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昨今、働き方の多様化によって増加傾向にあるフリーランス。しかし企業に属さない方々にとって、健康管理は大きな課題の1つと言えるでしょう。そんなフリーランスに向けて、2016年11月10日（木）から1泊のイベントが開催されました。

イベント会場は宮城県女川町。フリーランスといえば“学び”や“交流”をメインとしたイベントが数多く行われていますが、今回はさらに“健康”を意識したプログラムが含まれます。動き、学び、食べるイベント。その全容をご紹介しましょう。

動くプログラム

動くプログラムでは、「ランニング」「登山」が取り入れられました。東北の誇る自然を満喫し、さらに東日本大震災後の復興状況まで見て・感じられるプログラムです。

＜石巻to女川ランニング＞

11月10日（木）、イベント参加者のうち数名は、会場から約16km手前にある石巻駅に集合しました。任意のプログラムとして、会場となる女川までランニングで向かいます。

荷物を車で運んでもらい、ゆったり景色や会話を楽しみながらランニング。石巻から女川へと続くエリアは、東日本大震災で大きな被害を受けました。道中には復興途中という場所も多く、なかなか知ることのない“被災地の今”を見られるプログラムでもあります。

女川町へ近づくにつれて自然が増え、山や海などに囲まれていきます。幸いにも天気に恵まれ、非常に清々しく気持ちいいランニングプログラムとなったようです。女川まで、皆さん怪我なくしっかり走りきることができました。

＜黒森山登山＞

女川到着後、現地合流の参加者も含めて、女川駅裏にある黒森山へ登山。現地のネイチャーガイドさんの案内があり、初女川という方でも安心です。

ちょうど紅葉の季節。道中では素晴らしい景色に出会えました。女川には徒歩圏内にこうした山々が点在しており、いつでも気軽に自然を楽しめる地域です。ホタテや秋刀魚、そしてお刺身など…。その大きさと美味しさに、参加者の皆さんは舌鼓を打たれたようです。東京から来た方からは「こんなの食べたことない」と嬉しい声も。これだけでも「来てよかった！」と感じられたのではないでしょうか。

目的地からの景色も格別。出発地点だった女川駅付近をはじめ、町全体が展望できました。青い空と海のコントラストに、つい目を奪われてしまいます。

尚、女川駅には温泉施設が併設されており、登山後はそちらで汗を流しました。自然を楽しんで温泉で癒される・・・ランナーにはありがたい環境です。

学ぶプログラム

学びのプログラムでは専門家を招き、「経理」「ランニング」について学びます。会場となったのは、女川駅すぐの場所にある『女川フューチャーセンターCamass』。コワーキングスペースとしても利用できる、とても綺麗な施設です。

＜フリーランスのための経理講座＞

ひとり税理士として活躍されている、井ノ上陽一氏による経理講座。確定申告はもちろん、税金対策をはじめ、フリーランスにとって役立つ情報満載でした。税理士としての知識はもちろん、ご自身もフリーランス的な立場で活動されている実体験があるので、非常に分かりやすかったように感じます。

＜怪我しないためのランニング講座＞

ランニング講座は私が担当させていただきました。記録向上などを目指すランニングスクールは数多くありますが、今回は“長く健康的に走り続ける”ことに重点を置いた内容。怪我の原因から対策、ランニングフォームまで。座学だけでなく、実際に姿勢や腕振りなどを確認しつつ、ウィークポイントや改善トレーニングなどもお伝えさせていただきました。

＜朝の魚市場見学＞

2日目の朝は、早朝から移動して魚市場見学。漁船が港へと到着し、さまざまな種類の魚が水揚げされるまでの過程を、目の前で見学させてもらいました。女川は獲れる魚の種類がとても豊富です。

食べるプログラム

そしてイベントのお楽しみプログラムが、やはり女川の海の幸を堪能できる“食”でしょう。今回は初日の夜、『海鮮バーベキュー』が行われました。

ホタテや秋刀魚、そしてお刺身など…。その大きさと美味しさに、参加者の皆さんは舌鼓を打たれたようです。東京から来た方からは「こんなの食べたことない」と嬉しい声も。これだけでも「来てよかった！」と感じられたのではないでしょうか。

フリーランスの中には、つい運動不足になりがちという方が多いはず。また、健康管理もなかなか行き届かず、不安を抱いている方がいるかもしれません。本イベントは女川町の復興にも繋がるもの。スポーツを取り入れた点がフリーランス向けでは非常に珍しく、しかし、得るものの多い貴重な時間になったのではないかと思います。

自然環境に恵まれた女川町は、イベントのみならず登山やランニング、あるいはサイクリングなどを楽しみに訪れる場所としても、最適な環境でした。