気になるデータを徹底公開!アールビーズ社「ランナー世論調査2016」結果を発表

気になるデータを徹底公開!アールビーズ社「ランナー世論調査2016」結果を発表

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ランニングは孤独なスポーツ。そう思われている方は多いでしょう。しかしだからこそ、「みんなはどうなの?」と周囲が気になることもあります。7月13日(水)にアールビーズ社の発表した『ランナー世論調査2016』は、まさに“他を知る”ための情報源となりそうです。

同社は81項目に及ぶ調査結果を発表しています。全項目を見たいという方は、公式サイト(http://runnet.jp/project/enquete/2016/)にてご確認ください。ここではランナー目線から厳選した気になる調査結果を、5つ抜粋してご紹介します。

<調査概要>
・調査期間:2016年5月27日〜6月5日
・調査方法:インターネット調査
・回収結果:12,934人(男性10,705人、女性2,229人)

ランニング以外で行っているスポーツ

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ランナーとはいえ、何も常に走ってばかりいるわけではありません。ランニングの延長で筋力トレーニング等を行っている方は、やはり多数に及びました。その他には「登山」「ゴルフ」「自転車」と続き、他スポーツにも積極的に取り組んでいる方が多いようです。中でも「登山」はトレイルランニング、「自転車」はトライアスロンにも繋がる要素を持っており、ランニングとの親和性が高いのかもしれません。

ちなみにアメリカでは走りながらゴルフする「スピードゴルフ」という競技があり、日本でも2014年に初めて選手権大会が開催されました。興味のあるものがあれば、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

各競技種目への興味

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“ランニング”と言っても、関連種目はさまざまです。走ることでどのような種目に挑戦しようと考えているのか。やはり「フルマラソン」「ハーフマラソン」がTOP2を締めましたが、より長い距離を走る「ウルトラマラソン」も多くの回答を集めています。日本にランニングブームが到来してしばらく経ちますが、ハーフ・フルマラソンを攻略後、「もっと距離を伸ばしてみようか」等と興味を持つ方が多いのかもしれません。

ランニングを続ける理由

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始めたのは良いものの、なかなかランニングが続けられない。恐らく多くのランナーが、同じような悩みに直面していることでしょう。調査結果を見ると、日本のランナーは「レース志向」が強いことが分かります。レースという目標を決め、完走あるいはそこでの記録を目指し取り組んでいるということ。

敢えて“日本のランナーは”と書きましたが、海外では必ずしもレースが理由とは限りません。本調査でも3番目にランクインしていますが、ランクインを“楽しみ”として生活に組み込んでいる方が海外では多いのです。私も旅行するたび、見知らぬ地を走ることを大きな楽しみにしています。あるいはファンランイベントも国内で増えつつありますが、レースを離れても走ることを楽しみとして取り組む風土が、少しずつ出来てきているのかもしれません。

シューズを購入する場所

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「ランニングを始めよう!」と決めたとき、多くの方はまずシューズを購入されることでしょう。その際、いったいどこへ足を運ぶでしょうか。ランナーの大多数は、シューズの購入場所として総合スポーツ用品店を選択しているようです。確かにメーカーに限らず最新のシューズを販売していますし、タイミングによってはお買い得品をゲットできるかもしれません。また、ついでにウェアなど他アイテムを購入することもできますので、利便性が高いでしょう。

しかしこれに対し、メーカー直営店という回答も少なくありません。都市圏を中心として直営店は増加傾向にあり、また、ランナーの中にも「シューズはこのメーカー」と決めている方がいるはず。総合スポーツ用品店では店側が選んだシューズのみを取り扱っていますが、直営店は自社製品のみのため豊富なラインナップが可能。ランニングに詳しいアドバイザー等がいる場合も多く、安心してシューズ選びができるのもポイントと言えそうです。

尚、インターネットでの購入経路も無視できません。実店舗に比べれば比率こそ少ないものの、例えば同じシューズをリピート購入するなら、試着も不要なためインターネットが便利でしょう。店舗がない分だけ安価で購入できる可能性もあり、最近ではメーカーもオンラインショップを開設しています。

もらって嬉しい参加賞

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最後にランナーのみならず、大会運営者にも気になるデータをご紹介します。大会に参加すると、必ずと言ってよいほど受け取る参加賞。定番といえばTシャツやタオルですが、いくつも大会に出走しているランナーからは「Tシャツが増えすぎて困る」「もうタオルはいらない」なんていう声も。実際はどうなのか調査結果を見てみると、まだまだTシャツ・タオルは人気が高いことが分かりました。確かにどちらもランニング時に使用できるアイテムのため、使い道の少ないものより万人受けすることでしょう。

しかし、これら定番の参加賞を抑えたのが、ご当地の名産品です。今やマラソン大会は全国各地で開催されており、旅行がてら遠征するという方も少なくありません。そうなれば、その土地だからこそもらえる名産品は、良い思い出にもなることでしょう。私も過去、野菜やお菓子など頂いたことがありますが、自宅で待っていた家族にも非常に好評でした。参加賞は、これからもっと多様化してくるかもしれません。

ランニングに向けた考えや掛ける費用などは、人それぞれ異なって当然です。しかし何かのタイミングで、ふと周囲の意見が気になることがあるのではないでしょうか。あるいは、今後のランニング市場における動向を考えるうえでも、1つの参考となるデータと言えそうです。

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