世界一奪還へ!WBCをいつもより熱く観る方法 世界一奪還へ!WBCをいつもより熱く観る方法【4】〜1次、2次ラウンド(勝手に)シミュレーション

世界一奪還へ!WBCをいつもより熱く観る方法【4】〜1次、2次ラウンド(勝手に)シミュレーション WATCH

世界一奪還へ!WBCをいつもより熱く観る方法 世界一奪還へ!WBCをいつもより熱く観る方法【4】〜1次、2次ラウンド(勝手に)シミュレーション

スポーティ

いよいよWBC開幕が迫ってきました。日本はプールBに属し、初戦は3月7日(火)。キューバと戦います。続いて2試合目は3月8日(水)、オーストラリア戦。3月10日(金)に中国と戦います。

日本が戦うプールBは4カ国すべてがWBC常連国。特にキューバは第1回大会で準優勝しており、大会通算勝率.650の強豪国です。これらライバルを撃破し、再び世界一を奪還する道のりを独断と偏見でシミュレーションしてみました。

初戦は則本。盤石リレーで危なげない勝利を期待

とにもかくにも、初戦のキューバ戦が最初にして最大の山場と言えるでしょう。そうなると先発は、大舞台に強く2014年の日米野球で快投を披露するなど、小久保監督からの信頼も厚い則本昂大に託します。1次ラウンドの球数制限は65球。4回無失点で切り抜けてくれることを期待します。

理想は先発が5回まで投げて欲しいところですが、日本はブルペンスタッフが充実しているので、球数が増えても1イニングを丁寧に0で抑えることを重視してほしいですね。

捕手は則本に合わせて嶋基宏。嶋は怪我の状態もあるので、則本と松井裕樹専用捕手という位置付け。

2番手以降は牧田和久、宮西尚生、秋吉亮の3人で8回まで。変則、左右の継投で的を絞らせません。ここまで1失点に抑えます。守護神は秋吉や平野佳寿、松井裕樹との声もありますが、私は千賀滉大を指名します。投げっぷりの良さと落差の大きいフォークは、短期決戦のクローザーに適しているのではないでしょうか。

落差の大きいフォークを持つ、千賀滉大選手

打線は4番筒香嘉智、5番中田翔の勝負強さに期待します。強化試合などの結果から、菊池涼介の仕上がりが良いと感じます。山田哲人を3番、坂本勇人を6番とし、リードオフマンは青木宣親。青木、菊池、山田のチャンスメイクから筒香と中田でランナーを還す。これが侍ジャパンの得点パターンです。

2巡目に打線が繋がり先制。松田宣浩ら下位打線が、中盤から後半にかけて欲しかった追加点を叩き出す想定です。

キューバ戦希望先発オーダー

1. 青木宣親(右)
2. 菊池涼介(二)
3. 山田哲人(指)
4. 筒香嘉智(左)
5. 中田翔(一)
6. 坂本勇人(遊)
7. 松田宣浩(三)
8. 嶋基宏(補)
9. 秋山翔吾(中)
P. 則本昂大

キューバ戦予想試合展開

チーム  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
キューバ  0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
日本   0 0 0 2 0 0 2 1 × 5

投)則本−牧田−宮西−秋吉−千賀
捕)嶋−大野
本)筒香1

2戦目のオーストラリア戦、3戦目の中国戦は、両国とも格下のきらいはあります。しかしWBCでは強豪国が一つのミスで足元をすくわれることが往々にしてあります。

大方の予想ではオーストラリア戦の先発が菅野智之、中国戦が石川歩でしょう。1次ラウンドは2勝すればほぼ勝ち抜けが決まります。つまり、キューバに勝っても負けてもオーストラリア戦は確実に勝ちたいところ。ここに安定感抜群の菅野を持ってくるのは賛成です。

中国戦は2次ラウンドを見据えた起用法でも良いと思います。例えば武田翔太、藤浪晋太郎あたりを先発とし、石川を温存します。この戦い方で日本は3連勝。プールBを1位で通過します。

安定感抜群の菅野智之選手

2次ラウンドで十中八九、宿敵韓国と対戦

なぜ、中国戦で2次ラウンドを見据えた戦いをしなければならないのか。それは1次ラウンド最終戦が3月10日(プレーオフの場合は3月11日)で、2次ラウンド初戦が3月12日。中1日しかないからです。

2次ラウンドはソウルで行われるプールAの上位2チームと対戦します。プールAには永遠のライバル韓国のほか、台湾、オランダ、イスラエルがしのぎを削ります。韓国が2次ラウンド1位通過、オランダが2位通過と予想します。

12日は、プールBの1位とプールAの2位が対戦します。シミュレーションではここでオランダと戦うことになります。オランダはプレミア12でベスト8、第3回WBCでベスト4に入るなど、着実に力をつけている難敵。

ソフトバンクのバンデンバーグやヤクルトのバレンティン、内野手は第一線で活躍する現役メジャーリーガーを揃えています。

ここで、石川を先発に。さらに1次ラウンドの調子と疲労度、以降の試合を考えながら継投策を練る必要があります。

オランダ戦先発との予想の石川歩選手

プールAとBの1位同士がぶつかるのは3月15日。おそらくここで韓国と相見えるでしょう。この試合に則本もしくは菅野を持ってきたいところですね。

2次ラウンドのシミュレーション上では、初戦がオランダ、2戦目でキューバと再戦、最終戦で韓国とぶつかります。韓国戦を前に、1つでも多く勝っておきたい日本。となると、特にオランダ戦は大事な一戦になるでしょう。

1次ラウンド初戦で、則本がキューバを圧倒すれば、2次ラウンド2戦目もそのまま則本が先発でも良いと思います。

何が起こるかわからないのがWBC。アクシデントや最悪の状況も想定しながら、特に投手陣は臨機応変にフル回転しなければなりません。

WBC 侍ジャパン 日本代表 野球