中国スーパーリーグのACL出場チーム FC東京と対戦 江蘇蘇寧
WATCH中国スーパーリーグのACL出場チーム FC東京と対戦 江蘇蘇寧
ACL、アジアチャンピオンズリーグでは近年中国のチームの活躍が続いています。2013年、15年には広州恒大が優勝、16年も前年優勝の広州恒大を含め4チームが参加しています。
そんな中国チームの中で最近注目を集めているのが江蘇蘇寧(こうそ そねい)でしょう。江蘇蘇寧の正式名称は、江蘇蘇寧足球倶楽部(こうそ そねい そっきゅうくらぶ)で、1994年に設立され、プロリーグの甲B級(現在の甲A級)に参加、09年にスーパーリーグに昇格しています。
江蘇蘇寧がACL参加チームの中で注目されるようになった理由は、積極的な選手補強です。チェルシーからブラジル代表MFラミレス、リバプールが獲得を目指していたブラジル代表FWテイシェイラ、元マンC所属のFWジョーも獲得しています。
江蘇蘇寧は、15年スーパーリーグでは9位ですが、国内のカップ戦で優勝し、ACL出場権を獲得しました。
監督はルーマニア出身のペトレスク。過去にはチェルシーでプレー
江蘇蘇寧の現在の監督はダン・ペトレスクで、現役時代はチェルシーやルーマニア代表で活躍していました。
ペトレスク監督は、1986年にFCステアウア・ブカレストの下部組織から昇格、91年イタリア移籍、95年チェルシーに移籍、チェルシーでの同僚にはイタリア代表ロベルト・ディ・マッテオ、ノルウェー代表で巨人ストライカーのトーレ・アンドレ・フローなどがいます。
ルーマニア代表として94年、98年の2度ワールドカップに出場し、両大会でゴールを決め、2大会連続決勝トーナメント進出に貢献しました。
現役引退後は監督の道を歩み、04年FCラピド・ブカレストでキャリアスタート、06年ポーランドでリーグ2位の実績を残すも辞任。その後、FCウニレア・ウルジチェニではUEFAカップ、UEFAチャンピオンズリーグに導きます。この後、ロシア2部リーグ優勝などの後、15年7月から江蘇蘇寧を率いています。
新外国人選手はラミレス、テイシェイラ、ジョーの実績十分のブラジル人とオーストラリア代表選手、クロアチア代表選手
江蘇蘇寧に今期移籍してきた大物選手、まずチェルシーから移籍してきたラミレスは現在28歳で2010年からチェルシーに在籍、プレミアリーグ優勝だけでなく、リーグカップ、FAカップ、UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAヨーロッパリーグでの優勝経験があります。15年10月にはチェルシーとの契約を4年延長しましたが、フース・ヒディング新監督になってからは1試合に途中出場しただけになっていました。ブラジル代表としては、10年14年のワールドカップに出場しています。
シャフタールから移籍してきたテイシェイラは26歳。シャフタール在籍6シーズンで223試合に出場、89ものゴールを記録し中心選手として活躍してきました。この活躍でチェルシーやリバプールが興味を示していました。代表経験はU17、U20での代表経験があり、09年のU20ワールドカップでは3ゴールを記録し、シルバーポールに選出されています。
江蘇蘇寧にはテイシェイラ、ラミレス以外にも注目の外国人選手がいます。
まずは元ブラジル代表のジョー。ジョーは08年CSKAモスクワからマンCへ移籍。その後エヴァートン、ガラタサライ、インテルナシオナル、アトレチコ・ミネイロ、アル・シャバブと多くの国でのプレー経験があります。
次にオーストラリア代表のセインズベリー、ポジションはDF。セントラルコースト・マリナーズFCでキャリアースタート、14年オランダに移籍した後16年に江蘇蘇寧へ移籍しました。14年からオーストラリア代表に選ばれています。
クロアチア代表のサミールは、ブラジルのアトレチコ・パラナエンセでキャリアをスタート。06年にクロアチアのNKディナモ・ザグレブに移籍、UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAカップに出場、中心選手として活躍します。10-11シーズンにはクロアチアのプルヴァHNL年間最優秀選手賞に輝いています。
3月15日にFC東京のホームで行われたACLグループリーグ第三戦は0-0の引き分け。
次回は4月6日、FC東京に取ってはアウェーとなるグループリーグ第4戦で再び激突します!