世界一奪還へ!WBCをいつもより熱く観る方法 世界一奪還へ!WBCをいつもより熱く観る方法【5】〜準決勝、決勝(勝手に)シミュレーション

世界一奪還へ!WBCをいつもより熱く観る方法【5】〜準決勝、決勝(勝手に)シミュレーション WATCH

世界一奪還へ!WBCをいつもより熱く観る方法 世界一奪還へ!WBCをいつもより熱く観る方法【5】〜準決勝、決勝(勝手に)シミュレーション

スポーティ

2大会ぶり、3度目の世界一を目指す侍ジャパン。前回で1次ラウンド、2次ラウンドの勝ち上がりシミュレーションをしました。「WBCをいつもより熱く観る方法」最終回となる今回は、いよいよ準決勝と決勝のシミュレーションをしてみます。

準決勝は3月21日または22日、決勝は3月23日に行われます(いずれも日本)。球場はアメリカ、ドジャー・スタジアム。まずは2次ラウンドを日本が何位で通過するか、プールC、Dからどの国が勝ち上がってくるかが見所です。

ベスト4進出は日・韓・米・ドミニカ

では、プールCからおさらいしましょう。こちらにはアメリカ、ドミニカ共和国、カナダ、コロンビアが所属しています。悲願の世界一奪取のためドリームチームで臨むアメリカと、前回覇者ドミニカ共和国の1次ラウンド突破は堅そうです。

プールDはメキシコ、プエルトリコ、ベネズエラ、イタリア。過去のWBC実績を見るとかなり実力が拮抗したグループです。勝ち上がるのは、WBC4大会連続出場を果たし、メジャーでは走攻守揃ったスーパースターとして名高いカルロス・ベルトランを擁するプエルトリコ。

そして、2012年にメジャーで三冠王のミゲル・カブレラを筆頭に、3年連続200安打達成中のホセ・アルトゥーベ、マリナーズで「キング」の異名を持つエース、フェリックス・フェルナンデスなどが揃ったベネズエラでしょうか。

そうなると、プールC、Dは2次ラウンドをアメリカ、ドミニカ共和国、プエルトリコ、ベネズエラで争うことになります。これはどの国が勝ち進んでもおかしくない。2次ラウンドにはもったいないような組み合わせです。

開催地という優位性と、メジャーリーガーを揃えた本気度合いからアメリカ、そして総合力でドミニカ共和国が準決勝に進出すると予想します。

準決勝進出と予想の、ドミニカ共和国

メジャーオールスター軍団に、侍は勝てるか。

さて、それぞれの2次ラウンド。仮にプールABの山からは日本1位、韓国2位で通過したとしましょう。プールCDの山からはドミニカ共和国、アメリカの順で進出したと仮定します。

すると日本は、22日の準決勝でアメリカと対戦することになります。準決勝以降は、負けたら終わりのトーナメント方式。WBC史上最強とも呼べるメンバーを揃えたアメリカが相手です。

アメリカは何と言っても破壊力のある打線が脅威です。主砲は2年連続二冠王のノーラン・アレナドと、2014年ホームラン王のジャンカルロ・スタントン。ランナーをためてこの2人を迎えると、大量失点の恐れがあります。

2014年ホームラン王のジャンカルロ・スタントン選手

また、レンジャーズ、タイガースで長きにわたり内野手のレギュラーに君臨しているイアン・キンズラーも主軸の一人。メジャー通算打率こそ高くありませんが、30本塁打30盗塁を2度達成しているプレイヤーで、メジャー版山田哲人といったところ。

準決勝の構図は、アメリカの超重量打線を侍投手陣がどう抑えるか。日本は2次ラウンドから間隔が空くのに対し、アメリカは19日で2次ラウンドを終え中2日で試合です。2次ラウンドの疲労や登板間隔の調整で浮き足立つアメリカ投手陣の隙を突き、得点を重ねられるかどうかです。

また、準決勝から球数制限は95球になります。小久保監督は、先発の調子を見ながら、極力長いイニング数を稼いでもらいたいと思っているでしょう。中盤から終盤にかけての投手リレーが鍵です。例えば、先発、菅野智之が7回まで、8回を則本昂大、最終回を千賀滉大が締めるというのもありだと思います。

出てこい侍ラッキーボーイ

仮にこの継投で勝ち進んだとしたら、翌日の大事な決勝戦の先発は誰になるのかという問題が発生します。

短期決戦で優勝するには、ラッキーボーイの登場が必要不可欠。侍ジャパンで言えば則本、菅野に次ぐ3人目エースでしょう。むしろ1次ラウンド、2次ラウンドの投球を見る限りこの2人より安心して任せられる、と思えるようなピッチャーが出てきてほしい。反対にどんな大会でも、ジョーカーの出てこないチームの世界一獲得は難しいです。

候補となるのは石川歩、武田翔太、藤浪晋太郎あたりでしょうが、抑え候補の松井裕樹も面白いと思います。例えば松井がどんな登板機会でも完璧に抑える投球を続けたら、千賀を先発に回すことができます。

決勝戦。石川が3回、千賀が3回を投げます。ワンポイントで宮西尚生を入れながら牧田和久、平野佳寿などで7、8回を凌ぎます。胴上げ投手の権利を持つのは弱冠21歳の守護神、松井です。

弱冠21歳の守護神、松井裕樹選手

もう一つの準決勝、韓国対ドミニカ共和国は連覇を狙うドミニカ共和国が勝ったとします。ドミニカ共和国の投手陣は2枚看板です。

トルネード投法で昨年はメジャー18勝、過去20勝到達も果たしているジュニー・クエトと、2013年にメジャーデビューし、2015年、2016年と2年連続2桁勝利の成績を残しているカージナルスの若きエース、カルロス・マルティネスの両右腕。当然、侍ジャパン打線の鍵を握るのは左打者です。

ドミニカ戦希望先発オーダー

1.青木宣親(右)
2.菊池涼介(二)
3.山田哲人(指)
4.筒香嘉智(左)
5.中田翔(一)
6.坂本勇人(遊)
7.秋山翔吾(中)
8.大野奨太(補)
9.田中広輔(三)

ドミニカ戦予想試合展開

チーム  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
日本   1 0 0 0 1 1 0 0 0 3
ドミニカ  0 0 0 1 0 0 0 0 0 1

投)石川−千賀−牧田−宮西−平野−松井
捕)大野
本)山田1 

主軸となる左打者の青木宣親、筒香嘉智にはもちろん期待です。しかし、決勝戦のラッキーボーイは下位打線にあると思います。秋山翔吾と田中広輔。彼らが恐怖の7番9番として機能し、相手投手が打者1巡で2度、クリーンアップと対戦するような感覚に陥るなら勝機はあると思います。

シミュレーションでは、初回に山田哲人の今大会初アーチで先制。4回に同点にされるも、5回にすぐさま秋山のタイムリーで勝ち越し。続く6回は田中のチャンスメイクから筒香のタイムリーで貴重な追加点。5回以降は小まめな継投策で幾度もピンチを切り抜け、日本は世界一に返り咲くのです!

4年に1度しか行われない、野球の世界最高峰の戦い、WBC。各国も本気で世界一を狙ってきています。第1回、第2回の世界チャンピオンとして、強い侍ジャパンが観たいものです。

まずはルールやレギュレーションを押さえて、日本とライバル国のキーマンに注目し、過去の歴史に思いを馳せながら、皆さんそれぞれのシミュレーションをしてみてください。

きっと、WBCをいつもより熱く観ることができます。


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