熱い暑い夏の一大イベント「鈴鹿8耐」を楽しもう!!
DO熱い暑い夏の一大イベント「鈴鹿8耐」を楽しもう!!
毎年7月最後の週末に、鈴鹿サーキットで夏の一大スポーツイベントが行われます。それが鈴鹿8時間耐久ロードレースです。
梅雨が明け、本格的に暑くなる時期に8時間という長丁場で行われるレースは、ライダーはもちろん、チーム、スタッフ、そして観客にとっても暑く険しい耐久レースといえます。
しかし、日常では決して味わえない興奮、熱気、規模、感動が40年以上に渡り多くの人を魅了し続けています。そんな鈴鹿8耐についてご紹介します。これを見て現地で、テレビで鈴鹿8耐を楽しみましょう!
メイン写真 Photo by The Motorcycle Agency
今年で42回目の開催!鈴鹿8時間耐久ロードレースとは?
We've got a report, times, pics and rider comments from yesterday's QP sessions 👉https://t.co/qII9VBo7Q3 #YFRT #YART #Suzuka8H #WeR1 #RevsYourHeart pic.twitter.com/hSSOHankn2
— yamaha_suzuka8h (@YAMAHA_Suzuka8H) 2018年7月27日
鈴鹿8時間耐久ロードレースの歴史は長く、今年で42回目の開催となります。日本では最大規模の2輪レースで、日本でも開催される世界選手権(MotoGP日本GP)よりも観客動員数が多いのです。(2017年度には、MotoGPの観客動員数を2万人も上回る7万4000人が来場)
主に、国内4メーカーがしのぎを削る鈴鹿8耐は、市販車(1000cc)をベースにしたマシンで行われます。私たちも買える市販車が、8時間もの過酷なレースを走りきることは、バイクメーカーにとって大きな意味を持ちます。
これまで日本メーカーが優勝しており、日本のメーカーは性能と信頼性の高さを証明し続けてきました。
メーカーの威信を担うワークス(メーカー直属)チームの優勝争いや社会人の有志によるチームの頑張りなど、鈴鹿8耐は見所がたくさんあります。
そして忘れてはいけないのが、鈴鹿8耐は世界耐久選手権(EWC)の最終戦でもあるのです。昨年からシリーズ戦に組み込まれ、今年は全5戦中4戦を消化、残るは最終戦の鈴鹿8耐のみとなっています。
世界を転戦する世界選手権のチャンピオンをかけたバトルも見逃せません!優勝争いだけではなく、世界チャンピオン決定の瞬間でもありますので、EWCのバトルにも注目です。
For the last entry in our #TECH21 series, we're back in 1990 when 160,000 fans packed the circuit for the #Suzuka8H. Paired up with "Steady Eddie" Lawson, Taira's five years of disappointment were finally washed away from the top step. ➡️ https://t.co/Eko5qGyk5S pic.twitter.com/4NIDXPivnU
— yamaha_suzuka8h (@YAMAHA_Suzuka8H) 2019年7月5日
1978年から始まった鈴鹿8耐は、80年代から90年代前半までのバイクブームの影響もあり、ピーク時には、決勝日だけで15万人以上も来場したほど一大ムーブメントを巻き起こしました。
現在は、その時代に比べると少なくなりましたが、それでも、熱狂の時代に鈴鹿8耐を楽しんでいた世代は、毎年鈴鹿に足を運んでいます。今は若い世代の観客も増え、鈴鹿8耐は、幅広い世代に愛されています。
若い世代が増えた要因は、やはり鈴鹿サーキットの「頑張り」が大きいと言えるのではないでしょうか。バイク離れが急激に進み、鈴鹿8耐の観客も減っていく中、現状打破するために鈴鹿サーキットは動きました。大きな試みだったのが、ヤング割0円キャンペーンです。
これは、事前申し込みをした16歳から22歳の方限定で入場券と指定席(B、Q、R席)の料金が無料になるというもの。これは当時鈴鹿サーキットの新入社員の方が出した案で、その案が通って採用されたそうです。
この新入社員さんのアイデア、そして積極的にアイデアを採用した鈴鹿サーキットの姿勢が、こうして新しい客層を増やし、日本の歴史あるモータースポーツが再び盛り上がりを見せているのです。
楽しいイベントが満載の鈴鹿8耐
【7/26-29 "コカ・コーラ" #鈴鹿8耐】
=2分05秒403=
予選TOP10トライアルで #ハンパない タイムを叩き出したジョナサン・レイ選手
来年も出てくれるかな…ワクテカ#鈴鹿を振り返る2018 pic.twitter.com/N8s6BJrUq5
— 鈴鹿サーキット (@suzuka_event) 2018年12月21日
今年の鈴鹿8耐は水曜日(合同テスト)から開催されますが、金曜日に予選があり、盛り上がりを見せてくるのが土曜日です。
土曜日の午前中は、前座レースとなる鈴鹿4時間耐久レースが行われ、午後からはマシン、ライダーを間近で見ることができるピットウォーク、フリー走行が行われ、いよいよTOP10トライアルが行われます。
TOP10トライアルとは、金曜日に行われ予選で上位10チームに入ったチームで行われる予選のことで、鈴鹿8耐の名物なのです。
各チームで選ばれた2人名のライダーが1人ずつ走り、1周のみのタイムアタックを行います。たった1周で勝負が決まるTOP10トライアルは、サーキット全体を覆ってしまうくらいの緊張感の中行われますが、毎年ライダーたちが圧巻のパフォーマンスを発揮してくれます。
そして1人ずつのタイムアタックなので、今どのチームが何位なのかもわかりやすいですし、1台のマシンに集中して見ることができるので、初めて観戦する方にも見やすい予選形式ではないでしょうか。
白熱のポールポジション争いが終わり、あとは決勝を待つのみ…ではありません!お楽しみはまだこれからです。
土曜日の夜は、前夜祭が行われ、まさにサーキットはお祭りモードに突入します。夜の鈴鹿サーキットに花火が打ち上げられる幻想的な雰囲気の中、特別ゲストや鈴鹿8耐に参戦するライダーのトークショーも実施されます。
ここでしか聞けない裏側トークは必聴ですよ。そのほか過去の鈴鹿8耐を彩ってきた名車によるデモランが行われたり、ナイトピットウォークも実施されます。朝から晩まで楽しめるのが鈴鹿8耐の魅力です。
決勝レースのスタートでは参加するバイクがスタート位置に並べられ、緊張の度合いが増してきます。スタートではサーキットにいる全員でカウントダウンを行うのが恒例で、この時のサーキット全体がひとつになる一体感は鈴鹿8耐ならではです。
レースは8時間という長丁場ですが、まるでスプリントレースを見ているような激しいバトルが繰り広げられます。レースをずっと見ていられるほど接戦が行われますが、様々な楽しみ方が出来るのも耐久レースならでは。鈴鹿8耐ではレース中でも楽しいイベントが沢山あります。
グランドスタンドの裏にあるGPスクエアでは、各メーカーのバイクやパーツが展示されていますし、特設ブースではゲストたちのトークを聴きながらレースを観戦することもできます。
隣接している交通教育エリアセンターで展開しているBASE8耐では、有名アーティストによるスペシャルライブやFMX(フリースタイルモトクロス)の超絶パフォーマンスなど盛り上がるイベントが満載。自分ならではの8耐の楽しみ方を見つけてみてください。
((o(´∀`)o))ワクワク
7月28日決勝 "コカ・コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレースまであと「50日」
Honda、Kawasaki、SUZUKI、YAMAHAの応援席(V2、V1)が完売との情報が!
V2指定席、V1指定席も残り僅かだそうです!お買い求めはお早めに!https://t.co/Z9FUM5zcIT#鈴鹿8耐 #無双感ハンパない pic.twitter.com/6NGmkwEq0g— 鈴鹿サーキット (@suzuka_event) 2019年6月8日
そして8時間の激闘が終わるゴールのタイミングは席に戻り、8時間を戦い抜いた全てのライダー、チームを迎えましょう。
観客も含め、サーキットにいる全ての人が、8時間の耐久レースを完走した瞬間、なんとも言えない一体感と感動が一気に押し寄せてきます。
ペンライトで彩られたグランドスタンドとサーキット全体に祝福を送るかのように輝く花火は言葉では言い表せないほど美しく、夏の思い出を締めくくってくれます。
鈴鹿8耐でないと味わえない夏の思い出を皆さんもぜひ味わっていただきたいです。
延べ約700万人の方にお越しいただいた
今年で42回目の開催となる真夏のバイクの祭典
そこで繰り広げられる、筋書きのない物語#無双感ハンパない #鈴鹿8耐 #Suzuka8H pic.twitter.com/cSHXVl6683
— 鈴鹿サーキット (@suzuka_event) 2019年6月16日
アクセス/テレビ観戦
現地観戦が出来ない方も今年はテレビで鈴鹿8耐を楽しむことが出来ます!今年から、日テレ系列で中継されることが決まり、日テレG+、BS日テレ、Huluでライブ中継を見ることが出来るようになりました。
残念ながら、現地観戦出来ない方も、鈴鹿8耐を知らない方もテレビで白熱のバトルを見ることが出来ます。テレビで興味を持った方は、来年の鈴鹿8耐を現地観戦するのもいいのではないでしょうか。
INFORMATION
コカ·コーラ 鈴鹿8耐
https://www.suzukacircuit.jp/8tai/