技術、メンタル、運など様々な要素が絡み合って強さに結びつくという奥深さがフェンシングにはあります。

2つ目は、フェンシングは番狂わせが起こりやすい競技であるという点。トーナメントは、ランキングがトップの選手と最下位で予選通過した選手とで組まれることがありますが、最下位通過の選手がトップの選手に勝ってしまう番狂わせが、しばしば起こります。選手同士の相性やメンタルの要素も大きな影響をおよぼすため、下馬評だけでは図れない勝負の面白さがあるのです。

2016-01-15_133220まだまだ一般の人にとっては観戦の馴染みがないフェンシング。今回、宮脇選手自ら、観戦のポイントについて教えてくれました。

初心者にとって、動きを目で追うことが難しいフェンシングは、TV中継などのリプレイを利用することによって楽しむ方法がおすすめ。ポイントが決まった後のリプレイで、なぜその選手がポイントを取ったのかということを分析しながら見ると、選手たちの駆け引きが理解できるようになってくるそうです。

その他の格闘技と同じく、フェンシングは相手との距離が重要です。

身長180cm以上ある外国人選手を相手にすると、身長が大きくない宮脇選手は、リーチの違いにより、不利になります。この不利を、宮脇選手は駆け引きやタイミング、相手の動きを読むことにより補っています。

フェンシングは相手の動きにヤマを張るだけでは勝てないと宮脇選手は語ります。体の向きや足の出し方などを観察し、相手の動きを読むこと、また、フルーレ特有のルールである攻撃権※をうまく利用して大きな選手に対抗しているのです。

※攻撃権…先に攻撃したほうが優先権を持つという原則。同時攻撃をした際、攻撃権を持っている選手に対してポイントを与えられる。

メンタルも鍛えるフェンシングのトレーニング

宮脇選手の毎日のトレーニングについて教えてもらいました。

まずはアップを行い、その後、コーチに対して突きの練習や技の習得を行う、ボクシングで言うミット打ちのような練習を行います。最後に試合用の防具をつけて試合形式の練習を行います。加えて、フィジカルトレーニングとしてメディシンボールやつま先を鍛えるためのジャンプ、スタミナを鍛えるためのランニングなどを行っているそうです。

また、メンタルが勝敗に大きな影響を及ぼすフェンシングでは、メンタルを鍛えることも重要です。ポイントが追い込まれた状況での勝率が悪いという課題があった宮脇選手はメンタルトレーナーによるトレーニングを実施して、課題を克服しようとしています。勝負どころでの精神的強さを身につけることにより、宮脇選手はより大きく飛躍出来ることでしょう。

今回インタビューの際に宮脇選手が身に着けていたのが『ナイキ ウイメンズ ゾーンド スカルプト タイツ』。着心地について語ってくれました。

“身体にピタッとしているのに、動きが制限されないのがすごくいいです。
フェンシングの日本人選手は短パンなどが多いですが、海外選手はみんなタイツ。他の日本人選手に比べて先取りしている感じがするし、動きやすいことと脚がシュッと見えることが嬉しいです。“


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趣味は読書。自分自身で執筆も

そんな宮脇選手の趣味は読書。海外遠征の際には空港で5,6冊本を買っていくそうです。

特に好きなのは読んでいる人をはめるような叙述トリックのミステリー小説です。おすすめは『イニシエーション・ラブ』や『アヒルと鴨のコインロッカー』。最近読んだ本では、『その女アレックス』と続編の『悲しみのイレーヌ』が特に面白かったそうです。

また、自身も高校の課題で80枚に渡る小説を書いたとのこと。内容はもちろん大好きなミステリーでした。

オリンピックを目指して

最後に今後の目標について語ってくれました。

“この1年間はずっとリオオリンピックの出場を目指してきたのですが、現状、ポイントでもう1名の選手に引き離されているので厳しい状況ではあります。しかし残る3試合での逆転を目指しています。
また次の東京オリンピックで金メダルを取るという目標があるので、そこに向けて道筋を作って練習していきたいと思います。”

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来年のリオオリンピックだけでなく、2020年の東京オリンピックでの飛躍が期待される宮脇花綸選手。彼女をキッカケにフェンシングを見てみるのはいかがでしょうか?


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