チアと選手がその場でカップリング!? バレーボールFLVチアCUP2014
DOチアと選手がその場でカップリング!? バレーボールFLVチアCUP2014
社会人チアリーディング×社会人バレーボールクラブ
4月5日(土)東京・国立オリンピック記念青少年総合センターでユニークなコラボレーションイベントが開催されました。日本最大規模を誇るバレーボール社会人クラブリーグ・フォレックスリーグ(FLV)とチアリーディングコンテストを融合させた「FLVチアCUP2014」です。
バレーボールとチアリーディングという組み合わせは、アメリカンフットボールやバスケットボールほどではないですがポピュラーなもの。今回のイベントのユニークな点は「クラブチームと社会人チアリーダーのコラボレーション」という図式にあります。
フォレックスリーグの主催を務め、FLVチアCUPの発起人でもある松田裕雄(FLVリーグディレクター)さんは、企画の発端についてこう話しています。
バレーボールを始めとした各種スポーツの社会人クラブ活動が盛んなように、社会人チアリーディングの活動も盛んです。ただし、それを披露する場はプロ野球などの大きな興業がほとんどで、多くの人たちは見せる場所がないということを知りました。ならば僕たちが持っている「クラブバレーボール」という場所と掛け合わせてみれば面白いんじゃないかと思ったんです。クラブレベルのバレーボールイベントにチアリーダーがつくのは、おそらく今回が初めてだと思います
初めての体験にチアもチームもドキドキ!
アメフトXリーグなどの最前線で活躍するチームからチアリーディングは初めてという初心者チームまで、6つのチアチームが参加したFLVチアCUP2014。2分間の演技で競うショートプログラムに加え、ユニークだったのがフリープログラムでした。当日に「専門応援団」となるバレーボールチームを抽選で決め、そのチームの試合中に自由に応援するというものです。
FLVチアCUP2014の企画担当を務め、自身もチアリーダーとして活躍している島田若枝子さんも「こういった即興のプログラムを審査される形式はおそらく初めて」と話します。参加チームも慣れない即興応援の中でさまざまな工夫を凝らし、個性を発揮していました。
前述したとおり、クラブチームの大会でチアリーダーがつくことはほとんどありません。選手たちは序盤は少し戸惑いを見せていましたが、好プレーを一緒に喜び劣勢でも笑顔で盛り立てるチアリーダーたちの存在に、次第に勇気づけられていました。
審査員を務めたチアリーダー・yaoさんが「バレーチームもチアチームも、それぞれの活躍を目にする機会はあまりないと思うので、一緒に活躍できるイベントはお互いのモチベーションアップになるはず」と話していたように、バレーチームも好プレーを連発するなど、異色のコラボレーションは双方に良い化学反応を生み出していました。来年度も引き続きFLVチアCUPを開催していきたいと話す松田さん。社会人スポーツ×社会人スポーツの可能性を感じさせる、新しく魅力的なイベントでした。