福井しあわせ元気国体・高校野球

福井しあわせ元気国体・高校野球 WATCH

福井しあわせ元気国体・高校野球

スポーティ

今年で73回目となる国体は「しあわせ元気国体」として福井県で開催されました。スローガンは「織りなそう 力と技の美しさ」です。

そんな福井県で開かれた国体の高校野球を紹介します。

国体における特別競技としての高校野球

毎年、高校野球は特別競技として硬式の部、軟式の部がそれぞれ開催されています。一般競技で行われる軟式野球とは異なり、総合成績の対象とならない特別競技という位置付けになっています。

硬式の部の出場校は、夏の甲子園大会出場校中ベスト8に進出したチームと地元開催県から1チームの計12校です。軟式の部は、夏の全国大会に出場したチームから9チームが選抜され、これに開催県の1チームを加え10校です。


山中選手(高知商業)

硬式の部

出場校は、浦和学院(埼玉)、報徳学園(兵庫)、下関国際(山口)、大阪桐蔭(大阪)、高岡商(富山)、済美(愛媛)、敦賀気比(福井)、日大三(東京)、近江(滋賀)、高知商(高知)、金足農(秋田)、常葉大菊川(静岡)の12校です。

会場は福井県営球場です。会期は9月30日から10月3日までの予定でしたが、台風の影響で9月30日は中止となり、10月1日の試合開始も遅れたため、会期内に準決勝と決勝が行えず打ち切り(2回戦の勝者が優勝)となりました。

初日となった10月1日の第1試合目(12時開始)には大阪桐蔭が出場、早朝から長蛇の列ができ、球場は観客で一杯になりました。また、翌日の2日第4試合目には金足農が出場、吉田輝星投手見たさのファンで球場は満員になりました。


金城投手(近江)

また、近江は初戦で高知商と対戦。6‐4と逆転勝ちで快勝しました。2番手でエースの金城登耶投手(3年)が3イニング余りを投げ、ソロホームランを打たれましたが充分な内容でした。9回には、生まれながら右指に先天性四肢障害を持つという高知商の山中大河選手 (3年)が代打で出場(その後、一塁の守備につく)、レフトへあわやという大きな飛球を放ちました。山中選手は背番号10をつけますが、同チームの主将です。

硬式の部は、台風の影響で準決勝意向が行えず打ち切りとなり、2回戦で勝利した埼玉学院、金足農、大阪桐蔭、近江の4校が優勝となりました。

軟式の部


佐伯投手(中京学院大中京)

出場校は、啓新(福井)、慶応(神奈川)、広島新庄(広島)、河南(大阪)、能代(秋田)、中京学院大中京(岐阜)、篠山鳳鳴(兵庫)、天理(奈良)、上田西(長野)、早稲田実(東京)の10校です。

会場は福井フェニックススタジアムです。台風の影響で9月30日は中止、2日目の10月1日も試合開始が遅れましたが、10月3日までの会期内に決勝まで行うことができました。初日は1回戦の能代‐河南戦は、1‐0で能代が勝利しましたが、能代の児玉拓海投手(3年)がノーヒットノーランを達成しました。

3日は準決勝2試合と決勝戦と、決勝進出チームにとっては変則ダブルヘッダーとなる3試合が行われ、会期は無事終了しました。

中京学院大中京は夏の大会の優勝投手、佐伯奨哉投手(3年)が初戦から準決勝まで先発で投げてきましたが、決勝は外野手の大島遼介選手(3年)が先発。これに対し、能代はエースの児玉投手を準決勝では温存し泉大成選手(3年)が完投。決勝で児玉投手が先発しました。

決勝に相応しい投手戦となった試合は、能代の児玉投手の連続四球が絡み3失点。これが決勝点になりました。中京学院大中京は7回から佐伯投手がリリーフで登板、後続を完全に抑え、夏の大会に続き国体でも優勝を果たしました。

軟式の部


優勝した中京学院大中京

出場校は、啓新(福井)、慶応(神奈川)、広島新庄(広島)、河南(大阪)、能代(秋田)、中京学院大中京(岐阜)、篠山鳳鳴(兵庫)、天理(奈良)、上田西(長野)、早稲田実業(東京)の10校です。

会場は福井フェニックススタジアムです。台風の影響で9月30日は中止、2日目の10月1日も試合開始が遅れましたが、10月3日までの会期内に決勝まで行うことができました。初日は1回戦の能代‐河南戦は、1‐0で能代が勝利しましたが、能代の児玉拓海投手(3年)がノーヒットノーランを達成しました。

3日は準決勝2試合と決勝戦と、決勝進出チームにとっては変則ダブルヘッダーとなる3試合が行われ、会期は無事終了しました。

中京学院大中京は夏の大会の優勝投手、佐伯奨哉投手(3年)が初戦から準決勝まで先発で投げてきましたが、決勝は外野手の大島遼介選手(3年)が先発。これに対し、能代はエースの児玉投手を準決勝では温存し泉大成選手(3年)が完投。決勝で児玉投手が先発しました。

決勝に相応しい投手戦となった試合は、能代の児玉投手の連続四球が絡み3失点。これが決勝点になりました。中京学院大中京は7回から佐伯投手がリリーフで登板、後続を完全に抑え、夏の大会に続き国体でも優勝を果たしました。

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