ドラ1「清宮幸太郎」札幌ドーム初登場! 北海道日本ハムファイターズ《ファンフェスティバル2017》開催!

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ドラ1「清宮幸太郎」札幌ドーム初登場! 北海道日本ハムファイターズ《ファンフェスティバル2017》開催!

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日本一を決める今年のプロ野球日本シリーズは、パ・リーグ覇者の福岡ソフトバンクホークスが第六戦で劇的なサヨナラ勝ちを決め、4勝2敗で制覇しました。セ・リーグで下剋上を果たした横浜DeNAベイスターズの3連敗からの粘りも素晴らしかったのも記憶に新しいところです。昨年、首位と最大11.5ゲーム差を大逆転してパ・リーグを制覇、日本シリーズも2連敗から驚異の4連勝という劇的な幕切れを果たした「北海道日本ハムファイターズ」は、今シーズンまさかの5位と予想外に低迷しました。

しかし、10月に行われた「プロ野球ドラフト会議」で北海道日本ハムファイターズは、7球団から重複指名を受けた高校生No.1スラッガー・清宮幸太郎選手を、木田GM補佐がクジで見事獲得、というミラクルを起こしました!そのことでファンの間では、一気に来シーズンへの期待が高まってきています。

そんな中、毎年恒例の人気イベント《ファンフェスティバル2017》が、11月26日(日)に札幌ドームで開催されました。当日は降雪・積雪もある中の極寒の札幌でしたが、「清宮くん効果」と、大リーグ行きを決めた「大谷翔平と最後の交流」ということで、39,606人(満員・チケット完売)という多くのファンが集結しました。

今年は《GALALYMPIC~東西合戦~》と題して鍵谷選手率いる《東軍》と中島選手率いる《西軍》に分かれ競い合うという企画で、かつての史上最大の戦い「関ヶ原の戦い」のようなイメージで両軍が競い合いました。また、今年も昨年に引き続き芸能人ゲストも登場(菊池亜美さん・北見市出身)、会場内の対抗戦競技の実況レポーターを担当し、積極的に盛り上げていました。

その他、選手との握手会、ハイタッチ、サイン会、写真撮影、キャッチボールなどの毎年恒例「イベント抽選当選者限定ふれあいコーナー」も盛況でした。そんな入場チケットも毎年即完売となる、ファイターズファンの熱気で大いに盛り上がった札幌ドームでのファンフェスティバル2017の様子を、私が現地フォトレポートしてきました。

表彰式

開幕前には、本年度最も活躍したファイターズ選手に贈られる「札幌ドームMVP賞2017野球部門」の表彰が行われ、2年連続ベストナインと3年ぶり盗塁王に輝いた西川遥輝外野手が選出されました。

オープニングセレモニー

「戦い」前の意気込みを聞く「試合前応援団長リポート」(応援団長は東軍・森本稀哲氏、西軍・建山義紀氏)の映像が大型ビジョンに映し出されるところからはじまり、ファイターズガールのダンスパフォーマンスがスタート。その後、北海道唯一のプロ・オーケストラ「札幌交響楽団」の壮大な演奏で美麗な音楽が鳴り響く中、ファイターズナインが合戦の舞台へと登場します。観客が手にしているスターフラッシュの眩い光の中で、選手たちがチームごとにグラウンド内特設メインステージに入場、ファンの歓声が木霊していました。

榎下陽大投手・現役引退セレモニー

中継ぎとして7年間活躍した榎下選手が今季で引退となることからセレモニーが行われ、同期入団の斎藤佑樹投手が花束を贈呈、ハグをして別れを惜しんでいる姿が印象的でした。スピーチでは「応援ありがとうございました。ファンの皆様のご声援は宝物」と、ファンの前で感謝の思いを伝えていました。来シーズンからは、日本ハム球団職員となることも発表。スピーチ後には胴上げもされ、温かく送り出されました。

稲葉ジャパン「アジアチャンピオン」に!元・日ハム稲葉監督や金子コーチが登場

過日行われた新国際大会「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」で見事、初代アジアチャンピオンとなった日本チーム。それを率いたのが、日本ハムで活躍した稲葉篤紀氏です。今回のフェスには、稲葉ジャパンのコーチで元日ハムの金子誠氏や、日本代表として活躍したファイターズ現役選手たちが登壇、稲葉監督が報告とお礼の挨拶を述べました。会場からは大きな拍手があり、初代アジアチャンピオンを祝福しました。

ドラフト新入団選手発表・お披露目

ファンお待ちかねの清宮幸太郎選手がここで登場!札幌ドーム初見参となりました。新入団選手が一人一人挨拶し、最後に自己紹介した清宮選手は、色紙に「北海道から世界へ」と書き入れて、ファンに披露しました。「いま幸せです。札幌ドームで60本打ちたい」と笑顔で大胆発言し、大物ぶりを発揮。未来の主砲として期待がかかります。

最後はホームベースにドラフト入団全員で初サインし記念撮影。報道陣から盛んにフラッシュを浴びていました。

※ちなみにこの記念ホームベースは、ファイターズオフィシャルショップON-DECK(札幌市中央区)に飾られています。

《GALALYMPIC》東西合戦・写真で振り返る名シーン

結果
戦国玉入れ(東軍勝利)
激突三番勝負(東軍勝利)
天下分け目の大合戦(西軍勝利)
デカスラムダンク(東軍勝利)
10種競技リレー(西軍勝利)

その他にも色々な催しが!

抽選で選ばれたファンと交流! 写真で振り返る「ふれあいイベント」

ハイタッチ会や記念撮影会で選手たちと触れ合えるレアイベントも、選手たちの合戦と並行して開催され、嬉しそうなファンの表情が印象的でした。

球団メインマスコット「B・B」が新たな道へ

球団メインマスコット「B・B」のグラウンドでの活動は、今シーズンで一区切りになると発表しました。来年からは北海道150年「みらい大使」に着任し、地域貢献に活動の場を移すそうです。今後は、見習いだったフレップが正マスコットに就任します。ポリーと共にグラウンドを盛り上げていくとのこと。高橋はるみ北海道知事も駆けつけていました。

北海道179市町村応援大使2018抽選会

この企画は、選手たちが北海道の各市町村の「応援大使」になるという名企画です。今年はどの選手がどの市町村になるのか!?とファンが注目する中、2018年の1年間は合計37選手が2市15町1村、合計18のまちの応援大使を務めることが決定しました。

フィナーレ! あっという間の5時間!

MVP表彰式

木田GM補佐により発表された今年のMVP。決定したのは…「中田翔」選手となりました!

フィナーレあいさつ

栗山監督挨拶
「楽しんでいただけましたでしょうか」と本日のフェスについて話したあとに、サプライズとして「来季のキャプテンは中田翔」と宣言、どよめきの後、観客からは万雷の拍手がありました。

中田翔・次期キャプテン就任挨拶
栗山監督から次期キャプテンとして指名された中田選手は、今季不調でFA(フリーエージェント)の権利を行使せず、残留を決めたばかりでした。就任挨拶では「今シーズンは悔しく悩んでいた。何かを変えたいと思っていた。今すごくやる気になっています」と神妙な様子で語っていました。

武田久 退団セレモニー

15年間リリーフとして活躍した武田投手の退団セレモニーもフィナーレ時に行われました。選手代表と家族から花束贈呈があり、武田投手は目を潤ませていました。

今後は「社会人野球の日本通運で選手兼コーチとして野球を続ける」とのコメントがありました。最後は選手たちに胴上げをされ、シャイな笑顔を見せていました。

イベント終了後は、恒例の選手たちから「サインボール」の客席投げ入れサービスがあり、最後まで観客席は盛り上がっていました。今シーズンでチームを去る大谷翔平選手も名残惜しむかのように、笑顔満開でフェスを楽しんでいました。退場の際には客席に盛んに手を振っている姿が印象的でした。

北海道日本ハムファイターズの「ファンフェス2017」現地フォトレポートは、いかがでしたでしょうか。2チームに分かれた東西合戦対決では、中島選手率いる「西軍」が最終合戦で逆転勝利、という結果になりました。

会場ではフォトレポートでご紹介したメインイベントの他にも、子供向けアトラクションイベント「ファミリーボールパーク」やグルメフェアなども同時開催していましたが、どこも人気で人が溢れていました。毎年取材に伺っていますが、数あるプロ野球のファンイベントの中でも、ファイターズは入場料も安価で、選手との距離も近く、毎年バラエティに富んだ内容で楽しませてくれる、現地で体感すると更にファン度が増す”神”イベントだな、と改めて感じました。

今回のフォトレポートで「北海道日本ハムファイターズ」に興味を持たれた方がいましたら、来シーズンは是非、札幌ドーム(東京ドームや、二軍・鎌ヶ谷スタジアムなどでも主催試合やイベントが色々と開催されます)で直に試合やファンイベントを体験してみてほしいと思います。ライターが自信を持ってオススメします!