難攻不落のヒマラヤ最難関ルートへの挑戦。映画『MERU/メルー』12月31日公開
WATCH難攻不落のヒマラヤ最難関ルートへの挑戦。映画『MERU/メルー』12月31日公開
ヒマラヤ山脈・メルー中央峰にそびえる、難攻不落の岩壁“シャークスフィン”に挑むドキュメンタリー映画『MERU/メルー』が、2016年12月31日に公開されます。
標高約6,250m、サメのヒレに似ていることから名付けられた“シャークスフィン”の直登ダイレクトルートはヒマラヤ最難関ルートとされ、挑戦者をことごとく拒み続けてきました。
中央の三角形にとがった岩壁が“シャークスフィン” ©2015 Meru Films LLC All Rights Reserved.
登山家であり、ベストセラー『空へ―悪夢のエヴェレスト』の著者、ジョン・クラカワーはこう言います。
「メルーを制するにはアイスクライミングが巧いだけでは駄目だ。高度に強いだけでもダメ、ロッククライミングの技術だけでも足りない。これまで多くの優秀なクライマーたちがその壁に挑み、敗れてきた。それは今後も変わらない。メルーはエヴェレストとは違う。シェルパを雇ってリスクを人任せにはできない。まったく別次元のクライミングなんだ」。
そんな難攻不落の登頂に挑んだのはコンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズタークの3人の名だたる登山家たち。彼らの挑戦の記録だけでも見応え十分ですが、命がけの登山家を支える家族視点で語られるストーリーにも心打たれるものがあります。
死と隣り合わせの過酷すぎる挑戦だけに、「なぜ登るのか」「なにが彼らを突き動かすのか」と考えてしまいますが、キャッチコピーのとおり「理由がないから、夢がある」のかもしれません。
左からレナン・オズターク、ジミー・チン、コンラッド・アンカー ©2015 Meru Films LLC All Rights Reserved.
あらすじ
2008年10月、コンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズタークの3人はメルー峰へ挑むため、インドに到着した。7日間のはずだった登山は、巨大な吹雪に足止めされ、20日間に及ぶ氷点下でのサバイバルへと変貌。過去の多くのクライマーたちと同じく、彼らの挑戦は失敗に終わった。難攻不落の山頂まで残りわずか100メートルのところで。
敗北感にまみれたアンカー、チン、オズタークの3人は、二度とメルーには挑まないと誓い、普段の生活へ戻っていく。ところが故郷へ帰ったとたん、肉体的にも精神的にも苦しい数々の苦難に見舞われる。一方、心の中のメルーの呼び声が止むこともなかった。そして2011年9月、コンラッドは2人の親友を説得し、シャークスフィンへの再挑戦を決意。それは前回以上に過酷なチャレンジとなった……。
友情、犠牲、希望、そして人間の奥底に眠る、原始的な冒険心について描いた、壮大なスケールの映像美で綴られる山岳ヒューマン・ドキュメンタリー。
息をのむ迫力、圧巻の映像美をぜひ劇場で。
この一大ドキュメンタリーを記録したのは、本作の監督も務めるジミー・チンが持ち込んだ2台の小さなカメラでした。彼らの目線で進む映像は、まるで追体験しているように感じさせられます。極限の状況下でのリアルな会話、そして登った者にしか見ることのできないメルーの恐ろしいほどの迫力と、美しさを垣間見ることができます。
サンダンス映画祭2015では観客賞を受賞。観た人を登山家の人生に引き込む作品です。この冬、ぜひ劇場でご覧ください。
©2015 Meru Films LLC All Rights Reserved.
©2015 Meru Films LLC All Rights Reserved.
劇場予告編
INFORMATION
『MERU/メルー』
2016年12月31日(土)より新宿ピカデリー/丸の内ピカデリー/109シネマズ二子玉川ほか全国ロードショー
公式サイト:http://meru-movie.jp/
facebookページ:https://www.facebook.com/meru.jp/
登頂者ゼロ・難攻不落のメルー中央峰「標高約6,250m」にちなみ、「6,250いいね!」数の獲得=メルー峰登頂に挑戦中!
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