世界中をソーシャルに繋ぐ!新たなランニングアプリ「プラハデジタルマラソン」

世界中をソーシャルに繋ぐ!新たなランニングアプリ「プラハデジタルマラソン」 DO

世界中をソーシャルに繋ぐ!新たなランニングアプリ「プラハデジタルマラソン」

スポーティ

2月24日(水)、ランナーズステーション麹町店で新しいランニングアプリのプレス向け発表イベントが行われました。リリースされたのは、インターネットを通じて“世界中のランナーをソーシャルに繋ぐ”アプリ『プラハデジタルマラソン』。イベントの様子を通じて感じたアプリの魅力を、その概要・機能を交えながらご紹介しましょう。

誰でも、どこにいてもプラハマラソンを走れる

IMGP2173
リリースされた『プラハデジタルマラソン』は、iPhone/iPad用アプリです。画面上に映しだされるのは、リアルで撮影されたプラハマラソンの風景。そこには、ユーザーのアバターが映しだされます。

アプリの使用法は非常に簡単。アプリを起動・bluetooth接続したら、あとはトレッドミルを走るだけ。するとトレッドミルの走行速度に合わせ、画面上のアバターがプラハマラソンのコースを進んでいくのです。

IMGP2190

よく音を聞いてみると、沿道からの声援まで聞こえてくるのには驚きました。日本の麹町、しかも室内のトレッドミルを走っているのに、マラソンレースを走っている感覚が味わえる。まさに『バーチャル×デジタル』の融合といえるでしょう。インターネットさえ繋がっていれば、誰でも、どこでもアプリ上でプラハマラソンを走ることができます。

視界の変化があるので、「トレッドミルは飽きてしまう」という方でも楽しんで走れるのではないでしょうか。私も実際に少し体験させていただきましたが、時間を忘れて1km以上をあっという間に走ってしまいました。

世界中の人々が“走る”ことで繋がっていく

IMGP2193

映しだされた画面をよく見てみると、そこには自分以外のアバターが。これは、実際に今現在、他の場所で同じように走っているランナーだと言います。

会場に設置された2台のトレッドミル、そしてiPadを操作するスタッフの計3名が、速度を変えて抜いたり抜かれたり…。アバターの頭上にその人の名前とアイコンが表示されているので、誰に抜かれたのか、あるいは目の前にいるのが誰なのかがすぐに分かります。

IMGP2177

尚、特定メンバーでグループを作り、そのメンバーだけを表示させて走ることもできるのだとか。トレーニングパートナーと時間を合わせれば、例え悪天候のため外を走れない日でも、質の高いトレーニングができそうです。
しかもインターネットを通じ、他国のランナーと走ることも。そこで会話があるわけでもなく、ただ“走る”ことを通じた無言のコミュニケーション。例えばSNSなどで一緒に走る仲間を集めれば、世界中にトレーニングパートナーを作れるのではないでしょうか。考えるだけでワクワクしてきました。

今後の展開について

すでに日本版のアプリ開発も進んでおり、リリース予定とのこと。また、現在はトレッドミルによるランニングですが、今後はGPS機能を用いて外でも楽しめるツールが検討されているそうです。

IMGP2164

また、アプリで利用できるのは、マラソン大会のコースだけでありません。撮影さえできれば、世界中の街中や名所などを楽しむこともできます。「いつか行ってみたい」と思い描いていた場所を、バーチャルで駆け抜けられる日が近いかもしれません。

尚、トレッドミル専用のコンソールを用いれば、走行速度がより正確にアプリへ反映できるといいます。しかもコンソールは、トレッドミルの種類を選びません。たとえば、家庭用のトレッドミルでも使用可能です。イベントでは、ライフフィットネス社のトレッドミルが用いられていました。

写真 2016-02-24 15 30 44

アプリで使用できる大会が増えれば、事前にバーチャルで試走することもできるでしょう。逆に大会後、実際のコースを確認しながら課題抽出に取り組むことも可能です。抽選で外れしまった大会だって、“体験”は誰にでもできるようになります。
ランニングへのIT活用に関する新しいカタチ。日本国内でどのように広まっていくのか、今後の展開が楽しみなアプリです。

アプリ マラソン ランニング 海外