“ほうきでアイスホッケーごっこ” の世界大会『ブルームボール』に600人集結
DO“ほうきでアイスホッケーごっこ” の世界大会『ブルームボール』に600人集結
2014年11月3〜8日、北海道・苫小牧市にて『ブルームボール』の世界大会が行われました。
ぱっと見はアイスホッケーのようですが、よく見るとスケートシューズを履いていませんし、なんかホッケースティックもほうきみたいです。そんな不思議なスポーツの魅力を、日本ブルームボール協会事務局長・細坂賢一さんに語っていただきました。
ーーブルームボールとはどのようなスポーツなのでしょうか?
カナダで生まれた『スニーカーを履いて行うアイスホッケー』です。ボールとほうきでやっていた“アイスホッケーごっこ”がルーツとされています。なのでスケートの経験が無い方でも、短期間の練習で十分に楽しむことができますよ。
ーーアイスホッケーとのルールの違いはどこでしょうか?
基本的なルールはほぼアイスホッケーと同じで、リンクもアイスホッケーのものを使います。
主なアイスホッケーと異なる点は以下のとおりです。
・パックではなく直径15センチのゴムボールを使う。
・ホッケースティックではなくブルーム(ほうき型の専用スティック)を使う。
・スケートではなく専用のスニーカーで走る。
・オフサイドはブルーラインではなくセンターライン(レッドライン)となり、アタッキングゾーンが広い。
・メンズ、レディス、の他に男女混成のミックスカテゴリー、40才以上のマスターズカテゴリーがある。
・試合時間は18分×2ピリオド。
ーーどんな人が対象のスポーツなのでしょうか。
4歳児から70代までの老若男女が楽しむことが出来ます。特にミックスカテゴリーはリンクに出る選手が男女同数(GK含めて男性3名、女性3名)なので、家族でチームを組んでも楽しいでしょう。
ちなみに我が家は妻がゴールキーパー、私がディフェンス、長男がセンター、次女がフォワードというチームでプレーしているんですよ。
ーー先日行われた世界大会はいかがでしたか。
自国開催ということで、メンズ・レディース・ミックスで各2チーム、マスターズで1チームが日本代表として出場しました。結果はレディースチームが世界第3位という快挙。メンズチームも手応えを感じたようで、次回の世界大会での活躍を期待できると思います。
本大会で11回目となる世界大会は、選手・役員合計で600名ほどが集まり、ゲームだけではなく、海外選手と市民の交流会も行われました。
ーーブルームボール協会の展望をお教えください。
次回の世界大会は2年後の2016年にカナダで行われることが決定しており、その大会に向けてさらなる競技力向上を図ります。
また、2017年の冬季アジア札幌大会では協賛競技となることが決まっています。将来的には2026年に開催が希望されている「札幌冬季オリンピック」の正式種目に昇格させたいと考えています。
今から始めるとオリンピック選手になれる可能性もあると思います。始めてみたい方は、日本ブルームボール協会にご連絡ください。
世界的にも広がりを見せるブルームボールは、近い将来アジア大会、そしてオリンピック正式種目へとステップアップしていく可能性があります。大注目のブルームボール、まずは家族や友人とチームを組んでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
INFORMATION
■日本ブルームボール協会
http://broomball-japan.jimdo.com
問い合わせは以下メールにて
ken1bb@plum.plala.or.jp(日本ブルームボール協会事務局長 細坂賢一さん)