先生直伝!オフィス・ヨガ 呼吸法&瞑想のはじめの一歩
DO先生直伝!オフィス・ヨガ 呼吸法&瞑想のはじめの一歩
「肩こりや背中の張りは当たり前。せっかくのお昼休みに席を立とうとすると腰が伸びづらい。」
そんな慢性疲労でお悩みの方は、多くいらっしゃることと思います。願わくば、仕事中にすっきり改善したいものです。このような場合は専門家に教えを請うのが一番ということで、台東区入谷でスタジオ「ヨガアース」を主宰するLIN先生にお話を聞いてまいりました。
4つのポーズを流れるように 約2分で完結
これからご紹介させていただく方法は、あえてシンプルなポーズを選んでみました。
「これでヨガなの?」に対する答えは、YESとNOの両方です。あなたの意識しだいでヨガになるのです。(日)〜(水)のポーズを流れるように行ってみてください。
(日)のポーズ
モデルは、リカイエンさん。現在、ヨガティーチャー目指し勉強中。
① デスクワークで丸まってしまった背中を伸ばします。
② みぞおちを引き上げて、胸をOPEN。内臓にスペースを与えてあげます。
③ 伸びを感じたら、ゆっくりと3〜5回ほど呼吸を行ってみてください。
こりで不快な場所も、血流などがわるくなっている場所へ酸素を送りこめば、気持ちのよい居心地のよい景色になります。それがヨガのポーズ(サンスクリット語でアーサナ)であり、先生の言う「ヨガは自分自身の旅であると言われているんですよ。」という言葉の意味なのかも知れません。
(月)のポーズ
① 裏側の背中をOPENしてください。背中やくびの固まりを伸ばします。
② 心地のよいところで呼吸をしてください。
(火)のポーズ
① 背骨をねじって、伸ばしてあげてください。内臓のマッサージ効果と、呼吸の活性化が期待できます。
② 腹式呼吸のポイントは、おなかに風船をイメージしてみてください。
③ 左右、行います。
(水)のポーズ
① このポーズでは、むくみの予防や坐骨神経痛の改善が期待できます。
③ 左右、行います。
【先生直伝 呼吸法ガイドライン】
『共通』
・吸う時間と吐く時間を均一に合わせる。
・糸をひくように、途切れず。 つなぎ目をなめらかに。
・2つを併用するのが理想。初心者は夜寝る前に腹式、朝目覚めたら胸式を練習(5分間)
『腹式呼吸』(ふくしきこきゅう)・・・副交感神経優位(リラックス)
・吸うとき、おなかを膨らませ、吐くときにへこませる。
『胸式呼吸』(きょうしきこきゅう)・・・交感神経(緊張)
・吸うとき、胸をふくらませ、吐くときに胸を萎ませる。
胸式では上から、そして腹式では下から横隔膜(おうかくまく)を上下に動かし、内臓を動かすようなイメージです。
時間に追われ忙しすぎる現代は、まずリラックス。ただし緊張の交感神経はいつも敵になるとは限りません。十分リラックスした休日明けの月曜日や、一日のサイクルでもランチのあとの午後は、ピリッと程よく緊張感がほしいところです。毎日、少しづつでも呼吸を練習しましょう。
おまけ
インサイドヨガでより効果的にせっかく行うのであれば、しっかり効かせたいものです。先生のお話を元に良くない例をまとめてみました。
【(月)のポーズ 】
前に行き過ぎてお尻が浮いてしまわないようにしてください。
【(火)のポーズ 】
大きくねじれてはいますが、膝の位置と骨盤がずれてしまっています。
【(水)のポーズ 】
この場合は丸まってしまうと腰から下に効いてきませんよ!
ある研究所の調査によると、2004年には国内のヨガ人口約23万人だったのが、2015年には約350万人とおよそ10年で15倍ほど増えたそうです。世界各国でも愛好家の多いヨガ。興味を持っていただいた方は、一度体験レッスンに参加してみてはいかがでしょうか。
INFORMATION
ヨガアース
東京都台東区北上野2-8-7 伊勢元総本店ビル3F
(東京メトロ日比谷線 入谷駅1番出口より徒歩3分)
TEL:03-5246-4366
ホームページ:http://www.earth-yoga.jp/