<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	xmlns:mobileclip="http://sportie.com/feed"
	>

<channel>
	<title>Sportie [スポーティ]松田華音 &#8211; Sportie [スポーティ]</title>
	<atom:link href="https://sportie.com/tag/%e6%9d%be%e7%94%b0%e8%8f%af%e9%9f%b3/feed" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://sportie.com</link>
	<description>いつもの毎日にスポーツをプラスするWEBメディア「Sportie（スポーティ）」</description>
	<lastBuildDate>Fri, 10 Apr 2026 02:02:21 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>hourly</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>1</sy:updateFrequency>
			<item>
		<title>フィギュアスケート羽生結弦×ピアニスト松田華音 それぞれの表現のかたち:後編</title>
		<link>https://sportie.com/2017/10/hanyu2</link>
		<comments>https://sportie.com/2017/10/hanyu2#respond</comments>
		<pubDate>Thu, 26 Oct 2017 06:00:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator>GROWING</dc:creator>
				<category><![CDATA[SUPPORT]]></category>
		<category><![CDATA[growing]]></category>
		<category><![CDATA[TOPICS]]></category>
		<category><![CDATA[ピアノ]]></category>
		<category><![CDATA[フィギュアスケート]]></category>
		<category><![CDATA[松田華音]]></category>
		<category><![CDATA[羽生結弦]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://sportie.com/?p=23539</guid>
		<description><![CDATA[前編はこちら 楽曲に対して情熱を注げるか、深みを追求できるか 松田　羽生選手は美しさや表現力について、どのようにお考えですか？ 羽生　フィギュアスケートは技術的なことがすごく目立つ競技です。レベルの高いプログラムで、ジャ [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<blockquote class="indent">
<p>
松田さんによるショパン『バラード第１番』の演奏を聴いて様々なものを受け取った羽生選手から言葉が溢れて止まらない。演奏のみならず対談を通して、それぞれの世界で極めているからこその感性や感覚をシェアすることで、お互いの世界は更に広がっていった。</p>
</blockquote>
<p><a href="https://sportie.com/2017/10/figureskating_piano-1">前編はこちら</a></p>
<h3>楽曲に対して情熱を注げるか、深みを追求できるか</h3>
<p><strong>松田</strong>　羽生選手は美しさや表現力について、どのようにお考えですか？</p>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_6.jpg" alt="" width="393" height="593" class="alignleft size-full wp-image-23510" /></p>
<p><strong>羽生</strong>　フィギュアスケートは技術的なことがすごく目立つ競技です。レベルの高いプログラムで、ジャンプなどをすべてきれいに決められれば、それが究極。その中で、「これを伝えよう」「あれを伝えよう」とやりすぎると、ぐちゃぐちゃになっちゃってミスも増えて、最終的に伝わらないことが多いかなと思います。自分の気持ちだってぐちゃぐちゃになっちゃうし。松田さんは思いどおりにいかない時ってどうしますか？</p>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_7.jpg" alt="" width="393" height="593" class="alignright size-full wp-image-23496" /></p>
<p><strong>松田</strong>　コンサートや演奏会で弾いていて、「ここ思いどおりにいかなかったな」ということは必ずあります。でも私はやっぱり、音。出す音のことを考えないといけないので、技術より曲のイメージや、伝えたいメッセージを考えています。</p>
<p><strong>羽生</strong>　例えば、演奏途中で音が１個飛んだりしても、その場で完全に忘れ去ってるんですか？</p>
<p><strong>松田</strong>　忘れ去ってますね（笑）。シャットアウトしないとまた同じことを繰り返す可能性があったり、音楽が止まってしまったり……。イメージを、ストーリーを続けていかないと曲が続いていかないので、ミスのことは忘れます。実際、演奏した後「今日間違ってたよね」って言われても「そうだったっけ？」って思うことがあります。</p>
<p><strong>羽生</strong>　僕もジャンプとかでミスったことを忘れてる時が結構あります。</p>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_8.jpg" alt="" width="800" height="267" class="alignnone size-full wp-image-23497" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_8.jpg 800w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_8-300x100.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_8-768x256.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_8-680x227.jpg 680w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></p>
<p><strong>松田</strong>　羽生選手は、曲選びはどうなさってるんですか？</p>
<p><strong>羽生</strong>　フリーに関しては、最近５〜６年は自分で選曲しています。その基準は自分がそのプログラムに対してどれだけ興味を持っているか。その曲だけで１年２年ぐらい滑らなきゃいけなくて、毎日滑っているからやっぱり聞き飽きてきたりもしちゃう。情熱を注げるか注げないかってすごく大きいんです。だから“深み”がないと追求しきれない。でもフィギュアスケートの場合、曲が難しすぎると、見ている方々は「ああ難しいな」で終わっちゃう。</p>
<p><strong>松田</strong>　うんうんうん。そうですね。</p>
<p><strong>羽生</strong>　だからそれはすごく注意します。どういう曲がみなさんに伝わりやすいのか、自分の伝えようと思えるものが伝わるか。</p>
<p><strong>松田</strong>　すごいです。でも難しい。私の場合リサイタルだと１時間半弾いてなければならないので、体力が持つかどうかも計算して。ゆっくりな曲ばっかりだと体力的には楽ですが、聴いている人はつまらないじゃないですか。</p>
<p><iframe width="640" height="360" src="https://www.youtube.com/embed/5dW408I9CBM" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></p>
<h3>支えがあるから、夢に向かってがんばれる</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_9.jpg" alt="" width="393" height="593" class="alignright size-full wp-image-23498" /></p>
<p><strong>羽生</strong>　松田さんは６歳からモスクワでピアノを学んでいて、今はロシア政府の特別奨学生としてモスクワ音楽院に在籍しているんですよね。ロシアの芸術の分野には、若い才能を育てる文化みたいなものがあるんですか。</p>
<p><strong>松田</strong>　はい。ロシアは芸術を支える仕組みがしっかりしていると感じます。私が卒業したグネーシン音楽学校は、基本的には全員、学費が全額免除でした。ただし、常に厳しい試験があって、基準にふさわしくない人は翌年から学費がかかったり、合格点をとれないと退学処分になったりします。厳しいですが、そういうシステムは素晴らしいと思います。現在のモスクワ音楽院は、ロシア人のトップ40人は学費が全額免除です。私は外国人枠でなく現地ロシア人と同じ試験を受けて政府特別奨学生に選んでいただきました</p>
<p><strong>羽生</strong>　すごいですね。僕もJSCトップアスリートとして、スポーツくじ（toto・BIG)の収益による助成により支えられています。スケートはすごくお金のかかるスポーツなので、このような助成の仕組み、そしてたくさんのファンの応援に力をもらいながら夢に向かってがんばっています。</p>
<p><strong>松田</strong>　私も皆さんに支えて頂いていることに感謝しながら、これからもがんばっていこうと思います。</p>
<h3>一つひとつの動き、音。全てに意味をこめる</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_10.jpg" alt="" width="393" height="593" class="alignleft size-full wp-image-23499" /></p>
<p><strong>羽生</strong>　松田さんは6歳からずっとモスクワで暮らしてるんですよね。現地でのスケート人気はどうですか？</p>
<p><strong>松田</strong>　はい、大人気です。モスクワ市内にはスケートリンクがたくさんあって、赤の広場も冬にはリンクができます。ですから選手を応援するのはもちろん、大勢の市民が日常的にスケートを楽しむ環境にあります。私も時々「滑ろうよ」と誘われるんですが、ケガをすると演奏に影響が出るのでやったことはないんですけど。</p>
<p><strong>羽生</strong>　僕はロシアの振付師の方にも教わったことがあるんです。その時に教わったのは、メリハリだったり力強さだったり、呼吸の使い方、体の動かし方とかなんです。そして今日、松田さんの演奏にもそれがすごく出ていて、共感するところがありました。松田さんにとって、ロシアで培ってきて「これが一番ためになった」というものは何ですか？</p>
<p><strong>松田</strong>　グネーシン音楽学校のエレーナ・イワノーワ先生が、12年間学んでいた私にずーっと言ってくださっていたことがあります。それは「絶対に意味のない音を弾くんじゃない」ということです。必ず一音一音に意味を作りなさいと。フレーズに言葉をつけたりストーリーを考えたり。そのためにはこの本を読みなさい、この映画を見なさい、この絵を見なさいって。</p>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_11.jpg" alt="" width="393" height="593" class="alignleft size-full wp-image-23500" /></p>
<p><strong>羽生</strong>　うーん。なるほど、勉強になります。</p>
<p><strong>松田</strong>　先生が教えてくださったのは、体の使い方もですね。私は普通のピアニストの方に比べて手が小さくて腕も細めなので、どうやって力を入れたらどんな音が出るかとか、どこで力を抜くかとか、そういうことを。</p>
<p><strong>羽生</strong>　僕らの競技も体の特徴がすごく影響します。スタイル、身長、手足の長さ。僕もロシアの先生に教わった時に「あなたはせっかく手足が長いんだから、もっと使いなさい」と、そういう具体的なことを教えてもらえたことをあらためて思い出しました。実は今シーズン、フリープログラムで『SEIMEI』（映画『陰陽師』サウンドトラックより）という曲を使用するんですけど、このプログラムでも一つひとつの振り、単純な基本動作にも意味をもたせなさいってすごく言われています。今日は松田さんとお話しして、共通する部分がたくさんあるなあって思いました。</p>
<h3>新たなステージをめざす、それぞれの道</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_12.jpg" alt="" width="393" height="593" class="alignright size-full wp-image-23501" /></p>
<p><strong>羽生</strong>　松田さんの今後の目標や予定を教えてください。</p>
<p><strong>松田</strong>　2017年6月に2枚目のアルバム『ムソルグスキー:展覧会の絵』がリリースされました。秋からはそのアルバムのリサイタルがたくさんあるので、みなさまに喜んでいただける演奏ができるようがんばっていきたいと思います。このアルバムの8曲目に『マーキュシオ』（《ロメオとジュリエット》より10の小品 作品75:第8曲）という曲が収録されているのですが、この曲を羽生選手がスケートで滑ったらどんなふうになるんだろうなと、個人的にそんなことも想像しています。</p>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_13.jpg" alt="" width="393" height="593" class="alignleft size-full wp-image-23502" /></p>
<p><strong>羽生</strong>　聴きに行きたいですねー。シーズン中かなー（笑）。</p>
<p><strong>松田</strong>　羽生選手は平昌オリンピックが控えていますが、意気込みを聞かせてください。</p>
<p><strong>羽生</strong>　オリンピックに向けて自分の体調管理とかをしっかりやりたいですね。あとはケガがつきもののスポーツなので、とにかくケガに気をつけて、毎日練習をがんばっていけたらいいなっていうのが今の気持ちです。</p>
<p><strong>松田</strong>　がんばってください、応援しています。</p>
<p><iframe width="640" height="360" src="https://www.youtube.com/embed/K6HxQ6NBOww" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></p>
<p><a href="https://sportie.com/2017/10/figureskating_piano-1">前編はこちら</a></p>
<p><div class="post-info">
<h3 class="post-info-title">INFORMATION</h3>
<p>
<img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_01.jpg" alt="" width="140" height="140" class="alignleft size-full wp-image-23504" /><strong>羽生 結弦　はにゅう ゆづる</strong><br />
1994年12月7日、宮城県仙台市生まれ。ANA所属。４歳から姉の影響でフィギュアスケートを始める。2007-2008シーズン、中学1年で全日本ジュニア選手権で3位となる。2009-10のシーズンではジュニアグランプリファイナルで史上最年少の14歳で優勝。シニア参戦以降の主要な戦績として、2014年ソチオリンピック男子シングル優勝。2014年世界選手権・2017年世界選手権優勝。グランプリファイナル4連覇（2013年-2016年）。全日本選手権4連覇（2012年-2015年）。<br />
平昌オリンピックが控える2017-2018シーズンでは、ショートプログラムをショパン『バラード第１番』、フリースケーティングは『SEIMEI』と、自身が世界最高得点を更新した楽曲を選択。構成の難易度を上げ、オリンピック2連覇へと挑む。</p>
</div><br />
<div class="post-info">
<h3 class="post-info-title">INFORMATION</h3>
<p>
<img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_02.jpg" alt="" width="140" height="140" class="alignleft size-full wp-image-23506" /><strong>松田 華音　まつだ かのん</strong><br />
４歳でピアノをはじめ、６歳よりモスクワに渡り、エレーナ・ペトローヴナ・イワノーワに師事、翌年ロシア最高峰の名門音楽学校、モスクワ市立グネーシン記念中等（高等）音楽専門学校ピアノ科に第一位で入学。<br />
エドワード・グリーグ国際ピアノ・コンクール（モスクワ）グランプリ受賞他、多くのコンクールで優勝を果たす。国立アレクサンドル・スクリャービン記念博物館より2011年度の「スクリャービン奨学生」に選ばれ、2013年2月にはモスクワ市立グネーシン記念中等（高等）音楽専門学校で外国人初の最優秀生徒賞を受賞。翌年同校を首席で卒業。9月、モスクワ音楽院に日本人初となるロシア政府特別奨学生として入学。2014年11月ドイツ・グラモフォンよりＣＤデビュー。2017年6月に最新アルバム「展覧会の絵」をリリースした。</p>
</div></p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://sportie.com/2017/10/hanyu2/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		<mobileclip:thumbnail_url>https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/hanyuu_2.jpg</mobileclip:thumbnail_url>
		<mobileclip:subtitle>2017.10.26</mobileclip:subtitle>
		</item>
		<item>
		<title>フィギュアスケート羽生結弦×ピアニスト松田華音 それぞれの表現のかたち:前編</title>
		<link>https://sportie.com/2017/10/hanyu1</link>
		<comments>https://sportie.com/2017/10/hanyu1#respond</comments>
		<pubDate>Thu, 26 Oct 2017 05:00:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>GROWING</dc:creator>
				<category><![CDATA[SUPPORT]]></category>
		<category><![CDATA[growing]]></category>
		<category><![CDATA[TOPICS]]></category>
		<category><![CDATA[ピアノ]]></category>
		<category><![CDATA[フィギュアスケート]]></category>
		<category><![CDATA[松田華音]]></category>
		<category><![CDATA[羽生結弦]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://sportie.com/?p=23530</guid>
		<description><![CDATA[後編はこちら ２人にとって、ショパン『バラード第１番』とは？ 羽生　素晴らしい演奏でした。こういうピアノで滑ってみたいなって思えるような。 松田　ありがとうございます。 羽生　このショパンの『バラード第１番』にはどんな思 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<blockquote class="indent">
<p>
首都圏某所、柔らかな光が降り注ぐイベントホールに、美しく力強い旋律が響いた。ショパン『バラード第１番』。演奏者は松田華音さん。6歳からモスクワに渡り、2014年から日本人初のロシア政府特別奨学生としてモスクワ音楽院で学ぶ、今最も注目される若手ピアニストだ。<br />
松田さんの斜め後方では、スラリと手足の伸びた青年が目を閉じ、時には体でリズムをとりながら演奏に聴き入っている。この曲を2017-18シーズンのショートプログラムで演じる、フィギュアスケートの羽生結弦選手である。 <br class=clearboth><br />
立ち会った関係者全員が息を飲む、圧倒的な演奏。終了後、松田さんが立ち上がり、羽生選手に向かって一礼すると、羽生選手は一旦カメラを止めるよう願い出た。 「すいません、汗かいちゃったので。今、頭の中でずっと（ショートプログラムの演目を）やってたんですよ。ああー緊張した」 <br class=clearboth><br />
ハンカチで首筋をぬぐい、ドリンクを口にして一息つくと、羽生選手は再び松田さんの元へと戻って行った。 芸術とスポーツ、二人の若き才能が「表現」について語り始めた。</p>
</blockquote>
<p><iframe width="640" height="360" src="https://www.youtube.com/embed/cveQGHxcLrI" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></p>
<p><a href="https://sportie.com/2017/10/figureskating_piano-2">後編はこちら</a></p>
<h3>２人にとって、ショパン『バラード第１番』とは？</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_1.jpg" alt="" width="393" height="593" class="alignright size-full wp-image-23495" /></p>
<p><strong>羽生</strong>　素晴らしい演奏でした。こういうピアノで滑ってみたいなって思えるような。</p>
<p><strong>松田</strong>　ありがとうございます。</p>
<p><strong>羽生</strong>　このショパンの『バラード第１番』にはどんな思い入れがありますか？</p>
<p><strong>松田</strong>　私の出身地である香川県で開催されたリサイタルで演奏しました。その後にデビューＣＤ（『松田華音デビュー・リサイタル』）に収録されることが決まったので、思い出の曲です。</p>
<p><strong>羽生</strong>　実はそのＣＤを、昨日ずーっと聴かせていただいていたんです。</p>
<p><strong>松田</strong>　そうなんですか！　ありがとうございます。</p>
<p><strong>羽生</strong>　松田さんは楽曲を物語のように解釈しているとお聞きしましたが、この曲にはどんな物語がありますか？</p>
<p><strong>松田</strong>　毎回違った物語を考えるようにしているんですけれど、今回はゴールズワージーの小説『フォーサイト家物語』に出てくるソームズとイレン（アイリーン）の関係、ソームズがイレンを想う気持ちを音楽にしてみようかなって考えてみたんです。</p>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_2.jpg" alt="" width="393" height="593" class="alignleft size-full wp-image-23505" /></p>
<p><strong>羽生</strong>　すごいなあ、本をよく読まれるんですね。</p>
<p><strong>松田</strong>　はい、好きなんです。</p>
<p><strong>羽生</strong>　僕にとってこの『バラード第１番』は、もちろん曲についても思い入れは強くあるんですけれど、なんて言うんだろうな、割と自分でいられる。自分自身が曲と同化できるように思います。</p>
<p><strong>松田</strong>　なるほど。</p>
<p><strong>羽生</strong>　自分の中で「これを伝えたい」「あれを伝えたい」って演技する前から持っているわけじゃなくて、やってる最中に何かが出来上がっている。</p>
<p><strong>松田</strong>　素晴らしい。</p>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_3.jpg" alt="" width="393" height="593" class="alignright size-full wp-image-23507" /></p>
<p><strong>羽生</strong>　松田さんの演奏している姿を見て思ったのは、力の入れ方とか息の抜き方とか呼吸とかをすごい大事にしているなあって。スケートを滑っている感覚と似ているのかなって思いました。ですから演奏を聴いて、こういうものを作らなくちゃいけないんだなあと、学ばせていただきました。</p>
<p><strong>松田</strong>　すごく嬉しいです。ありがとうございます。私はモスクワの自宅のテレビでソチオリンピックをずっと見ていました。フィギュアスケートは他のスポーツと違って、音楽を聴いて感じたものをさらに体で表現する芸術的な競技ですよね。羽生選手のスケートからは情熱というか、エネルギーがすごく伝わってきます。</p>
<p><iframe width="640" height="360" src="https://www.youtube.com/embed/SacirCNRnBg" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></p>
<h3>演奏・演技を通して観客に伝えたいこと</h3>
<p><strong>羽生</strong>　先ほど「毎回違った物語を考える」とおっしゃいましたが、それは同じ曲でも演奏のたびに違うということ？</p>
<p><strong>松田</strong>　ええ。同じことを考えようと思っても、なかなかできないですから。雨が降っていたら「あ、雨がいいな」ってちょっと悲しい気持ちで弾いてみたり、または希望を感じる気持ちで弾いてみたり。</p>
<p><strong>羽生</strong>　ステージに入る前から物語を決めているんですか？</p>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_4.jpg" alt="" width="393" height="593" class="alignright size-full wp-image-23508" /></p>
<p><strong>松田</strong>　はい。全体は決めています。ただ、よりキャラクターをはっきり出したい場所だけは、ステージに上がる直前まで頭の中でグルグルグルグルと考えていることもありますね。</p>
<p><strong>羽生</strong>　でもピアノのクラシックって結構キャラが決まってないことが多いじゃないですか。その日の天気とか会場の雰囲気とか（の影響が）すごくありますよね。</p>
<p><strong>松田</strong>　うんうん、そうなんです。</p>
<p><strong>羽生</strong>　そういう人間性みたいなもの、今まで経験してきたこととか、今の自分の思いの背景とか、そういうものを松田さんは表現されているんだなあって思いました。</p>
<p><strong>松田</strong>　フィギュアスケートはどうなんですか？</p>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_5.jpg" alt="" width="393" height="593" class="alignright size-full wp-image-23509" /></p>
<p><strong>羽生</strong>　音を出している感覚に近いのかなって思います。もちろん曲はできているから、無から自分で作り出すものじゃないですけど、でも僕は「この人、曲に合わせて滑ってるのとは違うんだ」ということを感じてもらいたいなと思っているんです。</p>
<p><strong>松田</strong>　ええ、ええ。自分自身で意味を、一歩一歩に意味を入れるっていう感じですか？</p>
<p><strong>羽生</strong>　入れるというより、なんか「入ってる」感じ。聴いている人も見ている人も、そして滑っている自分も、結局みんな違う過去、違う経験があると思うんです。例えば悲しい曲でも、自分自身の近くに悲しいことがあったらすごい悲しくなるし、直前に楽しいことがあってウキウキした状態だったら感じ方が違うと思うし、悲しみの後にやってくる希望のようなものが見えたりすることもあるかもしれないし。僕はそういうのをすごく大事にしたいなって思っていて。だから自分の伝えたいことはたくさんあるけれど、見ている方それぞれに「何か」が伝わっていればいいなあ、って思っています。</p>
<p><strong>松田</strong>　その感覚、素晴らしいと思います。</p>
<p><iframe width="640" height="360" src="https://www.youtube.com/embed/Z_3_uAMwSu8" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></p>
<p><a href="https://sportie.com/2017/10/figureskating_piano-2">後編に続く</a></p>
<p><div class="post-info">
<h3 class="post-info-title">INFORMATION</h3>
<p>
<img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_01.jpg" alt="" width="140" height="140" class="alignleft size-full wp-image-23504" /><strong>羽生 結弦　はにゅう ゆづる</strong><br />
1994年12月7日、宮城県仙台市生まれ。ANA所属。４歳から姉の影響でフィギュアスケートを始める。2007-2008シーズン、中学1年で全日本ジュニア選手権で3位となる。2009-10のシーズンではジュニアグランプリファイナルで史上最年少の14歳で優勝。シニア参戦以降の主要な戦績として、2014年ソチオリンピック男子シングル優勝。2014年世界選手権・2017年世界選手権優勝。グランプリファイナル4連覇（2013年-2016年）。全日本選手権4連覇（2012年-2015年）。<br />
平昌オリンピックが控える2017-2018シーズンでは、ショートプログラムをショパン『バラード第１番』、フリースケーティングは『SEIMEI』と、自身が世界最高得点を更新した楽曲を選択。構成の難易度を上げ、オリンピック2連覇へと挑む。</p>
</div><br />
<div class="post-info">
<h3 class="post-info-title">INFORMATION</h3>
<p>
<img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/int_29_02.jpg" alt="" width="140" height="140" class="alignleft size-full wp-image-23506" /><strong>松田 華音　まつだ かのん</strong><br />
４歳でピアノをはじめ、６歳よりモスクワに渡り、エレーナ・ペトローヴナ・イワノーワに師事、翌年ロシア最高峰の名門音楽学校、モスクワ市立グネーシン記念中等（高等）音楽専門学校ピアノ科に第一位で入学。<br />
エドワード・グリーグ国際ピアノ・コンクール（モスクワ）グランプリ受賞他、多くのコンクールで優勝を果たす。国立アレクサンドル・スクリャービン記念博物館より2011年度の「スクリャービン奨学生」に選ばれ、2013年2月にはモスクワ市立グネーシン記念中等（高等）音楽専門学校で外国人初の最優秀生徒賞を受賞。翌年同校を首席で卒業。9月、モスクワ音楽院に日本人初となるロシア政府特別奨学生として入学。2014年11月ドイツ・グラモフォンよりＣＤデビュー。2017年6月に最新アルバム「展覧会の絵」をリリースした。</p>
</div></p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://sportie.com/2017/10/hanyu1/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		<mobileclip:thumbnail_url>https://sportie.com/wp-content/uploads/2017/10/hanyuu.jpg</mobileclip:thumbnail_url>
		<mobileclip:subtitle>2017.10.26</mobileclip:subtitle>
		</item>
	</channel>
</rss>

<!-- Performance optimized by W3 Total Cache. Learn more: https://www.w3-edge.com/products/

 Served from: sportie.com @ 2026-04-14 17:15:53 by W3 Total Cache -->