サッカーの力で日本を元気に!JPFAチャリティーオークション開催

サッカーの力で日本を元気に!JPFAチャリティーオークション開催 SUPPORT

サッカーの力で日本を元気に!JPFAチャリティーオークション開催

スポーティ

日本プロサッカー選手会(JPFA)は、東日本大震災が発生した2011年から、継続的に復興支援を行ってきました。チャリティーオークションは、毎年多くのサッカーファンの方々の協力により、今年で7年になります。
今回、日本プロサッカー選手会の会長である高橋秀人(神戸)選手へ、自身が復興支援で感じた点や、選手会としての今後の目標を聞きました。

選手会会長として、サッカー選手としての成長の1年

ーー今シーズン、クラブや個人を振り返って、どういったシーズンでしたか。

初めてFC東京からヴィッセル神戸へ移籍をしたのですが、住む環境やチームの色、やっているサッカーが変わって、自分の特徴を生かせないのではないかとの葛藤はありました。ただ、1年を振り返ってみると、悩んだ事で自分の幅は広がったと思いますし、自分の活かし方やチームの活かし方も学ぶ事ができたので、移籍して良かったと思っています。

ーー選手会の会長という立場になってから、自身が変わったと感じる部分はありますか。

今まで以上に客観的に物事が見られるようになりました。客観的な目線でいなければいけない選手会の会長をやっているからこそ、自分がそのように成長できたのだと思います。

ーー選手会会長として、現在、どのような活動を行っていますか。また、今後の目標や選手環境で充実させたい事などありますか。

まず、選手の生の声を聞く事を常に心掛けています。選手会は、選手に「どういう改善をして欲しいのか、どういった方向に進みたいのか、また、労働環境がどうあるべきなのか」などを聞き、海外の事例や日本の他のスポーツなどの事例を参考に、日本のプロサッカー選手がどういう存在であるべきなのかを常に模索しています。
その中で気付いた事を大事にしながら、今まで選手会の会員や理事、選手会事務局の皆さんが積み重ねてきた経験を元に、問題を改善していきたいです。さらに、選手の地位向上や、日本サッカー界にこれからどうサッカー選手として関われるか、といった事を総合的に考えて、色々な形で発信したいと思っています。


ふれあい活動“グリーティングDAY” in 宮城

人の為だけではなく、自分の為にも

ーー沢山の活動の中で実際に復興支援活動へ参加したとの事ですが、何を感じましたか。また今後どのような形で活動を行っていきたいと考えますか。

他人の言葉やメディア、マスコミが報道する内容と、実際に足を運んで自分で物事を捉えるのでは、全く感覚が異なると感じました。また現地に行き、困っている人や、崩壊した建物の様子を見て、そもそも自分が出来る事は僅かな事しかないのではないかと、もどかしさを感じた部分もありました。

そんな中で、「まずは一歩踏み出さなければいけない」、何を一歩目にするかという事でチャリティーオークションを行う事にしました。オークションを行う中で、 “人の為にやっているからかっこいい”という感覚ではなく、“自分の為でもある”という感覚になれたときに、人としても成長ができると感じました。
今後も日本のサッカー界のためだけではなく、色々な形で自分の出来る事で貢献していきたいと考えています。

ーー最後に、チャリティーオークション、チャリティー募金参加者の皆さんへメッセージをお願いします。

オークションにご参加いただきまして、本当にありがとうございます。
私たちが出来る事は限られていますが、その限られている事を精一杯みなさんと一緒にやる事で、一つの大きな成果になると思っていますので、引き続きご協力いただければと思います。
どうぞよろしくお願い致します。


JPFAサッカースクール in 南三陸

1月15日より第3弾オークションが行われ、日本代表の槙野智章選手、遠藤航選手、西川周作選手、興梠慎三選手(以上、浦和レッズ)の直筆サイン入りスパイクやユニフォームが出品されます。

チャリティーオークションの売り上げは、被災された地域や避難された子供達が、今まで通りいつでもサッカーを楽しむ事ができる活動資金に活用されます。
サッカーファンの皆さんの協力をお待ちしています。