「出る時は出ます」日本人未踏の100m9秒台を目指して。

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「出る時は出ます」日本人未踏の100m9秒台を目指して。

スポーティ

10秒の壁突破への準備は整っている
2013年、高校3年生の春に日本人歴代2位の記録となる100m10秒01の記録を出し、一躍陸上界のスターとなった桐生選手。東洋大学に進学後も、追い風参考ながら海外の大会で9秒87を記録したり、リレーの選手としてオリンピック出場権獲得に貢献するなど、着実に力を伸ばしています。オリンピックイヤーの2016年を迎え、最高の舞台での活躍が期待される桐生選手に、今の心境をうかがいました。

桐生祥秀選手インタビュー

仲間とともにがんばった高校時代、そして親元を離れて大学へ

――小学校までサッカーをしていて、中学校から部活動で陸上を始めたそうですね。陸上をはじめたきっかけはなんでしょうか?

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兄がいるのですが、兄も小学校までサッカーをしていて中学校から陸上をしていました。その影響もあり、僕も中学校に入ったら「違うスポーツをやろうかな」という軽い気持ちで陸上を始めました。当時から短距離専門でしたね。今も長距離は苦手ですし、マラソンは走れません(笑)
中学校では普通の部活で、みんなで楽しくやっていたのですが、3年生の時、200mで全国2位まで行くことができました。



――高校は陸上の名門・洛南高校に進学し、3年生の4月、織田記念大会の100mで10.01の日本歴代2位の好記録を出しました。高校に入って一気にタイムが縮んだ要因をどう思っていますか?

誘われたということもありますが、陸上を真剣にやろうと思ったので京都の洛南高校に進学しました。毎日、朝練習のため、朝5時過ぎに起きて、彦根の自宅から6時の電車に乗って学校に通っていました。
高校では、先生(柴田博之監督)にフォームから直されました。朝から筋肉トレーニングをしたり、毎日2kgのメディシンボールを投げたり、体づくりもしっかり行いました。メディシンボールは校舎の3階に届く高さまで投げ上げることができるようになりましたね。タイムが伸びた要因は、真面目に陸上に取り組んだからでしょうか。負けず嫌いな性格もあって、先輩に負けたくないという気持ちで練習していました。また、ミニハードルの練習を、ずっとやっていたことが良かったと思います。

――高校時代で、いちばん記憶に残っているのはどの大会ですか。

やはり、夏のインターハイ(高校総体)が印象に残っています。高校1年と2年では勝つことができなかったのですが、高校3年生の時は100m、200m、そして400mリレーを含めて「3冠」を獲ることができました。また、部活の同級生と「せっかくだから、総合優勝してから卒業しよう」と話していたのですが、それも達成できました。仲間がいたから頑張れましたね。洛南高校に進学してよかったです。

――大学は東洋大学に進学しました。その理由を教えてください。

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先生(土江寛裕コーチ)と話して、ここならさらにレベルアップできると考え、東洋大学に決めました。寮でチームメイトと共同生活をして、食事の管理もきちんとしてもらっています。
大学1年時の7月、世界ジュニアでメダル(100mで銅メダル、400mリレーで銀メダル)を取ることができました。最初は先生と僕とで試行錯誤しているような感じでしたが、今は練習メニューについて、互いに「これをやらないといけない」という意思疎通がしっかりできていると思います。



――桐生選手にとって、陸上、短距離の魅力とは? また、リレーへの取り組みはどうしていますか?

陸上は、自分の成長がタイムで出るのでわかりやすいところが魅力だと感じています。
やはり、好きなのは100mですね。もともと100mを走っていて、200mはその流れで走るようになった感じです。でも今では、どちらも走れる選手になりたいので頑張っています。
リレーについては、海外の選手が練習しているのを見たことがないので比べることはできませんが、先生が専門としていた競技ですから、リレー特有のバトンの受け渡しや走り方など指導を受け、練習はしっかりやっていますね。

9秒台は出したい。ただ、それよりも世界大会でファイナリストになりたい

――2015年春先には、追い風参考ながらアメリカの大会で、100mで9秒87をマークしました。過去、日本の陸上史上、100mを9秒台で走った選手はいません。10秒を切るということは、桐生選手にとってどんな意味を持っていますか。

日本の陸上界を盛り上げるためにも9秒台を出さないといけないと思っています。注目されている中で出したいと思いますし、出るときは出ると思っています。練習では9秒台も出ていますし、個人的には大会でもそろそろ出るかなと思っています。ただ、そこまで9秒台に対して強い思いはなく、大きな目標としては世界大会でファイナリストになりたいと思っています。

――日本の陸上短距離は数々の名選手を輩出し、素晴らしい歴史を作ってきました。先輩たちの活躍を踏まえ、将来、どんな選手になっていきたいと考えていますか。

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僕らの代や10代の選手が頑張って、もっと陸上をみなさんに知ってもらえるようにしたいです。また日本の陸上選手と言えば、一番に「桐生祥秀」と自分の名前が出るように覚えてもらいたいですし、「あの人みたいに速くなりたい!」と子どもたちが憧れるような選手になりたいです。そのためには100mで9秒台を出して、そしてオリンピックや世界選手権などの大きな国際大会で結果を残し、みなさんの記憶と記録に残るような選手になりたいですね。

――いよいよオリンピックイヤーである2016年になりました。昨年12月には20歳にもなり、桐生選手は成人式も迎えました。何か特別な思いはありますか?

2015年10月にオリンピックの標準記録を突破してこの年を迎えました。良い流れで練習もできていますし、リオデジャネイロ五輪もあるので引き締まる思いです。スポーツ選手であれば、やはり、オリンピックに出場したい、走りたい思いがあるので、ぜひ実現させたいです。ただ、予選で負けたら意味がないので、準決勝、決勝とラウンドを重ねることができたらと思っています。
そして、2020年の東京五輪は24歳で迎えるのでちょうど良い時期だと思います。ただ、今は先のことを見るよりも、目の前のことを一つひとつやっていきたいと思っています。

totoを通して受けた皆さんからのサポートに、結果で応えたい

――totoの助成金は、さまざまなスポーツに役立てられていますが、陸上ではアスリート発掘育成プロジェクトクリニック事業、U16トップトレーニングキャンプ、U19強化研修合宿などをはじめとして、さまざまなサポートに充てられています。

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高校時代、トレーニングキャンプに参加して、先輩や他校の選手と知り合うことができて、とても刺激になったことを思い出します。totoを購入することを通じて、陸上を支援していただいて、とっても嬉しいです。合宿や遠征など何をするにも、やはり、費用がかかってしまいますので、大変感謝しております。陸上界を担う中学生や高校生のために、環境が整備されていくことは今後の日本の陸上を育てる、強くすることにつながっていくと思います。

――totoを購入することを通じて、陸上はもちろん様々なスポーツを応援してくれている陸上ファン、また広くスポーツファンの皆さんへメッセージをお願いします。

いつもtotoを買って、陸上をサポートしていただきありがとうございます。そのサポートに恩返しするのは、言葉ではなく、9秒台やオリンピックで良い走りをするなど結果を出すことだと思っています。今後もみなさんの支援や声援を力に変えることができるように努力していきますので、応援よろしくお願いします!

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