自分たちでスポーツを創って楽しむ!麻布ゆるスポーツユナイテッド開催

自分たちでスポーツを創って楽しむ!麻布ゆるスポーツユナイテッド開催 DO

自分たちでスポーツを創って楽しむ!麻布ゆるスポーツユナイテッド開催

スポーティ

世界ゆるスポーツ協会が、東京都港区と共同で行った「麻布ゆるスポーツユナイテッド2016」。
このイベントは、外国人との多様な交流機会を創設し、麻布の魅力を高める取組で、港区に在住・在学・在勤している方を一般募集し、数回のワークショップを経て新しいゆるスポーツを開発するというものです。

昨日、港区立東町小学校にて行われた「麻布ゆるスポーツユナイテッド2016」は、ワークショップにて新たに開発されたゆるスポーツを体験できるイベント。一体どんなゆるスポーツが生まれたのか、イベントの様子とともにレポートしたいと思います。

飴が飛び出す!ポンポンキャンディ

まずは、新競技「ポンポンキャンディ」から。ポンポンキャンディは、頭に付けたカゴの中に飴のように装丁されたボールをたくさん入れ、落とさないように縄跳びを行うというもの。

三人一組のグループ内で縄を回す人と跳ぶ人に分かれ、10回跳べるまでのタイムを競います。跳んでいる途中に飴を全て落としてしまうとカウントは一旦ストップ。全ての飴を拾ってカゴに入れなおさなくてはいけません。そのため、回す人と跳ぶ人のチームワークが好タイムを出す際の鍵となります。

麻布ゆるスポーツユナイテッドポンポンキャンディ1
焦るあまり勢いよく跳んでしまうと・・・

麻布ゆるスポーツユナイテッドポンポンキャンディ2
こうなります。

開発メンバーに話を聞いてみると、このポンポンキャンディという名前、実は開催日直前に決まったそうです。元々、ただのボールを使っていたのですが、勢いよくボールが弾け飛ぶ様子を見て「お菓子箱から飛び出す飴みたい。」とふと思いつき、急遽飴をモチーフにすることになったと言います。

ちょっとした思いつきでボールから飴へと大きく変貌を遂げるあたり、まさに“ゆる”スポーツならではです。

なかなか厄介!ゴキゴキバンバン

麻布ゆるスポーツユナイテッドゴキゴキバンバン1

続いて紹介するのは、座ったまま競技できるように開発された「ゴキゴキバンバン」。名前の通りゴキブリに見立てたボールをバンバン叩いて対戦する、ホッケーのようなスポーツです。

三角巾とエプロンを装着したら、「ゴキゴキ!」の掛け声とともに試合開始。あとはゴキブリを退治するかのようにひたすら叩いて、相手の陣地へと送ります。

実際にやってみると、同じように叩いても、勢いよく転がっていったり、全く動かなかったり、さらには自分の方へと転がってきたりと中々思い通りにボールを運ぶことができず、中々大変。時間経過とともにボールが次々と投入され、慌ただしくなっていくため、気づけば夢中になって叩いていました。

麻布ゆるスポーツユナイテッドゴキゴキバンバン2
ゴキブリボールたち。意外とかわいい?

今回のテーマが「国際交流」ということで、世界共通の害虫であるゴキブリを使うことにしたそうで、コンセプトも明確。座りながら出来、ルールも単純なので、老若男女問わず誰もが楽しめるゆるスポーツだと思います。

選択が重要な「アワアワ!せんたくテニス」

今回麻布ゆるスポーツユナイテッドで考えられたゆるスポーツの中で、実際に体験してみて一番面白かったのが「アワアワ!せんたくテニス」です。洗濯物を使った球技であるこのゆるスポーツは、二人一組で持った洗濯物をラケット代わりに、バランスボールを打ち合って勝負します。

麻布ゆるスポーツユナイテッド

ボールはノーバウンド、もしくはワンバウンドしてから返すのですが、一度使った洗濯物はネットに干し、新しい洗濯物をカゴから出して使わなければいけません。ここで大事なのが“洗濯”ならぬ“選択”。カゴに入っている洗濯物の量は決まっており、カゴが空になった後は最後の1枚を使い続ける必要があるからです。

体験すると分かるのですが、“打って”、“干して”、“取り出して”と1回のラリー中にやることが多く、アワアワしてしまいます。終わった後の疲労感から、見た目以上に運動していたんだと気づかされました。もうお分かりかもしれませんが、“アワアワ”も“泡”にかかったネーミングとなっています。

麻布ゆるスポーツユナイテッド全体を通してもかなり盛り上がっていたこの新競技。ネーミング、フォトジェニックな見た目、競技の面白さ、どれを取ってもゆるスポーツそのものでした。

麻布ゆるスポーツユナイテッド
いっせ〜の〜・・・

麻布ゆるスポーツユナイテッド
せっ!!

盛りだくさんだった麻布ゆるスポーツユナイテッド

最後に、親子向けに開発されたゆるスポーツ、「おしりっぽ」の紹介です。
最後は「おしりっぽ」の紹介です。親子で遊べるように開発されたこのゆるスポーツは、おしりにつけたしっぽを踏まれないように逃げながら、相手のしっぽを踏むというもの。単純明快なルールなだけに、自然と盛り上がれる競技になっています。
おしりっぽ
守りながら攻めるため、白熱します。コツは腰の回転でしっぽを上げること。

麻布ゆるスポーツユナイテッドでは、今回新たに作られた4つのゆるスポーツの他にもたくさんのゆるスポーツが体験できるようになっていました。親子ゆるスポーツである「うんちリレー」や「イヤイヤボール」を始め、「シーソー玉入れ」に「スピードリフティング」などなど。どれも見た目や名前が面白く、みんなで楽しめるものばかりです。

麻布ゆるスポーツユナイテッド
小さいお子さんもこの笑顔。一方、右の子は真剣です(笑)
麻布ゆるスポーツユナイテッド1
こちらも真剣に狙います。イヤイヤボールは、不規則に弾むボールをカゴに入れる競技です。
麻布ゆるスポーツユナイテッド2
チームワークが鍵となる「スピードリフティング」も登場。
麻布ゆるスポーツユナイテッド3
「寝たいアスロン」は、目隠しをした状態でハイハイし、毛布を見つけ二度寝するまでの速度を競うゆるスポーツ。

外国人や親子で楽しむ様子があちこちで見られた今回の「麻布ゆるスポーツユナイテッド」。今後は違う地域で開催される可能性もあるそうなので、機会がある方はオリジナルのゆるスポーツを作るor体験してみてはいかがでしょうか。盛り上がれること間違いなしです!

photo by 杉浦愛実,中村勇貴

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