第60回スーパーボウルを制するのはシーホークスかペイトリオッツか?

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第60回スーパーボウルを制するのはシーホークスかペイトリオッツか?

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第60回目を迎えるNFLスーパーボウル(LX)の対戦カードがNFCカンファレンス王者シアトル・シーホークスとAFCカンファレンス王者ニューイングランド・ペイトリオッツに決定しました。この両チームが全米一の栄誉を賭ける大一番は2026年2月8日(日本時間9日)にカリフォルニア州サンタクララで開催されます。

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史上稀な激戦だった2026年プレーオフ 

両チームともここまでの道のりはけっして平坦ではありませんでした。大混戦だったレギュラーシーズンに続いて、2026年のプレーオフはNFL史上稀な接戦の連続だったのです。

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まずワイルドカード・ラウンドでは、6試合中4試合で第4クォーターに最低1回の逆転シーンがあり、最終的に3-4点差で勝敗が決まりました。タッチダウンは6点、フィールドゴールは3点ですので、3-4点差とは1回のプレイで再逆転が可能な点差です。過去の同ラウンドでは複数の試合で同様の展開になったことはこれまでにありませんでした。

続くディビジョナル・ラウンドでは4試合中2試合で第4クォーターが同点で終わり、延長戦にもつれ込みました。これもNFL史上初のことでした。

そして迎えたカンファレンス・チャンピオンシップでは、シーホークスは同地区ライバルのロサンゼルス・ラムズを31-27で、ペイトリオッツはデンバー・ブロンコスを10-7と、どちらも薄氷を踏む僅差の勝利で制し、スーパーボウルでの切符を勝ち取りました。

シーホークスとペイトリオッツの因縁と共通点とは

シーホークスとペイトリオッツ。実はこの両者の対戦は2015年に行われた第49回スーパーボウルの再戦でもあります。そのときのスコアは28-24。ペイトリオッツが僅差でシーホークスを下しました。

終了間際で絶好の逆転チャンスを逃したシーホークスとニールダウン(時間稼ぎ)での幕切れを図ったペイトリオッツとの間で乱闘が発生し、退場者が出たことでも記憶に残る試合でした。

ペイトリオッツはその後もスーパーボウルの常連であり続け、王朝時代とも称される全盛期を謳歌しました。2019年には6回目の優勝を飾り、ピッツバーグ・スティーラーズにスーパーボウル最多優勝回数で並びました。もしペイトリオッツが今年も勝てば単独トップになります。一方のシーホークスは2015年以来11年振り4回目のスーパーボウル出場です。

因縁の対決から11年。両チームとも顔ぶれは大きく変わりました。なんといってもペイトリオッツ王朝を築いていたQBトム・ブレイディが引退し、ヘッドコーチのビル・ベリチックもチームを離れています。シーホークスのQBとヘッドコーチも入れ替わっています。

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ペイトリオッツの現QBドレイク・メイはよくブレイディの若い頃と比較されます。NFL2年目、若干23歳でスーパーボウルに出場することに加え、レギュラーシーズンではMVP最終候補5人に選出されるほどの活躍を見せました。

ペイトリオッツはヘッドコーチも新顔です。マイク・ブラベル氏は就任1年目。ただし現役選手時代は2001年から2008年までペイトリオッツでプレイし、スーパーボウル優勝も3回経験しています。もし選手とヘッドコーチの両方でスーパーボウル優勝リングを獲得すれば、NFL史上初の快挙となります。

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シーホークスのQBサム・ダーノルドは28歳。NFL生活8年目を迎える中堅選手です。これまでに5つのチームを渡り歩いてきました。2024年はプロボウルに選出されるなど、その実力は一流の評価がありますが、スーパーボウルに出場するのは今回が初めてです。

シーホークスのヘッドコーチは変わり種です。マイク・マクドナルド氏は就任2年目の38歳。プロ選手としての経験はなく、地元高校のコーチから指導者としてのキャリアを築き上げてきた人です。

QBとヘッドコーチはNFLチームの顔です。その4人全員がスーパーボウルにそれぞれの立場で初挑戦するというわけです。

シーホークスとペイトリオッツの共通点はそれだけではありません。両チームとも昨年はプレーオフ進出さえも逃したこと、今シーズン開幕前の下馬評でも下位の評価を受けていたことです。

前回の記事でお伝えしたように、NFL公式ウェブサイトがレギュラーシーズン開始前に発表したパワーランキングでは、シーホークスは32チーム中19位、ペイトリオッツは22位だったのです。

いわば、どちらも下剋上を成し遂げてきた両チーム。スーパーボウルの大舞台ではどのような戦いを見せてくれるでしょうか。現在のところ、スポーツベッティング大手各社のオッズでは、シーホークスがやや有利との予想が大勢を占めています。

試合会場について

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スーパーボウル60の会場は、カリフォルニア州サンタクララにあるリーバイス・スタジアムです。サンフランシスコ・49ersの本拠地として、2014年に開場した比較的新しいスタジアムです。

最新のテクノロジーを取り入れた設計や、自然光や風を活かした開放的な構造が特徴で、環境への配慮も評価されています。シリコンバレーに近い立地もあり、「未来型スタジアム」と呼ばれることも少なくありません。

ハーフタイムショーについて

毎年大きな話題を呼ぶハーフタイムショーですが、2026年のメインはラテン系ラップ・ミュージックの大物、バッド・バニーに決定しています。プエルトリコ人でプロレスラーとしても活動中という異色のアーチストです。

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ハーフタイムショーでは全曲をスペイン語で歌うことを公言し、昨年10月には「俺のパフォーマンスを楽しみたかったら、スペイン語を勉強する時間は4か月あるよ」などとジョークを飛ばしました。

バニーはトランプ大統領に批判的であることでも知られ、米国移民関税執行局(ICE)の活動への懸念を理由に2025年に予定されていた米国ツアーをキャンセルしました。当然のように、トランプ氏もNFLの人選に不満のようで、今年のスーパーボウルは現地で観戦しないと公言しています。

もともと、開催地のカリフォルニアは民主党支持色が強い土地柄です。トランプ氏がスタジアムに現れたとすれば強烈なブーイングが巻き起こることも予想されるので、それを避けたという見方が地元では有力です。

いよいよ間近に迫ったNFLスーパーボウル60。試合日程と視聴方法はNFL公式サイト日本語版(https://nfljapan.com/)で確認できます。

バナー写真:”Vince Lombardi Trophy Visits the Pennsylvania Capitol” by governortomwolf is licensed under CC BY 2.0.

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