競技系フットサルチームが優勝と賞金獲得を目指して競い合う!

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競技系フットサルチームが優勝と賞金獲得を目指して競い合う!

スポーティ

3月24日(土)、東京都多摩市のフットサルステージにて「第1回フットサルステージ・チャンピオンズカップ決勝大会」が開催されました。この日は、予選リーグを勝ち抜いた15チームと、フットサルステージの長期リーグ「FS SUPER LEAGUE」の優勝チーム、合計16チームが出場し、ランニングタイムによる10分ハーフのノックアウト方式によるトーナメント戦で競いました。

ソサイチとフットサルの賞金大会を開催した経緯

この大会は、優勝チームには賞金として30万円が贈られます。フットサルステージの店長・千葉龍弥さん(株式会社クリエイティブヘッズ)は賞金大会が始まった経緯をこう説明します。

もともと僕は、このような大規模な大会を開催したいと考えていたのですが、当社はエフチャンネル(ソサイチ・フットサルの検索サイト)を運営していることもあり、そこのスタッフと僕の二人で、優勝賞金のあるソサイチとフットサルの二つの大会を発案しました。

スポンサー企業の協賛により、3月18日には東戸塚フットボールパークで「ソサイチ CHAMPIONS CUP 2018」が行われ、同24日には「第1回フットサルステージ・チャンピオンズカップ決勝大会」が開催され、各大会の優勝チームには、それぞれ賞金30万円が贈られました。どちらの大会も、参加資格は問わず、学生や社会人などのアマチュアプレーヤーが出場できます。「ソサイチ CHAMPIONS CUP 2018」には約70チーム、「第1回フットサルステージ・チャンピオンズカップ決勝大会」には約40チームが参加しました。千葉さんが続けます。

やはり賞金があるということで競技系のチームが中心になりました。参加申し込みの時点で競技系の大会となることを説明し、エンジョイ層のチームには、参加者のレベルに適した大会を紹介させて頂いています。


Fリーグ・サテライトチーム対大学サッカー部による決勝戦

「第1回フットサルステージ・チャンピオンズカップ決勝大会」の決勝は、ペスカドーラ町田アスピランチ(以下、アスピランチ)対荒野でFCの顔合わせとなりました。Fリーグのサテライトチームであるアスピランチと対戦することになった荒野でFCですが、関東大学サッカーリーグ2部に所属する大学サッカー部のメンバーを中心に構成され、高校サッカーの強豪校出身者などが顔を揃えています。

その決勝戦は、前半はスコアレスに終わりましたが、後半になると、アスピランチが左サイドから折り返したボールが相手ディフェンダーに当たってオウンゴールで先制。その2分後にはフリーキックを決めて点差を広げる展開に。しかし、荒野でFCは残り1分で1点を返すと、タイムアップまで10秒というところで劇的に同点に追いつきます。2-2のままで5分ハーフの延長戦にもつれ込むと、試合終了残り20秒というまたも劇的な時間帯に今度はアスピランチが勝ち越しに成功、そのまま逃げ切りました。

優勝したペスカドーラ町田アスピランチのメンバー

準優勝の荒野でFCのメンバー

Fリーグ・サテライトチームも難しい戦いを強いられた理由

準優勝の荒野でFCの戸田倭太留選手は表彰式を終えると次のようにコメントしてくれました。

普段はサッカー部の活動が中心でフットサルは全然やっていません。僕たちは即席のフットサルチームなのでフットサルの戦い方を知らない子も多かったのですが、みんな団結してできたと思います。やはり、相手(アスピランチ)は完成度も高く一枚上手だったかなという感じはしました。

優勝したペスカドーラ町田アスピランチは菅谷知寿選手に話を聞くことができました。チームはオフシーズンに入ったばかりということもあり、この日はメンバーがフットサルを楽しむことを優先していた一方、チームの知名度を考えれば絶対に負けられないプレッシャーもあったと菅谷選手は言います。

自分たちは、いつもフットサルをプレーしているので勝たなければいけないと思いますし、対戦相手からすればひと泡吹かせたいという気持ちで臨んでくるはずなので、メンタルコントロールが難しいところもありました。今回のようなワンデーのフットサル大会に出てくるチームは、普段僕らが対戦しているフットサルチームと比べると、サッカーに近い戦い方をしてきます。体の強さもあり、ロングボールを蹴ってきたりするなど普段の試合とは違います。そういったところも、やりづらく難しいところでした。

さらに規模の大きな大会を目指して

それでも、アスピランチのメンバーは、この日だけは競技として取り組んでいるストイックなフットサルから解放されて、エンジョイの重きを置いて過ごすことができたようです。
「賞金は今日参加したメンバーで分けます。みんなモチベーションが高かった理由は、そこにあったかもしれませんね(笑)。これから打ち上げです!」と菅谷選手は笑顔を見せると、メンバーの輪の中へと戻っていきました。

フットサルステージの店長・千葉龍弥さんは「第1回フットサルステージ・チャンピオンズカップ決勝大会」の全てのプログラムを終えて「質の高いイベントにするための作り込みは大変でしたが、僕の想像よりも盛り上がってくれたので、とても満足しています。」と振り返りました。今後は参加チーム数も増やし、規模の大きなフットサル大会として毎年恒例のイベントへと成長させていきたいと目標を語っていました。

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