美人整体師のラグビーチームが五輪を目指す! すすめ!! A.P.パイレーツ!
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2016年リオ五輪で92年ぶりに正式種目になるラグビー。男女7人制(セブンズラグビーと呼びます)での開催ということで、男女とも徐々に盛り上がりを見せています。
全国各地で新チームが立ち上がる中、元明治大学の名将・吉田義人監督が率いるのは、女子チーム『カ・ラ・ダ ファクトリー A.P.パイレーツ』。未来の五輪代表を狙う美女軍団の正体とはー。
カラダのことなら私たちにお任せ!
A.P.パイレーツが所属する「カラダファクトリー」は全国に整体サロンを展開している企業。
スポーツ選手(特に女性)の引退後の生活が問題になっている昨今、働きながらアスリートとして活動していく女性をサポートしようと、2014年1月にA.P.パイレーツを発足しました。
選手は基本的にカラダファクトリーに勤務、つまり“整体師”として働きながらアスリート活動をしていきます。整体の技術を身につけて、引退後も安心して社会生活を送れるように会社がバックアップをしていく、という仕組みです。
監督以外は全員同僚! 社会人チームの新しいあり方
現在、A.P.パイレーツのメンバーは13人。トライアウトを経て入部(そして入社)した選手もいますが、社内公募からも3人の選手が活躍しています。
副キャプテンの木元絵里花選手(24)はスポーツトレーナーを目指して入社し、カラダファクトリーに勤務。社内公募を知り、真っ先に手をあげました。
ラグビーは男性がするスポーツというイメージだったんですけど、アスリートとして、オリンピックに出場できる可能性があるならやってみたいなと。
大阪で勤務していた木元選手ですが、入部に伴って練習環境のある横浜の店舗へ転勤。チームメイトと寮生活を送りながら午前中は練習に励み、午後は整体師として働いています。
仕事をすることで生活の面でもバックアップを受けていますし、練習ができる環境にも助けられています。同僚が「練習行っておいで」「試合がんばってね」と、前向きに応援してくれるのもうれしいです。
社会人アスリートによくある、仕事と練習時間の兼ね合いの問題。シフト制の勤務システム、そして同僚たちの理解が彼女たちのアスリート活動を無理の無い形で実現させています。
実はトレーナーや管理栄養士もカラダファクトリーに勤務しています。プロアスリートの専属トレーナーとしても活躍するいわば「カラダのプロ」も、がんばる彼女たちをバックアップしているのです。
白衣を脱いだ先生たちの本気タックル
整体師として店舗での“お客様とのコミュニケーション”も、ラグビーをする上でプラスになっていると言います。
「ラグビーやってるんです」って言うとお客様にびっくりされます(笑)。でも実際にお客様の中からファンになってくれる人もいたり、「最近ラグビーはどう?」って声をかけてくれる方も多いのでうれしいです。
同僚からファンへ、そして“お客様”からファンへ。この日秩父宮ラグビー場で行なわれた自衛隊チームとの試合も、平日昼間にも関わらず大勢の応援団が集まりました。試合は29-0でA.P.パイレーツが勝利!
激しく、明るく、美しく。二足のわらじを履きながら、ひたむきにがんばるA.P.パイレーツの活躍によって、女子セブンズラグビーもますます盛り上がっていくことでしょう。
すすめ!! A.P.パイレーツ!
そんなA.P.パイレーツの今後を応援するクラウドファンディング(企業ではなく個人ひとりひとりのスポンサーをインターネット上で集めるサービス)が実施中。支援金は強化費、グランド利用料、遠征費、テーピング等の身体のケアにかかる経費などにあてられます。みんなでA.P.パイレーツを応援しましょう!