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	<title>Sportie [スポーティ]アメリカ &#8211; Sportie [スポーティ]</title>
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	<description>いつもの毎日にスポーツをプラスするWEBメディア「Sportie（スポーティ）」</description>
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		<title>時給8000円でも人手不足？アメリカの高校野球を脅かす審判問題 － 日本人コーチが紹介する米国のスポーツ部活動その23</title>
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		<pubDate>Mon, 22 Jun 2026 01:00:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator>角谷 剛</dc:creator>
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		<description><![CDATA[この文章を書いている5月中旬、カリフォルニアの高校野球シーズンは佳境を迎えています。2月の開幕から約3か月のリーグ戦が終了し、いよいよプレーオフの勝ち抜きトーナメントが始まりました。 ただ誠に残念なことに、私が指導する高 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>この文章を書いている5月中旬、カリフォルニアの高校野球シーズンは佳境を迎えています。2月の開幕から約3か月のリーグ戦が終了し、いよいよプレーオフの勝ち抜きトーナメントが始まりました。</p>
<p>ただ誠に残念なことに、私が指導する高校は今年のプレーオフには進めていません。リーグ戦の勝率は5割ちょうどでしたが、ぎりぎりのところでトーナメント出場権に手が届きませんでした。最終学年の選手は高校野球が終了し、それ以外の選手たちは夏のオフシーズンに行われる別のリーグ戦を前にちょっとひと休みです。</p>
<p>ところで、今年のシーズンでは、私を含めた現場のコーチたちを大変悩ませた、ある深刻な問題がありました。審判不足です。</p>
<p>「明日の試合は審判が確保できなかったので試合延期になります」</p>
<p>そんな連絡を受けることが、何度かありました。その度に、試合開始時間の変更、あるいは日程そのものの再調整を余儀なくされました。生徒たちには学業もあり、保護者たちも仕事や用事を調整しながら応援しているので、ひとつ予定が崩れると多くの人に影響が出ます。むろん、私たちコーチもスケジュールを調整しなくてはいけません。</p>
<p>審判不足は今年突然始まった話ではなく、以前からその兆候はありました。ただ、ここ数年で状況はさらに深刻化しているように感じます。</p>
<h3>審判は労多くして益少なし？</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic2_R.jpg" alt="" width="4032" height="3024" class="aligncenter size-full wp-image-45145" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic2_R.jpg 4032w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic2_R-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic2_R-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic2_R-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 4032px) 100vw, 4032px" /><font size="-1">試合前に協議する審判。この日は2人制だったが、ひとりのときもある。</font></p>
<p>審判不足の理由はシンプルです。なり手が少ないのです。</p>
<p>考えてみれば当然かもしれません。審判という仕事は、正しい判定をしても誰にも褒められません。しかし、ひとつミスをすれば、選手、監督、保護者、観客から一斉に不満をぶつけられることがあります。</p>
<p>とくに野球は判定が試合の流れを大きく左右するスポーツです。ストライク・ボール、アウト・セーフ、フェア・ファウル。どれも一瞬の判断が求められます。</p>
<p>私たちのリーグでは、1試合の審判料としてひとりにつき100ドルを支払っています。高校野球は7イニング制で、試合時間は2時間前後のことが多いので、単純計算すれば時給50ドル程度。日本円なら約8000円です。</p>
<p>決して安い報酬ではありません。それでも「今日は審判が見つからない」という事態が起きるのです。</p>
<h3>MLBの“ロボット審判”が変えた空気</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic3_R.jpg" alt="" width="4032" height="3024" class="aligncenter size-full wp-image-45141" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic3_R.jpg 4032w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic3_R-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic3_R-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic3_R-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 4032px) 100vw, 4032px" /><font size="-1">MLBのABS判定。</font></p>
<p>今年からMLBでABS（Automatic Ball-Strike System）判定、いわゆる“ロボット審判”が導入されたことも、かえってアマチュア野球審判の仕事を難しくしているかもしれません。</p>
<p>ABSはAIによってストライク・ボールを判定するシステムで、将来的にはさらに活用範囲が広がるとも言われています。それより以前から、アウト・セーフなどのビデオ判定もMLBでは当たり前になっていました。</p>
<p>もちろん、技術の進歩自体は悪いことではありません。誤審を減らし、公平性を高めるという意味では、大きな価値があります。</p>
<p>ただ、その一方で、高校野球の現場レベルではその技術を活用できるところまではきていません。それどころか、少し気になる変化も感じています。</p>
<p>「ロボットなら正確に判定できるのに、なんで間違えるんだ」</p>
<p>そんな空気が、以前より強くなっているのです。選手たちもそうですし、観戦している保護者もそうです。</p>
<p>しかし実際には、野球の審判は想像以上に難しい仕事です。とくにボール・ストライク判定はそうです。それほどレベルが高くない、私たちの高校野球でも、投手から放たれたボールは、時速120〜140キロを超えることもあります。それをホームプレート後方から瞬時に見極めなければなりません。</p>
<p>アウト・セーフ判定も同様です。ベースカバーに入った野手の足、送球、走者のスライディング、そのすべてを同時に確認し、瞬時に判断を下さなくてはいけません。</p>
<p>テレビ中継ならストライクゾーンの枠が表示されていますし、スロー再生で何度でも確認できます。しかし、高校野球のフィールドにあるのは、生身の人間の目だけです。</p>
<p>私たちコーチは部内の紅白試合や練習試合などで、審判役を務めることがあります。私も何度か経験しました。それがどれだけ大変なことかを身に染みて知っています。それでいて、責められることはあっても、褒められることはめったにない。「ぜったいに野球の審判だけはやりたくないな」というのが率直な感想です。</p>
<p>それでも、誰かが審判を引き受けてくれなければ、野球の試合は成立しないのです。</p>
<h3>コーチたちが始めた「意識改革」</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic4_R.jpg" alt="" width="4032" height="3024" class="aligncenter size-full wp-image-45142" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic4_R.jpg 4032w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic4_R-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic4_R-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic4_R-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 4032px) 100vw, 4032px" /><font size="-1">家族連れが目立つ応援。</font></p>
<p>だからこそ、最近の私たちは「審判をリスペクトする文化」をチーム内に作ることを強く意識するようになりました。</p>
<p>これは単なるマナー教育ではありません。高校野球そのものを守るために必要なことだと感じているからです。</p>
<p>私たちは選手たちに、繰り返しこう話しています。</p>
<blockquote class="speak">
<p>「審判という仕事はとても大変なのだぞ」<br />
「判定に納得できなくても、ぜったいに抗議するな。不満そうな顔もするな」<br />
「審判がいなければ、君たちは野球ができないよ」</p>
</blockquote>
<p>それでも、審判に文句を言った選手をベンチに下げたことが何度かありました。なにしろアメリカですから、高校生も日本人ほどには大人に従順ではないのです。</p>
<p>なんて、実は私たち指導陣、つまりはアメリカのおっさんたちですが、そのなかには大人げない人がいます。選手たちには「審判は絶対だ」と言い聞かせているにもかかわらず、自分は判定に激しく抗議して「退場！」の宣告を受けるコーチや監督が必ずいます。私ではないですよ、念のため。</p>
<p>問題はフィールド内に留まりません。高校野球のフィールドはプロのそれに比べると観客との距離がはるかに近いのですが、それがかえって弊害になることもあります。フェンスのすぐ後ろに座る保護者の声が、そのまま審判の耳に届いてしまうからです。だから、私たちは保護者にも「審判への批判を控えてほしい」とお願いをすることになります。</p>
<p>もちろん、野球の試合で保護者の感情が動くのは自然なことです。自分の子どもが見逃し三振を宣告されると、「今のはボールだろう」と思うかもしれません。際どいクロスプレーでアウトになれば、「セーフだった」と感じることもあるでしょう。</p>
<p>私自身もコーチになる前は野球少年の父親でしたので、その気持ちはよ～く分かります。ただ、そこをぐっとガマンしてほしいのです。<br />
　<br />
保護者のヤジが続けば、審判は嫌気がさしてくるでしょう。最終的に困るのは、プレーする選手たちです。</p>
<h3>来年も高校生たちが野球を続けるために</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic5_R.jpg" alt="" width="4032" height="3024" class="aligncenter size-full wp-image-45143" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic5_R.jpg 4032w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic5_R-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic5_R-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2026/05/Baseball-Umpire_Pic5_R-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 4032px) 100vw, 4032px" /><font size="-1">卒業生にMLBスター選手の名が並ぶ公立高校のフィールド。野球部は50年以上の歴史を持つ。</font></p>
<p>高校野球の主役は選手たちです。そのことは間違いありません。同時に学校、保護者、指導者、地域コミュニティー、そして審判など、多くの大人たちがそれを支えています。そのうちのどのピースが欠けても、高校野球は成立しません。今シーズンの審判不足によって、私たちはそのことをあらためて思い知らされた気がします。</p>
<p>来年以降も、高校生たちが当たり前のように野球を続けられる環境を残したい。そのためには、「スポーツを支える人たち」を大切にする文化を作り上げていく必要があるのでしょう。</p>
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		<mobileclip:subtitle>2026.06.22</mobileclip:subtitle>
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		<title>カリフォルニアで真ん中レベルの高校野球とはどんな感じ？ ー 日本人コーチが紹介する米国のスポーツ部活動その22</title>
		<link>https://sportie.com/2025/07/high-school-sports-22</link>
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		<pubDate>Wed, 23 Jul 2025 07:30:43 +0000</pubDate>
		<dc:creator>角谷 剛</dc:creator>
				<category><![CDATA[WATCH]]></category>
		<category><![CDATA[TOPICS]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカ]]></category>
		<category><![CDATA[クロストレーニング]]></category>
		<category><![CDATA[ルール]]></category>
		<category><![CDATA[高校野球]]></category>

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		<description><![CDATA[5月中旬のある日、私がアメリカ・カリフォルニア州のラグナヒルズ高校で野球部のコーチという仕事を始めてから6年目のシーズンが終了しました。2月から約3か月間のリーグ戦で、我がチームは27試合を戦って14勝13敗。リーグ戦上 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>5月中旬のある日、私がアメリカ・カリフォルニア州のラグナヒルズ高校で野球部のコーチという仕事を始めてから6年目のシーズンが終了しました。2月から約3か月間のリーグ戦で、我がチームは27試合を戦って14勝13敗。リーグ戦上位半分ほどが進出できるプレーオフのトーナメントにギリギリで滑り込み、1回戦を突破したものの、2回戦で敗退しました。</p>
<p>カリフォルニアはアメリカでもっとも野球が盛んな州のひとつです。州内の高校野球は10の地区、9つの競技レベル別ディビジョンに分けられています。我が校が所属するのは、ロサンゼルス市とサンディエゴ市を除く南カリフォルニア地区、今シーズンのレベルは第5ディビジョンです。ちょうど真ん中くらいのレベルで勝率がほぼ5割ですので、我が校はアメリカの高校野球でまずまず平均的なチームだと言えるでしょう。</p>
<h3>ドラマチックな幕切れ</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/06/High-School-Sports-22_Pic2_R.jpg" alt="" width="4032" height="3024" class="aligncenter size-full wp-image-44590" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/06/High-School-Sports-22_Pic2_R.jpg 4032w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/06/High-School-Sports-22_Pic2_R-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/06/High-School-Sports-22_Pic2_R-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/06/High-School-Sports-22_Pic2_R-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 4032px) 100vw, 4032px" /><font size="-1">試合前の国家斉唱。</font></p>
<p>敗れたプレーオフ2回戦で最後のバッターになった選手は最終学年でした。私は彼が1年生の頃からよく知っています。こちらの高校は4年制ですので、14歳から18歳までの4年間、まるで子どものような顔をしていた彼が青年と呼ぶべき姿になるまで成長してきた様を、野球を通して見てきました。</p>
<p>最終回、ツーアウト、フルカウントから明らかな高めのボール球に思わずバットが出てしまい、中途半端なハーフスイングでの三振で試合が終了。彼にとっては悔やんでも悔やみきれない、高校野球最後の打席になりました。ヘルメットをベンチに叩きつけ、涙を堪えて、それでもすぐに試合終了の挨拶の列へ走っていきました。</p>
<p>彼が選んだ背番号12は次のシーズンからは他の誰かがつけるでしょう・・・・なんて、まるでユーミンの名曲『ノーサイド』のような感情過多に陥ってしまうほど、アメリカの高校野球も日本のそれと同じくらいドラマチックな要素に満ちています。同じスポーツを同じ年齢の少年たちがするのですから、国が違っても共通するものが多くあるのは当たり前なのかもしれません。</p>
<p>しかし、高校野球を成り立たせている制度や仕組みという側面から見ると、日本とアメリカではかなり事情が異なります。前置きが大変長くなりましたが、それが今回の本題です。</p>
<h3>アメリカの高校野球事情：改革を進める日本へのヒント</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/06/High-School-Sports-22_Pic3_R.jpg" alt="" width="4032" height="3024" class="aligncenter size-full wp-image-44587" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/06/High-School-Sports-22_Pic3_R.jpg 4032w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/06/High-School-Sports-22_Pic3_R-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/06/High-School-Sports-22_Pic3_R-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/06/High-School-Sports-22_Pic3_R-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 4032px) 100vw, 4032px" /><font size="-1">プレーオフ2回戦の観戦を呼び掛ける校内ポスター。</font></p>
<p>日本の高校野球は一般的な人気や知名度ではアメリカよりはるかに上を行きます。夏の甲子園大会はもはや国民的な伝統行事ともいえるでしょう。その一方で、近年は選手の健康管理や競技環境の見直しをめぐる議論が活発になってきました。</p>
<p>改革案それぞれには賛否両論がありますが、実はその多くはアメリカの高校野球ではすでに広く実施されている制度でもあります。むろん、日米で異なる事情も多々ありますし、アメリカの制度すべてが優れているわけでもないと思います。しかし、制度変更を検討する際に実際の先行例として捉えるならば、アメリカの高校野球事情を参考にすることはけっして無駄ではないと私は思います。</p>
<p>具体例を挙げると、</p>
<ul>
<li>高野連は1週間に500球以内という投球数制限をルール化しましたが、アメリカではそれとは比較にならないほどの厳しいルールが以前から実施されています。</li>
<li>7イニング制の導入は現場の選手や指導者からの反発が強く、あのイチローさんも「絶対にやってほしくない」と発言していますが、アメリカの高校野球は以前から7イニング制です。</li>
<li>甲子園大会とその予選は1敗すると大会敗退が決定する勝ち抜きトーナメント方式で行われるため、勝利偏重主義の弊害や試合経験の格差が生じることが指摘されていますが、アメリカの高校野球はリーグ戦が中心です。前述した通り、プレーオフはトーナメント形式ですが。</li>
</ul>
<p>関連記事：<a href="https://sportie.com/2022/11/high-school-sports-20" rel="noopener" target="_blank">アメリカの高校野球：安全に野球を楽しむための工夫とは －日本人コーチが紹介する米国のスポーツ部活動その20</a></p>
<p>さらには、低反発の金属バットや熱中症対策など、日本の高校野球でも導入が始まっている、あるいは検討されている安全への取り組みはアメリカでも同様です。</p>
<p>アメリカの高校野球は、制度設計の参考になるだけでなく、日本の高校野球の「強さの源泉」がどこにあるのかを再考する手がかりにもなるでしょう。</p>
<p>むろん、私などがあらためて意見を述べるまでもなく、日本の高校野球界はすでに改革に取り組んでいます。2024年に本格始動した『<a href="https://liga-futura.amebaownd.com/" rel="noopener" target="_blank">Liga Futura</a>』は、甲子園一辺倒主義からの脱却を掲げた、新しい育成・強化のためのリーグ戦の枠組みとして注目されています。</p>
<h3>背景となるスポーツ文化の違い</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/06/High-School-Sports-22_Pic4_R.jpg" alt="" width="4032" height="3024" class="aligncenter size-full wp-image-44588" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/06/High-School-Sports-22_Pic4_R.jpg 4032w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/06/High-School-Sports-22_Pic4_R-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/06/High-School-Sports-22_Pic4_R-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/06/High-School-Sports-22_Pic4_R-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 4032px) 100vw, 4032px" /><font size="-1">フラトン高校の横断幕には1919年度カリフォルニア州チャンピオンとある。<br />
アメリカの高校野球も長い歴史を持つ。</font></p>
<p>野球に関わる議論とは別に、スポーツ全体に目を向けると、日米でもっとも大きな違いであると私が感じるのは、シーズン制と複数スポーツの掛け持ちについてです。</p>
<p>アメリカでは、子どもから大学に到るまで、スポーツは季節ごとに行われることがほとんどです。そのため、同じ選手が秋はフットボール、冬はバスケットボール、春は野球と、複数のスポーツを掛け持ちすることは珍しくありません。私が指導する高校球児の約半数も複数スポーツを行っています。</p>
<p>関連記事：<a href="https://sportie.com/2018/06/cross-training" rel="noopener" target="_blank">クロストレーニングのススメ。アメリカに万能型アスリートが生まれる理由</a></p>
<p>むろん、野球一本に集中して厳しく鍛え上げるスタイルにも良い点はあります。反復練習は技術習得に欠かせないからです。その一方で、身体的な故障や精神的な負担のリスクが高まることも指摘されています。</p>
<p>若い世代の健康や将来を考えると、スポーツ全体でシーズン制を導入し、かつ複数スポーツ経験を可能にする環境を整えるべきではないでしょうか。そのうえで○○一筋に頑張りたいという人にはその道を選んでもらえばいいわけですし。</p>
<p>スポーツをシーズン制に分ける最大のメリットは、個人レベルではさまざまな経験ができること、スポーツ界全体では個々の競技人口を増やせることではないかと思います。</p>
<p>よく野球人気低下の原因としてサッカーの人気上昇が挙げられることを、私はつねづね不思議に思っています。ひとりの選手が野球とサッカーの両方を行えば、それぞれの競技人口は増えるからです。スポーツをやる側だけではなく、見る側についても同様です。</p>
<p>つまり、本来であれば、あるスポーツと他のスポーツは競い合う関係ではなく、互いにスポーツ文化全体を豊かにする存在として共存できるはずなのです。どれかひとつを選ばせるのではなく、複数スポーツを楽しむ選択肢がもっと当たり前になれば、スポーツ全体の裾野はさらに広がるのではないでしょうか。</p>
]]></content:encoded>
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		<mobileclip:subtitle>2025.07.23</mobileclip:subtitle>
		</item>
		<item>
		<title>見るスポーツからやるスポーツへ。フラッグ・フットボール人気が急上昇中。</title>
		<link>https://sportie.com/2025/04/flag-football-2</link>
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		<pubDate>Mon, 21 Apr 2025 01:30:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator>角谷 剛</dc:creator>
				<category><![CDATA[DO]]></category>
		<category><![CDATA[TOPICS]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカ]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカンフットボール]]></category>
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		<description><![CDATA[NFLスーパーボウルLIXは思わぬ大差がついたワンサイドゲームになってしまいましたが、その前週末に開催されたプロボウルのことはご存知でしょうか？いわゆるオールスター・ゲームです。日本プロ野球でもMLBでもオールスター・ゲ [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>NFLスーパーボウルLIXは思わぬ大差がついたワンサイドゲームになってしまいましたが、その前週末に開催されたプロボウルのことはご存知でしょうか？いわゆるオールスター・ゲームです。日本プロ野球でもMLBでもオールスター・ゲームはレギュラーシーズンの真ん中で行われますが、NFLのそれはポストシーズンの最終盤に行われます。</p>
<p>プロボウルはNFC, AFC両カンファレンスから選ばれたスター選手たちが一堂に会するイベントなのですが、翌週のスーパーボウルに出場するチームの選手は出てきません。いわばスーパーボウルの前座試合、もっとはっきり言えば、本番まで選手たちを休ませる時間つぶしのような印象をもたれがちです。</p>
<p>そんなわけでプロボウルに選出されることは大変な名誉であっても、試合そのものの人気は下降気味でした。これではいかん、とNFL経営陣が考えたのかどうかは分かりませんが、3年前のプロボウルから通常のルールによるアメフトに代わってフラッグ・フットボールの試合が行われるようになりました。</p>
<p>フラッグ・フットボールとは、単純に言えばタックルのないアメフトです。似て異なるスポーツです。まるで野球のオールスター戦に三角ベースのルールを採用するような違和感は拭えませんが、NFLは近年このフラッグ・フットボールの普及にとても力を注いでいます。</p>
<p>関連記事：<a href="https://sportie.com/2023/11/flag-football" rel="noopener" target="_blank">タックルなしのアメフト。フラッグ・フットボール28年ロス五輪初採用が意味するもの</a></p>
<h3>競技化と国際化が同時進行中</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/03/Flag-Football-2_Pic2_R.jpg" alt="" width="2491" height="1869" class="aligncenter size-full wp-image-44446" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/03/Flag-Football-2_Pic2_R.jpg 2491w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/03/Flag-Football-2_Pic2_R-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/03/Flag-Football-2_Pic2_R-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/03/Flag-Football-2_Pic2_R-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 2491px) 100vw, 2491px" /><font size="-1">高校女子フラッグ・フットボール公式戦</font></p>
<p>NFL公式ウェブサイトにはフラッグ・フットボールのセクションまでがあります（<a href="https://operations.nfl.com/learn-the-game/flag-football/flag-football-growth/" rel="noopener" target="_blank">https://operations.nfl.com/learn-the-game/flag-football/flag-football-growth/</a>）。それによりますと、アメリカ国内ではすでに17歳以下の競技人口が240万人に達したとのこと。その多くはこれまでにアメフトとは無縁だった女子選手たちです。</p>
<p>女子のフラッグ・フットボールを高校や大学の正式競技種目に加える州も増え続けています。下のNFL公式動画を見てもらえると、その辺りの雰囲気がよく伝わると思います。スーパーボウルのテレビＣMにも登場しました。</p>
<p>NFLのyoutubeチャンネルで見ることができます。<br />
<a href="https://www.youtube.com/watch?v=GsqhcNnxfv4" rel="noopener" target="_blank">https://www.youtube.com/watch?v=GsqhcNnxfv4</a></p>
<p>かっこいいですよね。フラッグ・フットボールは2028年ロサンゼルス・オリンピックで初めて競技種目になります。こんな逞しい選手が集まるだろう米国代表チームと競うのはさぞ大変でしょうが、日本代表チームの健闘を祈りたいと思います。</p>
<h3>レクリエーション・スポーツとしての可能性</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/03/Flag-Football-2_Pic3_R.jpg" alt="" width="4032" height="3024" class="aligncenter size-full wp-image-44447" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/03/Flag-Football-2_Pic3_R.jpg 4032w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/03/Flag-Football-2_Pic3_R-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/03/Flag-Football-2_Pic3_R-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/03/Flag-Football-2_Pic3_R-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 4032px) 100vw, 4032px" /><font size="-1">ビーチの砂の上で試合を行うフラッグ・フットボール</font></p>
<p>女性や子どもの競技だけではなく、フラッグ・フットボールは幅広い年代のレクリエーションとしても拡大しつつあります。</p>
<p>そもそもアメフトとは大多数のアメリカ人にとっても「見る」専門のスポーツでした。上の動画で面白く描写してあるように、アメフトは高校の花形スポーツではあります。しかし、そのタイミングを逃すと一生プレイする機会がない人も多かったのです。草野球やストリート・バスケの機会はあちこちにありますが、アメフトで同じようなものを見つけることはとても困難だからです。</p>
<p>通常のアメフトは身体的接触による怪我のリスクが高いこともありますし、ヘルメットやプロテクターなどの装備を揃えるのはお金がかかりますし、試合をするためには大人数をそろえなくてはいけません。フラッグ・フットボールではそうしたハードルがぐっと低くなります。</p>
<p>私の近所でも初心者の大人用にフラッグ・フットボールのリーグができました。週1回の試合に、さまざまな年代の男女が集まってきます。私も参加してみました。</p>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/03/Flag-Football-2_Pic4_R.jpg" alt="" width="3046" height="2297" class="aligncenter size-full wp-image-44448" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/03/Flag-Football-2_Pic4_R.jpg 3046w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/03/Flag-Football-2_Pic4_R-300x226.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/03/Flag-Football-2_Pic4_R-768x579.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2025/03/Flag-Football-2_Pic4_R-680x513.jpg 680w" sizes="(max-width: 3046px) 100vw, 3046px" /><font size="-1">男女混合レクリエーションの試合</font></p>
<p>このリーグには男女混合部門と男性だけの部門があります。女性だけの部門はありません。女性競技スポーツとして発展しているとはいえ、一般的な人気はまだまだ男性主体のようです。</p>
<p>私が参加したのは男女混合部門。攻撃側と守備側がそれぞれ8人で試合を行い、常に女性が3人以上出場していなくてはいけないというルールでした。</p>
<p>やってみると意外に大変でした。20分ハーフという短い時間ですし、私が実際にボールに触る局面はごく少なかったのですが（ヘタクソなので、あまりパスを投げてもらえない）、試合が終わるとヘトヘトになりました。</p>
<p>仮に10回のプレイで1回しかパスを受けなかったとしても、残りの9回を休んでいるわけではありません。相手のディフェンスをかわしながら、パスが通るようなスペースに走り込みます。守備側にまわったときは相手にそうはさせまいとカバーに走ることになります。</p>
<p>プレイごとに短い休みが入るとはいえ、いわば鬼ごっこのような動きを40分間繰り返すわけです。疲れないわけはありません。</p>
<p>それでも実際にフラッグ・フットボールをやってみると、改めてアメフトの楽しさに気がつきました。ルールや戦術への理解度も増し、NFLのテレビ観戦もさらに楽しくなりました。オリンピックも今から楽しみです。</p>
<p>草野球やサッカーと比べても、フラッグ・フットボールは試合をするための人数が少なく、試合場のサイズも小さくて済みます。ボールが1個と、全員が腰に巻くフラッグ以外には道具もいりません。あとは平坦な場所にラインを引けば準備OKです。レクリエーションとして広めるための条件は揃っています。</p>
<p>オリンピック種目になったことで、アメリカ以外の国でもフラッグ・フットボールの知名度は上がるかもしれません。日本でも大いに可能性があるのではないでしょうか。</p>
<p>バナー写真：&#8221;<a href="https://www.flickr.com/photos/31687107@N07/5245052849" rel="noopener" target="_blank">Flag football champs crowned</a>&#8221; by <a href="https://www.flickr.com/photos/31687107@N07" rel="noopener" target="_blank">USAG-Humphreys</a> is licensed under <a href="https://creativecommons.org/licenses/by/2.0/?ref=openverse" rel="noopener" target="_blank">CC BY 2.0.</a></p>
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		<mobileclip:subtitle>2025.04.21</mobileclip:subtitle>
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		<title>アメリカ草野球の魅力と個人での参加方法</title>
		<link>https://sportie.com/2023/10/msblmabl-world-series-2</link>
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		<pubDate>Wed, 18 Oct 2023 08:00:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator>角谷 剛</dc:creator>
				<category><![CDATA[DO]]></category>
		<category><![CDATA[TOPICS]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカ]]></category>
		<category><![CDATA[草野球]]></category>

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		<description><![CDATA[9月17日（日本時間18日）、ワイルドカード最終枠から勝ち上がったヤンキースがプレーオフ第1ラウンドで格上のインディアンズを9－7の僅差で下す金星を挙げ、翌週から始まる宿敵レッドソックスとの3連戦シリーズに駒を進めました [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>9月17日（日本時間18日）、ワイルドカード最終枠から勝ち上がったヤンキースがプレーオフ第1ラウンドで格上のインディアンズを9－7の僅差で下す金星を挙げ、翌週から始まる宿敵レッドソックスとの3連戦シリーズに駒を進めました。</p>
<p>メジャーリーグのファンなら「あれ？　おかしいな」と思うでしょう。もちろん、私はメジャーリーグの話をしているわけではありません。南カリフォルニアの野球好きなおっさんたちが集まる草野球の話なのです。ワイルドカードだ、プレーオフだって、なんて大げさな、と思うでしょうが、本人たちはいたって真剣にやっているのです。公式ウェブサイトがチーム勝敗はもちろん、個人の成績までフォローしているのです。</p>
<p>この草野球リーグも世の中の多くの例に洩れず、2020－21年は新型コロナウイルスのパンデミックで中止になりました。私はリーグが再開した2022年からヤンキースに入り、2年目のシーズンを終えたところです。</p>
<p><a href="https://www.msblofsocal.com/teams/default.asp?u=SOCALMSBL-YANKEES3&#038;s=baseball&#038;p=profile&#038;sportsHQ=SOCALMSBL-YANKEES3&#038;playerID=868243" rel="noopener" target="_blank">ルーキーイヤーは.312だった打率も今年は.458へと急激に上昇しました</a>、なんて自慢話がしたくてこの記事を書いているわけではなく（ホントです）、日本にはたくさんいるはずの子どもの頃は野球少年だったよって人に、ぜひアメリカでの草野球に目を向けてもらいたいと思うからです。</p>
<h3>スポーツ＋観光を楽しむ海外旅行のスタイル</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/09/Masters-Baseball_Pic2_R.jpg" alt="" width="2048" height="1536" class="aligncenter size-full wp-image-43518" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/09/Masters-Baseball_Pic2_R.jpg 2048w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/09/Masters-Baseball_Pic2_R-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/09/Masters-Baseball_Pic2_R-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/09/Masters-Baseball_Pic2_R-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 2048px) 100vw, 2048px" /><font size="-1">ロサンゼルス・エンゼルスの春季キャンプが行われるアリゾナ州テンピ・ディアブロ・スタジアム</font></p>
<p>ホノルルマラソンでは参加者の半分以上を日本人が占めるという話を聞いたことがあります。空港にゴルフバッグやサーフボード、あるいはスキー板やスノーボードを持参する人もよく見かけます。好きなスポーツを楽しむために海外旅行をすることは珍しくないのですから、日本で人気の高い野球も潜在的なニーズは大きいのではないかと思います。</p>
<p>ところが、私はこの草野球リーグで私以外の日本人を一度も見たことがありません。リーグ戦とは別に、年に数回行われる数日間のトーナメントでも同様です。リーグ戦は約5か月の長丁場なので、日本から参加することは困難でしょう。しかし、数日間のトーナメントなら観光のついでに参加することは十分に可能なはずです。</p>
<p>もちろん、野球をやるためにはどこかのチームに入らなくてはいけません。そのハードルはとても高いことのように思う人も多いでしょうが、実はそれほど大変な話ではありません。</p>
<p>なぜなら、たいていのチームは人数が足りなくなるので、トーナメント期間だけ助っ人選手を補充しようとするからです。そのために所属チームをもたない個人がオンライン登録するシステムがあります。たとえば私はそのシステムを利用して、カナダやテキサスのチームに外部から参加したことがあります。そのあたりの詳しい事情は以前にも別の記事で紹介しました。</p>
<p>関連記事：<a href="https://sportie.com/2019/10/msblmabl-world-series" rel="noopener" target="_blank">メジャーのキャンプ地で行われるオヤジたちの夢の祭典。草野球ワールドシリーズその2 出場体験記編。</a></p>
<h3>助っ人選手登録のやり方</h3>
<p>私が参加しているリーグの例では、公式ウェブサイトに「<a href="https://msblnational.com/player-pool/" rel="noopener" target="_blank">Player Pool</a>」という登録フォームがあります。名前、年齢、野球歴、希望ポジションなどを入力しておけば、選手を必要とするチームの管理者から連絡がきます。やり取りのほとんどはメールやテキストですので、英会話が苦手な人でもきっと何とかなります。</p>
<p>トーナメントは3日で5試合とか、7日間で最大10試合とか、とにかく過密スケジュールです。当然、怪我人が続出しますし、どのチームもそれに備えて余分にメンバーを揃えようとします。あなたの野球が多少ヘタクソでも、そんなことは問題にはならないのです。</p>
<p>参加費用もそれほど高額ではありません。直近の3日間トーナメントで100ドル（約1万4500円）でした。ゴルフで1ラウンド回るよりはるかに安いはずです。市民マラソンだって、100ドル以上するレースは珍しくありません。</p>
<h3>あえてアメリカで草野球をするメリットとは</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/09/Masters-Baseball_Pic3_R.jpg" alt="" width="4032" height="3024" class="aligncenter size-full wp-image-43517" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/09/Masters-Baseball_Pic3_R.jpg 4032w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/09/Masters-Baseball_Pic3_R-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/09/Masters-Baseball_Pic3_R-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/09/Masters-Baseball_Pic3_R-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 4032px) 100vw, 4032px" /><font size="-1">カリフォルニア州アーバイン市の公園内野球場</font></p>
<p>草野球なら日本でもできる。わざわざアメリカまで行く必要はない。そんな意見はもっともなのですが、あえて私がおススメするにはいくつかの理由があります。</p>
<p>まず、プレイ環境が素晴らしいことが挙げられます。リーグ戦は日曜日に付近の高校でフィールドを借りて試合を行いますが、そのほとんどが本格的なフルサイズの野球場です。内野・外野が天然芝、両翼100メートル以上、ダグアウトからブルペン、そして打撃練習ケージがついていることがふつうです。夜間照明も珍しくありません。</p>
<p>さらにトーナメントでは公園やプロの施設を使うこともあります。アリゾナやフロリダなど、メジャーリーグが春季オープン戦を行う球場で試合が行われるトーナメントもあるくらいです。</p>
<p>硬球に木製バット、つまりプロと同じ道具を使った本格的な野球ができることもアメリカ草野球が持つ魅力のひとつです。アメリカでも日本でも、高校野球までは金属バットを使いますので、硬球を木製バットで打ったことがある人は実はそれほど多くはないはずです。</p>
<p>金属バットでも木製バットでも同じようなものと思うかもしれませんが、実際にボールを打った感覚はかなり違います。技術的にはやはり木製バットの方が難しいでしょう。バットの芯に当てないと、ボールはまるで飛びませんし、下手をすると高価なバットがたった1球で折れてしまったりもします。</p>
<p>しかし、木製バットで硬球をクリーンヒットしたときの気分の良さは金属バットのそれとは段違いです。どれだけ気持ちが良いかを言葉で説明するのは大変困難なので、やはり実際にやってみてもらうのが一番なのですが、擬音で表現するならば、金属バットが「キーン」と甲高い音を出すのに対し、木製バットは「カーン」と乾いた音を出します。かえって分かりにくいでしょうか。</p>
<p>そして何より、リーグ戦もトーナメントも年代別に行われることが多いので、同世代の野球好きなアメリカ人と交流することができます。野球に言葉はそれほど必要ではありません。年甲斐もなく真剣な野球小僧たち（のなれのはて）と白球を追いかける楽しみを、ひとりでも多くの日本人に経験してもらいたいと思います。</p>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/09/Masters-Baseball_Pic4.jpg" alt="" width="2048" height="1536" class="aligncenter size-full wp-image-43519" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/09/Masters-Baseball_Pic4.jpg 2048w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/09/Masters-Baseball_Pic4-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/09/Masters-Baseball_Pic4-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/09/Masters-Baseball_Pic4-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 2048px) 100vw, 2048px" /><font size="-1">身長160㎝の筆者と体格だけはメジャーリーガー級のチームメイト</font></p>
<p>関連記事：<a href="https://sportie.com/2019/03/msbl2" rel="noopener" target="_blank">全米各地からラスベガスに集まってきた野球オヤジたち。メジャーリーグより一足早いトーナメントに参加取材</a></p>
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		<mobileclip:subtitle>2023.10.18</mobileclip:subtitle>
		</item>
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		<title>新しい都市型ランニングイベント：階段垂直マラソンとは</title>
		<link>https://sportie.com/2023/04/air-climb</link>
		<comments>https://sportie.com/2023/04/air-climb#respond</comments>
		<pubDate>Tue, 25 Apr 2023 04:00:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator>角谷 剛</dc:creator>
				<category><![CDATA[DO]]></category>
		<category><![CDATA[TOPICS]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカ]]></category>
		<category><![CDATA[イベント]]></category>
		<category><![CDATA[スポーツ]]></category>
		<category><![CDATA[マラソン]]></category>
		<category><![CDATA[ランニング]]></category>
		<category><![CDATA[海外]]></category>

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		<description><![CDATA[2023年2月26日、ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムで「Fight For Air Climb」という名のイベントが行われました。 最大収容人数77,500人の巨大なスタジアムの階段をフィールドレベルから最後列まで [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>2023年2月26日、ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムで「Fight For Air Climb」という名のイベントが行われました。</p>
<p>最大収容人数77,500人の巨大なスタジアムの階段をフィールドレベルから最後列まで登り、またフィールドレベルまで降りる。それを横に少しずつ移動しながら何回も繰り返す、というものです。</p>
<p>なんてきつくて、そしてつまらなそうだなあ、と思うかもしれませんが、メモリアル・コロシアムは1932年と1984年のロサンゼルス・オリンピックで2回ともメイン会場になり、2028年には3回目のオリンピック開会式が開催されることが決まっている、アメリカでも屈指の歴史的建造物でもあるのです。</p>
<p>現在は大学アメフトの名門、南カリフォルニア大学（USC）の本拠地であるばかりでなく、コンサートやカーレースまで様々なイベントが行われています。空っぽのスタジアムに入ることのできる、滅多にない機会でした。</p>
<p>イベントの主催団体は「American Lung Association」。<br />
肺がんなどの病気の予防と教育を目的とした民間ボランティア組織で、このイベントの収益金はすべてその活動に寄付されるとのことでした。</p>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic2_R.jpg" alt="" width="800" height="600" class="aligncenter size-full wp-image-43152" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic2_R.jpg 800w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic2_R-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic2_R-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic2_R-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /><br />
<font size="-1">イベントには地元消防隊員たちもフル装備で参加した</font></p>
<h3>東京タワー展望台を2往復分の階段数</h3>
<p>主催者側の発表によると、コース全体の階段数は約2500段です。登り降りを含めた数字なので、その半分でも約1250段の登りということになります。</p>
<p>東京タワーの展望台までの階段は約600段、香川県金毘羅神社の階段は785段だということですので、このコース設定のきつさが想像できるでしょうか。</p>
<p>もっとも、レースと言っても、私自身はタイムを気にするレベルのランナーではありませんので、登りは走るのがきつくなると何回も歩きました。</p>
<p>降りるときも高いところではゆっくりと手すりに掴まって歩きました。これは肉体的にきついからというよりも、高所恐怖症のためでもあるのですが。</p>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic3_R.jpg" alt="" width="800" height="600" class="aligncenter size-full wp-image-43153" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic3_R.jpg 800w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic3_R-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic3_R-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic3_R-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /><font size="-1">高さと傾斜から下りは恐怖心が先に立った</font></p>
<h3>階段を走ることのメリット</h3>
<p>映画『ロッキー』で主人公がフィラデルフィア美術館前の階段を駆け登ったように、階段を走ることにはずっと以前からモチベーションを上げるイメージがあります。</p>
<p>精神的な効果に加えて、ゆっくりでも階段を走ると、お尻、太もも、ふくらはぎなど、下半身全体の筋肉を満遍なく鍛えることができます。</p>
<p>私がレースで着用していたApple Watchのデータによると、移動距離は1.57キロ、タイムは29分17秒、累積獲得標高191メートルとのこと。平地で同じ程度の距離や時間をジョギングするときと比べると、やはり脚とお尻の筋肉痛はレベルが違いました。</p>
<p>さらに興味深かったのは心拍数の変動です。階段を登ると心拍数は上がり、降りるときには心拍数も下がります。それを繰り返すので、心拍数グラフがインターバル・トレーニングを行ったときとそっくりの形になっていました。つまり、階段を登り降りすることは心肺能力の向上に効果があるということです。</p>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic4_R.jpg" alt="" width="800" height="600" class="aligncenter size-full wp-image-43154" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic4_R.jpg 800w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic4_R-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic4_R-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic4_R-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /><br />
<font size="-1">iPhoneに残されたApple Watchデータのスクリーンショット</font></p>
<p>階段登りの効果を数量的に証明した研究（*1）があります。それまでに運動歴があまりなかった15人の若い女性（平均年齢18歳）が、約200段の階段を約2分かけて登るエクササイズを週5回、8週間行ったところ、VO2maxの値が平均して17％も向上したということです。</p>
<p><font size="-1">*¹：Training effects of short bouts of stair climbing on cardiorespiratory fitness, blood lipids, and homocysteine in sedentary young women.<br />
<a href="https://bjsm.bmj.com/content/39/9/590" rel="noopener" target="_blank">https://bjsm.bmj.com/content/39/9/590</a><br />
</font></p>
<h3>日本国内で行われている垂直階段マラソンシリーズ</h3>
<p>今回私が挑戦したのはスタジアムですが、高層ビルやタワーなどをコースにして階段を登るレースのことを&#8221;Vertical Running&#8221;、日本では「階段垂直マラソン」と呼ばれ、比較的新しいタイプの都市型ランニングイベントとして徐々に人気と知名度が上がってきています。</p>
<p>天候に左右されないことと、交通規制が不要というのは、開催側にとっては大きなメリットではないでしょうか。</p>
<p>日本でもいくつかのレースが行われています。<br />
そのうちのひとつ、「YOKOMORI VERTICALRUNNING JAPAN CIRCUIT」の<a href="https://verticaljapancircuit.jp/vjc/">ウェブサイト</a>によると、名古屋テレビ塔（415段、90メートル）、東京スカイツリー（2552段、450メートル）、そして大坂あべのハルカス（1610段、288メートル）でシリーズ戦を行っているそうです。興味のある方は参加を検討してみては如何でしょうか。</p>
<h3>日常生活のなかでできる階段トレーニング</h3>
<p>そしてもちろん、レースに参加しなくても階段トレーニングはできます。とくに都会に住んでいれば、階段はどこにでもあるからです。</p>
<p>電車で通学や通勤をしている人は、駅でエスカレーターを使わずに階段を使うだけで、1日に最低2回のトレーニング機会を確保できます。自宅や職場がビルの高い階にあるなら、さらに選択肢は広がります。もし段数が物足りなければ、私がそうしたように何回も往復すれよいのです。</p>
<p>かのブルース・リーの著書『Tao of Jeet Kun Do』に、<br />
<blockquote class="speak">
<p>「なるべく歩くようにしなさい。たとえば、目的地から数ブロック離れた場所に駐車するように。エレベーターを使わずに、階段を上りなさい」</p>
</blockquote><br />
という意味の名言（筆者訳）があります。</p>
<p>たとえトレーニングのための時間を割くことができないときでも、日常生活の中で心と身体を整える大切さをブルース・リーは私たちに説いていたのではないでしょうか。さあ、明日と言わず、今日から階段を歩くことを始めてみませんか。</p>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic5_R.jpg" alt="" width="800" height="600" class="aligncenter size-full wp-image-43155" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic5_R.jpg 800w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic5_R-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic5_R-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Vertical-Running_Pic5_R-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /><br />
<font size="-1">筆者がよくトレーニングに使う約120段の通称『高橋階段』。亡くなった空手の師匠の名前から命名。</font></p>
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		<mobileclip:subtitle>2023.04.25</mobileclip:subtitle>
		</item>
		<item>
		<title>初心者向け解説：アメフトの各ポジションに求められる身体サイズと運動能力とは</title>
		<link>https://sportie.com/2023/03/american-football23</link>
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		<pubDate>Mon, 13 Mar 2023 08:30:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>角谷 剛</dc:creator>
				<category><![CDATA[WATCH]]></category>
		<category><![CDATA[TOPICS]]></category>
		<category><![CDATA[アメフト]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカ]]></category>
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		<category><![CDATA[スポーツ]]></category>
		<category><![CDATA[スーパーボウル]]></category>

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		<description><![CDATA[米国での2月12日（日本時間13日）、第57回スーパーボウルが行われ、カンザスシティ・チーフスがフィラデルフィア・イーグルスを38-35の僅差で下し、NFL 2022-23シーズンの頂点に立ちました。 両チーム合わせて7 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>米国での2月12日（日本時間13日）、第57回スーパーボウルが行われ、カンザスシティ・チーフスがフィラデルフィア・イーグルスを38-35の僅差で下し、NFL 2022-23シーズンの頂点に立ちました。</p>
<p>両チーム合わせて73点というのはスーパーボウル史上3番目の多さでした。そんな大量得点の、しかも手に汗を握るシーソーゲームを演出した最大の立役者はもちろん双方のクォーターバック（QB）です。</p>
<p>勝利したチーフスのQBパトリック・マホームズは足首に故障を抱えたままの大活躍で自身2度目のスーパーボウルMVPに選出されました。惜しくも敗北したイーグルスのQBジェイレン・ハーツはラッシュによるタッチダウンを3回成功させるというスーパーボウル最多記録に並ぶ歴史的なパフォーマンスを見せました。</p>
<p>無論、この史上稀な好試合を作り上げたのはマホームズとハーツだけではありません。クォーターバックはアメフトで最も注目される花形ポジションですが、それ以外のポジションの役割と特徴を理解しておくと、次回からのアメフト観戦がぐっと面白くなるはずです。</p>
<h3>アメフトのポジション</h3>
<p>アメフトには24種類のポジションがあると言われています。一度にフィールドでプレイするのは11人しかいないにもかかわらず、それよりはるかに多い数のポジションがあるのは、選手たちが「攻撃」、「守備」、そして「スペシャルチーム」のどれかに分かれるからです。それだけにポジションごとの専門性が高く、選手たちの体格も求められる運動能力の種類も異なります。</p>
<h3>攻撃側のポジション</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Football-Positions_Pic2.jpg" alt="" width="1280" height="720" class="aligncenter size-full wp-image-43120" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Football-Positions_Pic2.jpg 1280w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Football-Positions_Pic2-300x169.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Football-Positions_Pic2-768x432.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Football-Positions_Pic2-680x383.jpg 680w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></p>
<h4>クォーターバック（QB）</h4>
<p>QBはチームのリーダーであり、司令塔です。各プレイの前に攻撃方法を選択し、チームにそれを伝え、最初にボールを受け取ります。QBはそのボールを持って走るか、ランニングバック（RB）に手渡すか、あるいはパスをワイドレシーバー（WR）かタイトエンド（TE）に投げます。</p>
<p>スピード、送球力、瞬発力、などを高いレベルで求められる万能型アスリートにしかできないポジションですが、それ以上に刻々と変わる試合状況に応じて最適の方法を見出す判断力と視野の広さが重要になります。</p>
<h4>ランニングバック（RB）</h4>
<p>RBはときにはパスを受けることもありますが、基本的にはQBから手渡されたボールをもって前方に走ることが主な役割です。</p>
<p>当然、俊足の選手がつくポジションですが、求められるのはスピードだけではありません。相手守備陣のタックルをかわすか、あるいは押しのけていくわけですので、アジリティ、バランス、パワーも重要な要素になります。</p>
<p>例えば、スーパーボウル57でも大活躍したチーフスの新人RBアイザイア・パチェコは身長約178センチ、体重約100キロです。それでいながら、ドラフト前の運動能力テスト（NFL Combine）では40ヤードを4.37秒で走り、同ポジションの選手ではトップタイでした。</p>
<h4>ワイドレシーバー（WR）</h4>
<p>WRはQBからのパスを受けて走ることが役割です。スピードはもちろんですが、相手ディフェンスをかわしてキャッチするためのジャンプ力とアジリティが求められます。</p>
<p>有名なWR選手のひとり、DKメトカーフ（シアトル・シーホークス）は陸上競技100M走で東京オリンピックの米国代表決定レースに出場し、2024年パリ大会へも挑戦することを公言しています。</p>
<h4>タイトエンド（TE）</h4>
<p>TEはRBとWRの中間的な存在です。パスを受けることもありますが、状況に応じてQBをタックルから守るブロッカーの役割を担うこともあります。俊足であるだけではなく、強いパワーも求められます。</p>
<p>チーフスのTEトラビス・ケルシーは同ポジションで史上最高選手のひとりに挙げられるほどの名選手ですが、身長約196センチ、体重約118キロの体格です。それでいながら、NFL Combineでは40ヤードを4.61秒で走ったのです。</p>
<p>ちなみに最近2度目の引退を発表した史上最高QBトム・ブレイディの40ヤード走タイムは5.28秒でした。</p>
<h4>オフェンシブ・ライン(OL)</h4>
<p>OLはボールに触ることはあまりありません。QBやRBを相手守備陣のタックルから守ることが主な役割です。爆発的なパワーとスピードが求められます。</p>
<p>当然、選手たちの体格が最も大きくなるポジションです。体重130キロを越える選手は珍しくありません。大相撲の力士やプロレスラーをイメージしても、さほどかけ離れてはいないでしょう。</p>
<p>分かりやすい例を挙げるとすれば、K1やプライドで活躍したボブ・サップさん（身長200センチ、体重147キロ）は元NFL選手でしたが、ポジションはOLでした。</p>
<h3>守備側のポジション</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Football-Positions_Pic3.jpg" alt="" width="1280" height="720" class="aligncenter size-full wp-image-43121" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Football-Positions_Pic3.jpg 1280w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Football-Positions_Pic3-300x169.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Football-Positions_Pic3-768x432.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Football-Positions_Pic3-680x383.jpg 680w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></p>
<h4>ラインバッカー(LB) </h4>
<p>LBはタックルの専門家と言えるでしょう。チームのポジション編成によって異なりますが、通常は3～4人が配置されます。相手攻撃陣のラン攻撃とパス攻撃のどちらにも対応します。</p>
<p>パワー、スピード、アジリティが要求されるポジションです。体格的にもWRとOLの中間的なサイズで、体重100～120キロくらいの選手が多いようです。</p>
<h4>コーナーバック(CB)</h4>
<p>CBは相手攻撃チームのパスを遮断する、あるいはインターセプトすることが役割です。相手WRをマークするスピードとジャンプ力が求められます。</p>
<p>史上最も有名なCBと言えばディオン・サンダースでしょう。NFLとMLBの両方で同時期に活躍したマルチ・アスリートです。スーパーボウルとワールドシリーズの両方に出場した史上唯一の選手でもあります。そのサンダースは野球では俊足の外野手でした。</p>
<h4>ディフェンシブ・ライン(DL)</h4>
<p>DLはOLに対応したポジションです。相手のランをブロックすることに加え、QBがパスを投げる前にタックルする（サック）が役割です。その前にDLと激しくぶつかりあって、スペースを作らなくてはいけません。</p>
<p>DLとOLはアメフトで最も大柄な選手がつくポジションです。第66代横綱の若乃花勝さんは引退後アメフトに挑戦しましたが、そのポジションはDLでした。現在は元アマチュア横綱の花田秀虎がやはりこのポジションでアメフトに挑んでいます。</p>
<h3>スペシャルチーム</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Football-Positions_Pic4_R_R.jpg" alt="" width="800" height="600" class="aligncenter size-full wp-image-43123" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Football-Positions_Pic4_R_R.jpg 800w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Football-Positions_Pic4_R_R-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Football-Positions_Pic4_R_R-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/03/Football-Positions_Pic4_R_R-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></p>
<p>スペシャルチームは試合中にキックの場面でのみ登場する専門家グループです。その中にはボールを後方に投げるロングスナッパーや、そのボールを地面に固定するホルダーなどもいますが、試合中に目立つポジションは以下の２つでしょう。スーパーボウル57ではとくに試合終盤でチーフスのスペシャルチームが大活躍しました。</p>
<h4>キックリターナー（KR）</h4>
<p>KRは相手チームのキックオフやパントでキックされたボールを捕球し、リターン攻撃をしかけるポジションです。求められる運動能力が似ているため、WR, RB, CBが兼任することも多くあります。</p>
<p>スーパーボウル57でチーフスのWRカダリウス・トニーが第4クォーターにスーパーボウル史上最長となった65ヤードのパント・リターンを成功させ、チーフス大逆転劇の大きなきっかけを作りました。</p>
<h4>プレースキッカー（PK）</h4>
<p>PKは前半後半ハーフの開始時及び攻守交代時のキックオフやフィールドゴールを狙う場面に登場するキックの専門家です。第4ダウンにボールを遠くへ蹴りだす「パント」も兼任することもありますが、別の選手が担当することが一般的です。</p>
<p>スーパーボウル57でチーフスの勝利を決定づけたのは、PKのハリソン・バッカーです。35-35の同点で試合終了まで残り8秒という場面で27ヤードのフィールドゴールを見事に成功させました。</p>
<p><font size="-1">バナー写真：&#8221;Washington Football Team DL James Smith-Williams tackles Ravens RB J.K. Dobbins&#8221; by All-Pro Reels is licensed under CC BY-SA 2.0.</font></p>
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		<mobileclip:subtitle>2023.03.13</mobileclip:subtitle>
		</item>
		<item>
		<title>開催間近の全米最大スポーツイベント、スーパーボウル57の楽しみ方</title>
		<link>https://sportie.com/2023/02/superbowl</link>
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		<pubDate>Wed, 01 Feb 2023 05:00:38 +0000</pubDate>
		<dc:creator>角谷 剛</dc:creator>
				<category><![CDATA[WATCH]]></category>
		<category><![CDATA[NFC]]></category>
		<category><![CDATA[TOPICS]]></category>
		<category><![CDATA[アメフト]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカ]]></category>
		<category><![CDATA[イベント]]></category>
		<category><![CDATA[スーパーボウル]]></category>

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		<description><![CDATA[米国での1月29日（日本時間30日）にアメリカンフットボール（以下、アメフト）の全米プロリーグ（National Football League, 以下NFL）年間No.1を決めるスーパーボウルの出場チームが決定しました [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>米国での1月29日（日本時間30日）にアメリカンフットボール（以下、アメフト）の全米プロリーグ（National Football League, 以下NFL）年間No.1を決めるスーパーボウルの出場チームが決定しました。</p>
<p>AFCカンファレンスを制したカンザスシティ・チーフス、NFCカンファレンスを制したフィラデルフィア・イーグルス。この両チームが第57回を数えるスーパーボウルで対戦します。</p>
<p>スーパーボウルはNFLだけではなく、全米最大のスポーツイベントです。<br />
例年、テレビ中継の視聴者は人口の約3分の１にあたる1億人前後だと言われています。多くのアメリカ人にとって、「Super Bowl Sunday」と呼ばれる開催日はまるで独立記念日や感謝祭といった国民的祝日のように特別な1日となります。</p>
<h3>スーパーボウル57概要</h3>
<ul>
<li>開催日：2023年2月13日（日本時間）</li>
<li>開始時刻：午前8時30分（日本時間）
</li>
<li>会場：ステートファーム・スタジアム（アリゾナ州グレンデール）
</li>
<li>対戦カード：カンザスシティ・チーフス　対　フィラデルフィア・イーグルス</li>
</ul>
<p>開催時刻は米国東部時間で日曜日の夕方に設定されています。時差の関係で、日本では月曜日の朝にキックオフということになります。<br />
伝統だからと言えばそれまでかもしれませんが、米国の土曜日に変更してくれたら、日本を含む多くの国で日曜日に観戦できるのになあ、とは思います。</p>
<p>スーパーボウルの会場はあらかじめ決まっています。<br />
オリンピックやワールドカップのように、出場チームとは関係ない中立地開催です。<br />
冬場に行う屋外スポーツという制約がありますので、基本的には暖かい地域が開催都市に選ばれます。</p>
<p>今年のアリゾナ州グレンデールとは同州最大都市のフェニックス郊外にあります。<br />
メジャーリーグの春季キャンプ及びオープン戦も行われる、冬場でも暖かい気候の土地です。</p>
<p>ちなみに2024年はネバダ州ラスベガス、2025年はルイジアナ州ニューオーリンズがスーパーボウル開催都市に決まっています。</p>
<h3>スーパーボウルの人気を示す数字</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/01/Super-Bowl-57_Pic2.jpg" alt="" width="1024" height="765" class="aligncenter size-full wp-image-43002" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/01/Super-Bowl-57_Pic2.jpg 1024w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/01/Super-Bowl-57_Pic2-300x224.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/01/Super-Bowl-57_Pic2-768x574.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/01/Super-Bowl-57_Pic2-680x508.jpg 680w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><font size="-1">&#8220;Super Bowl 2015&#8221; by JeepersMedia is licensed under CC BY 2.0.<br />
スーパーボウルが近づくと、スーパーマーケットにビールや食べ物の特売コーナーができる</font></p>
<p>前述しましたように、スーパーボウルのテレビ中継は全米で約1億人が視聴すると言われています。<strong>視聴率で約40～45％</strong>だということです。</p>
<p>自然と、テレビコマーシャルの広告コストも非常に高額になり、<strong>30秒スポットで500万ドル（約6億5000万円）</strong>を超えることも珍しくないそうです。</p>
<p>元々アメフトは試合中に休みの時間が多いので、コマーシャルを入れやすいスポーツなのですが、NFLはさらに前半・後半のそれぞれ残り２分になると自動的に時計を止めます（Two Minutes Warning）。競技とは関係なく、単に試合が盛り上がっていて視聴率が高まる時間帯にコマーシャルを入れるためです。</p>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/01/Super-Bowl-57_Pic3.jpg" alt="" width="1024" height="962" class="aligncenter size-full wp-image-43003" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/01/Super-Bowl-57_Pic3.jpg 1024w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/01/Super-Bowl-57_Pic3-300x282.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/01/Super-Bowl-57_Pic3-768x722.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/01/Super-Bowl-57_Pic3-680x639.jpg 680w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><font size="-1">&#8220;Lady Gaga sings the National Anthem at Super Bowl 50&#8221; by jurvetson is licensed under CC BY 2.0.<br />
スーパーボウル50で米国国歌を歌うレディー・ガガ<br />
</font></p>
<p>生でスーパーボウルを観戦するコストも他のスポーツとは比較になりません。<br />
出場チームが決まる前から観戦チケットの販売が始まっていますが、チケット再販サイト大手『StubHub』には<strong>最低価格5432ドル（約70万円）、最高40,500ドル（約526万円）</strong>とあります（1月30日現在）。</p>
<p>ごく大雑把に言えば、ス―パーボウル<strong>観戦チケットの平均価格は1枚100万円</strong>くらいするのです。一体、だれが買うのだろうと思ってしまいます。そんなとんでもない単価なのですが、もっと驚くことにスーパーボウルを開催する施設は収容人数が7万人以上であることが条件になっています。</p>
<p>今年のステートファーム・スタジアムのそれは<strong>73,000人</strong>ということです。それが満員になるときの経済効果は、と考えると頭がクラクラしてこないでしょうか。</p>
<p>もっとも昔からそうだったわけではなく、1967年に行われた第1回スーパーボウルの観戦チケット最低価格は12ドルだったそうです（*1）。</p>
<p><font size="-1">*¹：SUPER BOWL LII TICKET PRICES: From $12 to $2,500 and counting<br />
<a href="https://www.startribune.com/from-12-to-2-500-how-super-bowl-tickets-became-so-expensive/458070763/" rel="noopener" target="_blank">https://www.startribune.com/from-12-to-2-500-how-super-bowl-tickets-became-so-expensive/458070763/</a><br />
</font></p>
<p>半世紀以上たった現在の貨幣価値でも90ドル（約1万1千円）です。少なくとも、その頃はスーパーボウル観戦も庶民にも手が届く価格だったようです。</p>
<h3>スーパーボウル57の見どころ</h3>
<p>チーフスもイーグルスもレギュラーシーズンをそれぞれのカンファレンスで1位でした。プレーオフを含めた今シーズンの戦績は16勝3敗と、まったくの互角です。</p>
<p>しかし、レギュラーシーズンが始まる前から優勝候補の筆頭に挙げられていたチーフスに対し、イーグルスの前評判はけっして高くはありませんでした。ある意味、イーグルスの躍進は今NFLシーズンのサプライズとも言えるでしょう。</p>
<p>ス―パーボウルの前週末にオールスター戦（プロ・ボウル）が行われますが、両チームから多くの選手が選出されています（チーフス7人、イーグルス8人）。</p>
<p>その豪華メンバーから注目選手を挙げるとすれば、やはり花形ポジションのクォーターバック（QB）でしょう。<br />
パトリック・マホームズ（チーフス）、ジェイレン・ハーツ（イーグルス）は2人とも若く（マホームズ27歳、ハーツ25歳。）、これからのNFLを引っ張っていくと見られている選手です。</p>
<p>チーフスのタイトエンド（TE）、トラビス・ケルシーは同ポジションでは史上最高選手の呼び名も高いベテランです。そしてなんと兄のジェイソン・ケルシーはイーグルスのセンター（C）で、やはりプロ・ボウルに選出されています。兄弟がスーパーボウルで対戦するのはNFL史上初の出来事になるそうです。</p>
<h3>コイントスの呪いは解けるか</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/01/Super-Bowl-57_Pic4.jpg" alt="" width="1024" height="768" class="aligncenter size-full wp-image-43004" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/01/Super-Bowl-57_Pic4.jpg 1024w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/01/Super-Bowl-57_Pic4-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/01/Super-Bowl-57_Pic4-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2023/01/Super-Bowl-57_Pic4-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><font size="-1">&#8220;Ravens Super Bowl XLVII Victory Celebration 2/5/2013 DSCN5257&#8221; by ursusdave is licensed under CC BY-SA 2.0.第47回スーパーボウルで優勝を祝うボルチモア・レイブンズのファン</font></p>
<p>アメフトの試合は開始直前のコイントスで先攻後攻を決めます。<br />
両チームのキャプテンがフィールド中央に集まり、主審の立ち合いの元、投げられたコインの裏表を賭けます。昨年のス―パーボウルではコインを投げる役をテニス界の伝説女王ビリー・ジーン・キングさんが行いました。</p>
<p>ところが、スーパーボウルではコイントスの勝者は必ずしも有利ではありません。<br />
過去56回でコイントス勝者の戦績は24勝32敗。勝率42.9％とむしろ負け越してさえいます。</p>
<p>しかも直近に目を向けると、2014年の第48回大会でシアトル・シーホークスが43-8の大差でデンバー・ブロンコスを下して以来、コイントス勝者は実際の試合では8連敗中なのです。</p>
<p>さて今年のスーパーボウルの結末は一体どうなるでしょうか。</p>
<p><font size="-1">バナー写真：&#8221;Last Punt of Super Bowl 50 #SB50&#8243; by jurvetson is licensed under CC BY 2.0.</font></p>
]]></content:encoded>
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		<mobileclip:subtitle>2023.02.01</mobileclip:subtitle>
		</item>
		<item>
		<title>アメリカの高校野球：安全に野球を楽しむための工夫とは －日本人コーチが紹介する米国のスポーツ部活動その20</title>
		<link>https://sportie.com/2022/11/high-school-sports-20</link>
		<comments>https://sportie.com/2022/11/high-school-sports-20#respond</comments>
		<pubDate>Wed, 16 Nov 2022 03:00:58 +0000</pubDate>
		<dc:creator>角谷 剛</dc:creator>
				<category><![CDATA[WATCH]]></category>
		<category><![CDATA[TOPICS]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカ]]></category>
		<category><![CDATA[野球]]></category>
		<category><![CDATA[高校野球]]></category>

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		<description><![CDATA[日本と同じように、あるいはそれ以上に、米国では高校の課外活動としてのスポーツが盛んです。部活動はスポーツをする貴重な機会を生徒たちに与えてくれます。部活動を通して、かけがえのない一生の友人を作った人も多いでしょう。その一 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>日本と同じように、あるいはそれ以上に、米国では高校の課外活動としてのスポーツが盛んです。部活動はスポーツをする貴重な機会を生徒たちに与えてくれます。部活動を通して、かけがえのない一生の友人を作った人も多いでしょう。その一方で、「ブラック部活」という言葉に象徴されるように、長時間の練習や顧問教員の超過労働など、様々な弊害も生じていることが指摘されています。</p>
<p>私は2017年からカリフォルニア州オレンジ郡にある私立高校でクロスカントリー走部の監督を務めています。さらに2020年からは同じくオレンジ郡にある別の公立高校で野球部のコーチにもなりました。米国での部活動スポーツが実際にどのように行われているのか、現場から見た様子をご紹介します。</p>
<p>前回記事>><a href="https://sportie.com/2022/07/highschool-sports19" rel="noopener" target="_blank">日本人コーチが紹介する米国のスポーツ部活動-PART19-</a></p>
<h3>一年中野球ができることの功罪</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/20221108_1.jpg" alt="" width="800" height="600" class="aligncenter size-full wp-image-42710" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/20221108_1.jpg 800w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/20221108_1-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/20221108_1-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/20221108_1-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /><font size="-1">保護者の観戦もレイドバックした雰囲気</font></p>
<p>アメリカではスポーツ部活動はシーズン制で行われていて、高校までは複数のスポーツを経験することが一般的なのですが、カリフォルニア州の野球にだけ話を限定すると、少しだけ事情が異なってきます。もちろん、この地の野球部員であっても、アメリカン・フットボールやバスケットボールなど他スポーツをやる生徒もいますが、その一方で1年中野球しかやらないという球児もかなりの割合になるからです。</p>
<p>秋、冬、春と分けられたシーズンのうち、高校野球は春のスポーツということになっています。2月から4月末くらいまでの3か月が公式リーグ戦、5月はプレーオフのトーナメントというのが大体の流れです。しかし、それ以外のオフシーズンも野球部はずっと練習とリーグ戦を行っているのです。私がコーチの一員として所属している高校チームを例にしますと、1年間のうちで練習をしない時期はすべての高校スポーツの活動を禁止される6月下旬と冬休みのそれぞれ2週間ずつだけです。</p>
<p>カリフォルニア州はなにしろ気候が温暖なので、1年中野球を行うのに支障がまったくないのです。そのせいもあり、全米でメジャーリーガーを最も多く輩出している州でもあります*¹。</p>
<p><font size="-1">*¹： MLB PLAYERS BY BIRTHPLACE DURING THE 2022 SEASON<br />
<a href="https://www.baseball-almanac.com/players/birthplace.php?y=2022" rel="noopener" target="_blank">https://www.baseball-almanac.com/players/birthplace.php?y=2022</a><br />
</font></p>
<p>2022年、米国生まれのメジャーリーガーは1,057人、そのうちの236人がカリフォルニア州出身でした。2位のフロリダ州が116人、3位のテキサス州が98人ですので、どれだけカリフォルニア州が突出しているかが分かるでしょう。1チーム平均8人（メジャーリーグは30球団で構成）のカリフォルニア州出身者がいる計算になります。</p>
<h3>無理なく野球を続けるための工夫</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/High-School-Sports-20_Pic3_.jpg" alt="" width="800" height="600" class="aligncenter size-full wp-image-42720" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/High-School-Sports-20_Pic3_.jpg 800w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/High-School-Sports-20_Pic3_-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/High-School-Sports-20_Pic3_-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/High-School-Sports-20_Pic3_-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /><font size="-1">試合前に行われる国歌斉唱</font></p>
<p>野球に限らず、アメリカのスポーツは試合数が多いことが大きな特徴です。練習の成果を試合で試すというよりも、試合経験を積みながら練習で調整するという考えに近いような気がします。1学校内で選手をレベル別に3チームに分け、それぞれが試合を行います。基本的に補欠というものは存在しません。</p>
<p>前述した通り、カリフォルニアの高校野球ではオンシーズンでもオフシーズンでも1年を通して毎週のように試合があります。それもプレーオフを除き、勝ち抜きトーナメントの形をとることはなく、そのほとんどがリーグ戦です。つまり、勝っても負けても次の試合があります。大体は週に2試合、ときには3試合が組まれることもあり、高校生でも1年に50試合以上プレイすることは珍しくありません。</p>
<p>そうなりますと、私たち大人の立場から最も気をつけなくてはいけないことは、精神的な燃え尽き症候群と身体的な故障から生徒たちを守ることです。とくに複数のスポーツをしていない球児たちにはより一層の注意が必要です。</p>
<p>そのためにカリフォルニア州高校スポーツ連盟（CIF &#8211; California Interscholastic Federation）の下で行われる高校野球はプロや大学のそれとは少し異なる形で行われています。</p>
<p>まず、すべての試合は7イニング制です。当然ながら、9イニング制より試合時間は短くなります。2時間以内で終了する試合も少なくなく、生徒たちの体力も集中力も途切れなくて済みます。放課後に試合開始しても日没までに終了しますので、生徒たちが授業を抜けることも最小限に留まります。学業との両立という意味でも、理にかなったルールだと思います。</p>
<p>競技レベルごとにリーグが分けられていることも野球というゲームを楽しむことに役立っています。前年度の戦績を基に、全部で９つもの部門に各校が振り分けられていて、リーグ戦は同じ部門同士で行います。従って、強豪校と弱小校が対戦することはありません。極端な大差がつく試合はゲームの楽しみを奪うと私は考えていますので、このやり方に賛成です。</p>
<h3>成長度に考慮した投球数制限ルール</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/20221108_3.jpg" alt="" width="800" height="600" class="aligncenter size-full wp-image-42722" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/20221108_3.jpg 800w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/20221108_3-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/20221108_3-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/20221108_3-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /><font size="-1">投手の健康には細心の注意が払われる</font></p>
<p>身体面に目を向けると、野球というスポーツで最も注意するべきは投げ過ぎによる肘の故障です。プロの投手がトミー・ジョン手術を受けることがよくニュースになりますが、実はこの手術が必要になるティーンエイジャーはそれよりはるかに多いのです。</p>
<p>野球のボールを思いきり投げるという動作はそれだけ肘に負担がかかるということなのでしょう。とくにまだ成長過程にある少年たちの軟骨は大人のそれよりもはるかに弱いので、故障しやすいようです。</p>
<p>従って、1日に投げる最大投球数を制限することに加えて、次に投げる日まで間隔を設けることが重要になります。</p>
<p>CIFが設定している投球に関するルールは以下の通りです。</p>
<p>• 1週間内にひとりの投手が登板できるのは30アウト、あるいは3試合以下<br />
• 1試合の投球数は最大110球まで<br />
• 投球数に応じて次試合まで開けなくてはいけない間隔が決められる（例：30球以上で中1日、50球以上で中2日）</p>
<p>上のルールはVarsity と呼ばれる学校を代表チームとそれ以外の低学年チームに分けて、さらに細かく設定されています　（下図参照）。</p>
<h4>■1試合で許される投球数</h4>
<table>
<tbody>
<tr>
</tr>
<tr>
<td><center>レベル</center></td>
<td><center>最大投球数</center></td>
<td><center>必須間隔 0日</center></td>
<td><center>必須間隔 1日</center></td>
<td><center>必須間隔 2日</center></td>
<td><center>必須間隔 3日</center></td>
</tr>
<td><center>代表チーム</center></td>
<td><center>110</center></td>
<td><center>1~30</center></td>
<td><center>31~50</center></td>
<td><center>51~75</center></td>
<td><center>76+</center></td>
</tr>
<td><center>低学年</center></td>
<td><center>90</center></td>
<td><center>1~30</center></td>
<td><center>31~50</center></td>
<td><center>51~75</center></td>
<td><center>76+</center></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>子どもの成長ペースはひとりひとり異なりますが、やはり代表チームに入るのは高学年が多く、それ以下のチームは低学年がほとんどです。同じ高校生とは言っても、15歳と18歳を同じように扱うこと自体に無理がありますので、この区別はレベル別ではなく年齢別にしてもよいのではないかと私は考えています。</p>
<p>いずれにしても、このルールではチームはシーズンをひとりの投手に頼ることはできません。1チームに15人ほどの選手がいるとして、そのなかの少なくとも5人くらいは投手としてマウンドに立つ経験を持つことができます。ひとりの突出した投手の健康を守ることにもなり、それ以外の多くの選手に出場機会を与えることにもなるわけです。</p>
<h3>野球はゲームであり、ゲームは楽しくあるべきだ</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/20221108_4.jpg" alt="" width="800" height="600" class="aligncenter size-full wp-image-42726" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/20221108_4.jpg 800w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/20221108_4-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/20221108_4-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/11/20221108_4-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></p>
<p>日本の高校野球ファンがカリフォルニアで行われている高校野球を見ると、あるいは「ゆるい」という印象を受けるかもしれません。負けたら終わりという緊張感や悲壮感に乏しく、試合にかける懸命さも目盛りが低いように見えますし、実際のところ現場に立っている私もそう思います。</p>
<p>それでも、ひとりひとりの選手がなるべく多くの出場機会を持つことができるという1点において、私自身はこちらの高校野球のあり方を概ね肯定しています。</p>
<p>「野球はゲームであり、ゲームは楽しくあるべきだ」とは1992年公開の映画『ミスター・ベースボール（Mr. Baseball）』で、日本にやってきたメジャーリーガーが高倉健さん演じる日本人監督に向かって言ったセリフです。プロとアマチュアの違いはあっても（あるいはプロでさえ）、私は野球を指導する際に忘れてはならない言葉だと思っています。</p>
]]></content:encoded>
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		<mobileclip:subtitle>2022.11.16</mobileclip:subtitle>
		</item>
		<item>
		<title>個人スポーツ部は帰宅部よりメンタルヘルスの問題を起こしやすい？－日本人コーチが紹介する米国のスポーツ部活動その19</title>
		<link>https://sportie.com/2022/07/highschool-sports19</link>
		<comments>https://sportie.com/2022/07/highschool-sports19#respond</comments>
		<pubDate>Fri, 22 Jul 2022 02:00:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator>角谷 剛</dc:creator>
				<category><![CDATA[WATCH]]></category>
		<category><![CDATA[TOPICS]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカ]]></category>
		<category><![CDATA[メンタルヘルス]]></category>
		<category><![CDATA[部活動]]></category>

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		<description><![CDATA[日本と同じように、あるいはそれ以上に、米国では高校の課外活動としてのスポーツが盛んです。部活動はスポーツをする貴重な機会を生徒たちに与えてくれます。部活動を通して、かけがえのない一生の友人を作った人も多いでしょう。 その [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>日本と同じように、あるいはそれ以上に、米国では高校の課外活動としてのスポーツが盛んです。部活動はスポーツをする貴重な機会を生徒たちに与えてくれます。部活動を通して、かけがえのない一生の友人を作った人も多いでしょう。</p>
<p>その一方で、「ブラック部活」という言葉に象徴されるように、長時間の練習や顧問教員の超過労働など、様々な弊害も生じていることが指摘されています。</p>
<p>私は2017年からカリフォルニア州オレンジ郡にある私立高校でクロスカントリー走部の監督を務めています。さらに2020年からは同じくオレンジ郡にある別の公立高校で野球部のコーチにもなりました。米国での部活動スポーツが実際にどのように行われているのか、現場から見た様子をご紹介します。</p>
<p>>>前回記事<a href="https://sportie.com/2022/04/highschool-sports18" rel="noopener" target="_blank">「日本人コーチが紹介する米国のスポーツ部活動-PART18-」</a></p>
<h3>チームスポーツに参加する子供はメンタルヘルスに苦しむことが少ない</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/07/20220708_1.jpg" alt="" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-42408" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/07/20220708_1.jpg 800w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/07/20220708_1-300x200.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/07/20220708_1-768x512.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/07/20220708_1-680x453.jpg 680w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></p>
<p>カリフォルニア州立大学フラトン校の研究者らが最近発表した研究論文*¹によれば、野球やアメフトのようなチームスポーツに参加している子供はメンタルヘルスの問題に苦しむ割合が少なくなることが分かりました。</p>
<p>ここまでは納得しやすいのですが、この研究ではメンタルヘルスとスポーツに関連して、驚くべきもうひとつの傾向を発見しています。テニスや体操などの個人スポーツのみを行う子供はまったくスポーツをしない子供と比べても、メンタルヘルスの問題を抱える確率が高いのだということです。</p>
<p>私は学校教育としての部活動スポーツに関わるものして、どんな種類のスポーツであっても、日常的に運動をする機会を作ることで、子供たちが心身の健康を得るために役立っていると信じていました。その私にとって、この論文の結論は非常に衝撃的なものでした。ひょっとしたら、スポーツ部活動に参加することでかえって精神的健康に悪影響が生じてしまった子供がいるかもしれないのです。</p>
<p><font size="-1">参考<br />
*1：Associations between organized sport participation and mental health difficulties: Data from over 11,000 US children and adolescents.<br />
Hoffman, D. et. al., 2022<br />
<a href="https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0268583" rel="noopener" target="_blank">https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0268583 </a><br />
</font></p>
<h3>1万人以上の子供を対象にした調査から浮かび上がったもの</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/07/20220708_2.jpg" alt="" width="800" height="600" class="aligncenter size-full wp-image-42413" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/07/20220708_2.jpg 800w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/07/20220708_2-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/07/20220708_2-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/07/20220708_2-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></p>
<p>この研究を主導したカリフォルニア州立大学のホフマン教授と研究チームは全米各地に住む9歳から13歳までの子供11,325人を対象にして、彼らのスポーツ活動歴とメンタルヘルスに関連したデータを解析しました。データは保護者に記入してもらった子供の行動に関するチェックリストが基になりました。スポーツだけではなく、メンタルヘルスに影響を与える可能性があると思われる他の要因、例えば家庭の世帯収入や全体的な活動量なども解析の対象になりました。</p>
<p>事前に予想された通り、チームスポーツに参加する子供は、運動をしない子供と比べると、不安やうつ病を示唆する確率が10％低く、社会からの疎外感を示唆する確率が19％低く、そして集中力欠如などの問題を示唆する可能性が12％低いことがわかりました。</p>
<p>ところが、個人スポーツのみを行う子供は、まったく運動をしない子供と比べると、かえってメンタルヘルスの問題を抱える可能性が大きいのだそうです。前者は後者より、不安やうつ病を示唆する確率が16％高く、社会からの疎外感を示唆する確率が14％高く、そして集中力欠如などの問題を示唆する可能性が14％高い、ということです。</p>
<h3>スポーツは万能薬ではなかった</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/07/20220708_3.jpg" alt="" width="800" height="600" class="aligncenter size-full wp-image-42415" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/07/20220708_3.jpg 800w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/07/20220708_3-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/07/20220708_3-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/07/20220708_3-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></p>
<p>考えてみると、スポーツ界でメンタルヘルスの問題が議論させるようになったきっかけと言えば、テニスの大坂なおみ選手が全仏オープンを棄権したことや、体操競技のシモーネ・バイルス選手が東京オリンピックで個人種目の出場を取りやめたことでした。偶然かもしれませんが、どちらも個人スポーツです。</p>
<p>それでは子供たちにはなるべくチームスポーツをさせる方が良いのでしょうか。私自身は必ずしもそうではないと考えています。自分自身の育児やコーチとしての経験から、チームスポーツに興味を抱かない子供や、あるいは他人と一緒にするより自分ひとりで何かをすることを好む子供は、確実に一定数は存在すると実感しているからです。そういう子達に好きでもないスポーツを強制することが良い結果を生むとは到底思えないのです。</p>
<p>個人スポーツがメンタルヘルスに悪影響を与えると言うよりも、メンタルヘルスに問題を生じやすい性質の子供は個人スポーツを好む傾向がやや強いのではないか。それが私の推測です。</p>
<p>新型コロナウイルスの影響であらゆる高校スポーツが中止となった頃、私はスポーツ部活動再開を州政府に請願する運動に関わりました。</p>
<p>関連記事：<a href="https://sportie.com/2021/03/highschool-sports14" rel="noopener" target="_blank">コロナ禍で改めて考えた高校生にとってのスポーツとは－日本人コーチが紹介する米国のスポーツ部活動その14</a></p>
<p>その頃は10代の自殺が増えていました。それにはスポーツをする機会が失われたことが原因のひとつではないかと指摘する声もあり、私もそう考えていたからです。</p>
<p>コロナ過がほぼ収束し、少なくとも私の地元ではどの年代のスポーツもフルに再開しています。しかし、子供がスポーツさえしていれば、それだけで安心できるというわけではないことを肝に銘じておこうと思います。</p>
<p><font size="-1">バナー写真：&#8221;TWU Gymnastics Practice [Emily]&#8221; by Erin Costa is licensed under CC BY 2.0.</font></p>
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		<mobileclip:subtitle>2022.07.22</mobileclip:subtitle>
		</item>
		<item>
		<title>スポーツに怪我はつきもの。指導者に求められるものは－日本人コーチが紹介する米国のスポーツ部活動その18</title>
		<link>https://sportie.com/2022/04/highschool-sports18</link>
		<comments>https://sportie.com/2022/04/highschool-sports18#respond</comments>
		<pubDate>Fri, 15 Apr 2022 06:00:42 +0000</pubDate>
		<dc:creator>角谷 剛</dc:creator>
				<category><![CDATA[SUPPORT]]></category>
		<category><![CDATA[TOPICS]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカ]]></category>
		<category><![CDATA[部活動]]></category>

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		<description><![CDATA[日本と同じように、あるいはそれ以上に、米国では高校の課外活動としてのスポーツが盛んです。部活動はスポーツをする貴重な機会を生徒たちに与えてくれます。部活動を通して、かけがえのない一生の友人を作った人も多いでしょう。その一 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>日本と同じように、あるいはそれ以上に、米国では高校の課外活動としてのスポーツが盛んです。部活動はスポーツをする貴重な機会を生徒たちに与えてくれます。部活動を通して、かけがえのない一生の友人を作った人も多いでしょう。その一方で、「ブラック部活」という言葉に象徴されるように、長時間の練習や顧問教員の超過労働など、様々な弊害も生じていることが指摘されています。</p>
<p>私は2017年からカリフォルニア州オレンジ郡にある私立高校でクロスカントリー走部の監督を務めています。さらに2020年からは同じくオレンジ郡にある別の公立高校で野球部のコーチにもなりました。米国での部活動スポーツが実際にどのように行われているのか、現場から見た様子をご紹介します。</p>
<p>前回記事>><a href="https://sportie.com/2022/01/highschool-sports17" rel="noopener" target="_blank">日本人コーチが紹介する米国のスポーツ部活動-PART17-</a></p>
<h3>部活指導者とプロスポーツ指導者の違いとは</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/03/20220331_1.jpg" alt="" width="800" height="600" class="aligncenter size-full wp-image-42088" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/03/20220331_1.jpg 800w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/03/20220331_1-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/03/20220331_1-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/03/20220331_1-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></p>
<p>少し古い話題になりますが、イチローさんこと鈴木一朗氏が高校野球の指導を行う資格を得るために日本アマチュア野球の研修会を受講したというニュースがありました。鈴木氏はその後、日本でいくつかの高校を実際に訪ねて指導を行ったことも続けて報じられています。</p>
<p>この研修会については、元プロ選手が高校生に野球を教えるのになぜ資格が必要なのかと批判する声も多いと聞いています。しかしながら、日本と米国の違いはありますが、同じく高校球児の指導に関わっている立場からは（もちろん、鈴木氏と私では天と地ほどのレベルの違いがあることは重々承知の上で申し上げるわけですが）、部活指導員には何らかの事前教育は必要だと私は考えています。</p>
<p>なぜなら、部活指導員の役割とは専門とするスポーツのテクニックや作戦を教えることだけではありません。それ以外に、学校教育に携わるものとして最低限知っておかなくてはいけないことが多いからです。</p>
<p>なかでもスポーツ系部活の指導員にとっての最優先課題は、生徒たちの健康と安全を守ることです。大前提として、スポーツに怪我はつきものです。ですから、指導員には、安全に配慮し、怪我を予防しながら、練習や試合を行うことがまず求められます。それでも怪我が起きてしまったときは、適切な救急処置を取ることも重要な役割のひとつです。</p>
<h3>部活指導員に義務づけられる安全講習</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/03/20220331_2.jpg" alt="" width="800" height="600" class="aligncenter size-full wp-image-42089" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/03/20220331_2.jpg 800w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/03/20220331_2-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/03/20220331_2-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/03/20220331_2-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></p>
<p>米国は広いので、州ごとに違いはあるかもしれません。少なくとも、私がカリフォルニア州の高校で指導を始める前には、安全に関する以下の講習を受け、かつ、すべてのテストに合格することが義務づけられました。</p>
<h4>■AED（自動体外式除細動器）とCPR（心肺蘇生法）</h4>
<p>何らかの事故で、意識を失った、あるいは呼吸困難に陥った人に対して、救急車が到着するまでに施すべき応急処置を学びます。受講者同士でパートナーを組むか、人形を利用して、人工呼吸の練習も行います。この資格は公的なもので、学校教育だけではなく、民間のスポーツ施設で働くときにも有効になります。</p>
<h4>■脳しんとう</h4>
<p>アメフトは米国で最も人気のあるスポーツなのですが、激しいコンタクトを伴います。そのため、昨今になって多発する脳しんとうの危険性が叫ばれ、若年層の競技人口に陰りが出始めています。それがきっかけとなり、今ではすべてのスポーツ関係者に脳しんとうの予防と対策に関する知識が求められています。</p>
<p>例えば、脳しんとうが疑われる選手は医療機関での診断を義務つけられ、定められた期間は一切の運動を禁止されます。運動を再開するには医師の許可書が必要になります。そうしたルールはすべてのスポーツに適用されています。</p>
<h4>■急性心停止</h4>
<p>米国の高校生アスリートに最も高い死亡原因は急性心停止ということです。毎年、何人かがそのために亡くなっています。そのような重大事態を招かないための予防対策がもっとも重要です。万が一、急性心停止が疑われる場合の救急措置についても学びます。</p>
<h4>■熱中症</h4>
<p>米国スポーツ界で熱中症に関する意識が高まり、その対策が講じられるようになったことも、アメフトで事故が多発したことがきっかけでした。アメフトは秋がシーズンなので、夏に集中して練習することが多いのですが、猛暑の下、屋外でヘルメットをかぶって運動するのですから、熱中症にならない方が不思議です。</p>
<p>私が住む南カリフォルニアは1年を通して暑くなる日が多く、摂氏40度以上にまで気温が上がる日が年に必ず何日かあります。気温や湿度が一定の条件を越える日は、学区から運動禁止の通達がきます。講習では、熱中症の予防に関するガイドラインと、そうなってしまったときの処置について学びます。</p>
<h4>■血液媒介病原菌</h4>
<p>出血を伴う怪我もスポーツでは珍しくありません。　講習では血液を媒介として感染する病気の危険性と、その予防策について学びます。</p>
<h3>教育関連者としての責務</h3>
<p><img src="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/03/20220331_3.jpg" alt="" width="800" height="600" class="aligncenter size-full wp-image-42090" srcset="https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/03/20220331_3.jpg 800w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/03/20220331_3-300x225.jpg 300w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/03/20220331_3-768x576.jpg 768w, https://sportie.com/wp-content/uploads/2022/03/20220331_3-680x510.jpg 680w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></p>
<p>上に挙げたものとは別に、全米の高校スポーツを統括する組織（NFHS – National Federation of State High School Associations）がすべての指導員に受講を義務つけているスポーツ指導の基本講座があります。そこでは身体的な故障に関すること以外に、生徒のメンタルヘルスについても詳しい説明があります。</p>
<p>さらには教育関係者として、セクハラと虐待についての講習を受けなくてはいけませんし、そして昨年と今年は新型コロナウイルス対策の講習も加わりました。</p>
<p>しかも、これらの資格は永久ではありません。資格の種類によって異なりますが、殆どは１、２年ごとに更新しなくてはいけません。その際は講習の再受講とテスト合格が資格更新の条件になります。これは教員であっても、私のような外部コーチであっても同じです。</p>
<p>プロスポーツ選手や指導者はそのスポーツの専門家ではあっても、こうした広範囲にわたる知識や経験を持っているとは限りません。学校の部活であれ、民間のスポーツ組織であれ、大事なお子さんたちを預かっているわけですから、指導に携わる全員が教育者としての自覚を持たなくてはいけない。私はそう考えています。</p>
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