ガールズケイリン三輪梓乃選手が結婚 広がる女子自転車競技の可能性

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ガールズケイリン三輪梓乃選手が結婚 広がる女子自転車競技の可能性

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ガールズケイリン1期生の三輪梓乃選手が、同じく競輪選手として活躍する田口守選手と結婚することが明らかになりました。入籍は4月の予定で、結婚に伴い田口選手が三輪選手の所属する広島に移籍。三輪選手は結婚後も競技を続ける予定とのことです。

かつて女子競輪は、男子とほぼ時を同じくして、1949(昭和24)年から開催されていました。しかし選手の減少や人気の低迷により、1964年で運営を終了していました。

しかし日本発の競輪が「ケイリン」となって競技に採用され、広く自転車競技全体に注目が集まると、女子選手層の拡大を目指してガールズケイリンが復活、2012年に女子選手1期生33人が、2014年に2期生18人がデビューしました。さらに昨年競輪学校に入学した3回生20人が訓練中(3月に卒業予定)、そしてこの春には4回生が競輪学校に入学します。今後も女子選手のすそ野が広がりそうです。

オリンピックの自転車競技は長く男子だけの種目でしたが、1984年ロスアンゼルスオリンピックで女子個人ロードレースが採用されたのを皮切りに、1988年ソウルではトラックの個人スプリント、1996年アトランタでは個人タイムトライアル、2012年ロンドンではケイリンやチームスプリントなどが加わっています。

男子選手では2004年アテネオリンピックにおけるチームスプリント銀メダルを始めとして、メダル獲得の実績はありますが、女子自転車選手の活躍はまだありません。2016年のリオデジャネイロや2020年の東京では、ぜひ女子選手の活躍を期待したいものです。

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