ルートインBCリーグ中盤戦へ

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4月7日に開幕した前期も半ばに差し掛かりました。これまでの動きを紹介します。

静岡に新球団、準加盟

4月24日、ルートインBCリーグより、静岡に新球団設立準備室が発足したと発表されました。茨城でも、既に新球団が準加盟し、正式加盟に向けて、準備が進められており、早ければ来シーズンには12球団での運営されることになります。

リーグ発足当初は、4球団でしたが、その後、プロ野球がない地域を中心に球団数を増やしてきました。現在は、東地区が福島、栃木、群馬、武蔵、新潟の5球団、西地区が信濃、富山、石川、福井、滋賀の5球団で公式戦が行われていますが、新球団が加入した場合、この東西制を踏襲した5球団ずつで行われるのか、それとも4球団ずつの3地区制に移行するのかが焦点になります。

今季の目玉は栃木の村田修一選手

今季から、栃木ゴールデンブレーブスに巨人でプレーした村田修一選手が入団しました。ルートインBCリーグに元NPBの選手が在籍することは珍しくありませんが、村田選手は、実績もあり注目されています。

実際に、栃木ゴールデンブレーブスは、8試合消化時点で11258人(平均1407人)の来場者を集めるなど、リーグでトップクラスです。NPBを経験した知名度のある選手が間近で見られるという点が大きいのでしょう。ただ、10試合に出場し、成績は打率.267(30打数8安打)の7打点、本塁打はありません。NPBとは異なり、ベテラン選手にとっても厳しい環境のルートインBCリーグですが、今後本領を発揮するのか、更には若手選手の模範となるプレーができるのか、見守りたいところです。

前期の首位争いの行方は

リーグ戦も前期が、中盤戦へ差し掛かりました。西地区は現在、福井ミラクルエレファンツが首位を走り、その後を昨季ルートインBCリーグ優勝の信濃グランセローズが追いかけています。東地区は群馬ダイヤモンドペガサス、福島ホープス、武蔵ヒートベアーズ、新潟アルビレックスBCによる混戦が続いています。

ルートインBCリーグ全体的にいえることは、打高投低となる試合が多いことです。投手戦が全くないというわけではありませんが、打ち合い、得点の奪い合いとなる試合が多いのが特徴です。しかし、勝っているチームは確実に勝てる投手、そして勝ちパターンの継投がしっかりとできあがっています。

西地区首位の福井ミラクルエレファンツは濱田俊之(防御率2.16は7位)が、先発で4勝0敗。完投も1つあります。4月30日の対滋賀ユナイテッド戦では、9回に3点本塁打を許すなど危ない試合もあったものの、抑えにはイムがいます。また、このイムにつなぐまで岩本輝などの投手が控えています。2位の信濃グランセローズも先発に山崎悠生が、抑えには斎藤英輔がいるなど、信頼できる投手の存在が大きいところです。


福井ミラクルエレファンツのイムテフン選手

これに対して、打撃陣を見てみます。福井ミラクルエレファンツは先頭打者の松本が.414(打率6位)、4番の清田亮一が.471(打率2位)で本塁打1本と4割打者が2人います。信濃グランセローズも新村涼賢が.400(打率7位)、昨季まで、四国アイランドリーグplusの愛媛マンダリンパイレーツに在籍したポロが.383(打率8位)で4本塁打、川村大地(打率.355)とハイアベレージの野手がそろいます。

東地区は、福島ホープスの高橋元気(防御率1.86は2位、4勝)、群馬ダイヤモンドペガサスのセンテノ(防御率2.50は10位、3勝)ら投手が首位争いを支えています。また、センテノは完投が4つあるなどロングイニング任せることも可能です。

東地区の打撃陣で、最も注目したいのは、群馬ダイヤモンドペガサスの破壊力でしょう。井野口祐介、速水隆成らともに本塁打が4本ずつですが、極めつけはカラバイヨです。7本塁打はルートインBCリーグトップ、打点18も2位(打率は.297)です。今年も本塁打が止まらないようです。しかし、カラバイヨは5月6日の石川ミリオンスターズ戦では外野へ大きな当たりがあるも不発に終わり完封負けを喫しました。


群馬ダイヤモンドペガサスのフランシスコ・カラバイヨ選手

注目の選手たち

ルートインBCリーグの中でも、数人の選手を改めて紹介します。

福井ミラクルエレファンツの濱田俊之、信濃グランセローズの山崎悠生、福島ホープスの高橋元気らはルートインBCリーグを代表する投手に育ちましたし、群馬ダイヤモンドペガサスのセンテノに加え、富山サンダーバーズから、ルイス・ラミレスらの外国人の投手も来日1年目で実績を出しつつあります。センテノはベネズエラ出身の投手ですが、速球で投げ込んでくるのではなく変化球を使いこなし、打たせて取るタイプで日本に馴染めそうなイメージを受けました。

群馬ダイヤモンドペガサスのセンテノ選手

野手陣では、先ほども触れたポロ選手は打撃も好調ですが、走れる選手で盗塁も4つあります。内野の守備もそつなくこなします。長打力のあるカラバイヨも見応えはありますが、井野口祐介、速水隆成(群馬ダイヤモンドペガサス)や松本友や清田亮一(福井ミラクルエレファンツ)、新村涼賢、川村大地(信濃グランセローズ)らも楽しみな選手です。

全体的に粗削りな選手が多いルートインBCリーグですが、シーズンを通して選手たちも確実に成長しています。

※本文に掲載している記録は、5月9日現在のものです。


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