コンセプトは「みんなが主役」~フットサルフェスタ2018開幕~

コンセプトは「みんなが主役」~フットサルフェスタ2018開幕~ DO

コンセプトは「みんなが主役」~フットサルフェスタ2018開幕~

スポーティ

国内最大級のアマチュア・フットサル大会である「フットサルフェスタ2018」の地域予選が5月20日(日)よりスタートしました。フットサルフェスタの歴史は古く、産声を上げたのは1997年のこと。当時は、関西で行われていましたが、やがて参加チームの輪が広がり、約700もの参加チームが集まるイベントになると全国大会へと規模も拡大しました。

昨年までの10年間は、「ホンダカップ フットサルフェスタ」として幅広い層のフットサルプレーヤーに親しまれてきましたが、今年は「フットサルフェスタ 2018」として8月5日(日)には武田テバオーシャンアリーナで全国大会が行われます。

地域予選は、全国9つのブロック(北海道、東北、北信越、関東、東海、関西、中国、四国、九州)で開催され、カテゴリーは、全員が45歳以上の「オーバー45」、全員が35歳以上の「オーバー35」、小学生の「U-12」、中学生の「U-15」、高校生年代の「U-18」、全員が女性の「レディース」、小学生の女子による「U-12ガールズ」、中学生の女子による「U-15ガールズ」、高校生年代の女子による「U-18ガールズ」のほか、制限なしの「オープン」に分かれています。

中学生や高校生プレーヤーの目標にもなる年に一回の晴れ舞台

フットサルフェスタのコンセプトは「みんなが主役」大会実行委員の本多克己さんがこう話します。

フットサルは、多様性を受け入れる大きな器のあるスポーツです。いつも仕事に汗を流している人、フットサルの競技会に参加する機会の少ない中学生や高校生の男女、そして外国人の方など、年齢や性別、初心者や経験者、そして国籍を問わず誰もがフットサルプレーヤーにとって特別な場所であるテバオーシャンアリーナを目指すことができます。そんな年に一回の晴れ舞台を楽しんでもらいたいと思っています。


もともとフットサルフェスタは、4つのカテゴリーから始まりましたが、育成年代の女子などは過去三年間で1カテゴリーずつ増えていきました。3年前にU-18を、一昨年にU-15、そして昨年にU-12を整備したのです。



それまで女子と男子は、一緒に参加してもらっていたのですが、女子のプレーヤーが増えてきたこともあり、カテゴリーを創設しました。作ってみると、中学や高校の3年間の目標がフットサルフェスタになったなどという話を耳にして驚きました。それまで彼女たちの目標となる規模の大会がなかったのです。男子も同様です。U-18の男子は、10年前にスタートしましたが、当時は、まだ参加チーム数もそれほどないと予想していたのですが、いざ始めてみると、たくさんのチームが集まりました。競技大会を求めている中学生や高校生が実に多かったのです。

エンジョイのプレーヤーも真剣にフットサルを楽しめる大会に

このように育成年代のフットサルプレーヤーにとって全国規模の大会として目標になっている一方で、エンジョイ層のプレーヤーも楽しめるのがフットサルフェスタの魅力です。本多さんがこう続けます。

フットサルフェスタでは“みんなが主役”ですから、競技志向のプレーヤーだけでなく、初心者や運動不足になりがちな人たちでも全国大会の舞台を目指して楽しんでもらいたいのです。試合時間は前後半各7分のランニングタイムで、1チーム3試合です。10分や20分ハーフにしてしまうと(対戦相手と強度が合っていないと)一方的な展開になることもありますが、7分だとモチベーションを落とさずに試合を終えることができます。やがて試合数をこなしていけば、慣れてきて勝ったり僅差だったりのゲームを展開することもできます。これも多様なレベルの人たちが楽しむための工夫の一つです。かつてオーバー40のカテゴリーに出場していた人が50歳を過ぎてからも『今年も来ましたよ!』と、毎年の恒例行事として楽しみにしてくれています。そういう場所を提供することができた喜びを感じます。

過去には、「ビギナー」や「エンジョイ」のカテゴリーもありましたが、今年のフットサルフェスタは年齢と性別による区分だけです。エンジョイとはいえ、フットサルは勝負事であり、ゴールを奪って、ゴールを守ることが目的であることに変わりはありません。本多さんは「だから、この大会は、しっかりとした審判に笛を吹いてもらっているんです」と言います。そして、それこそが、フットサルフェスタを大きなイベントへと成長させた理由でもあるのだとこう続けます。



エンジョイの大会だから、お遊びだから、ルールが甘くていい、自由にしていい、とするのではなく、ちゃんとした審判にジャッジしてもらい競技として試合を提供できたことがここまで広がった一因だと思います。エンジョイ層には、上手い、下手に関係なく、しっかりとフットサルに取り組んでいる人たちが大勢いて、そういう人たちに評価してもらったからこそ、ここまで続いてきたのだと思います。

中には1997年に、フットサルフェスタがスタートしたときにレフェリーをしてくれた高校生の一人が、今では国際審判員を務めるまでになっているといいます。それだけ長い歴史を紡いできたフットサルフェスタですが、最後に、本多さんがこの大会に託している夢を語ってくれました。

小学生や中学生からフットサルを志す選手が出てきて、日本が世界と互角に戦いながら世界の頂点を目指せる、そういう競技力を持てるように子どもたちに多様性のある選択肢を与えてあげたいんです。そのためにもフットサルフェスタを、ここから10年、20年と続けられる継続性がある大会にしたいです。フットサルフェスタの思い出といえば、フットサル日本代表の植松晃都選手(湘南ベルマーレフットサルクラブ所属)がフットサルフェスタのU-15カテゴリーで、テバオーシャンアリーナの全国大会に出場したときのことです。ヒールリフトでキーパー(ゴレイロ)を抜いてゴールを決めて会場中をどよめかせたことがありました。僕はいまだにあのシーンが忘れられないんですよ。


大会実行委員の本多克己さん(中央)と徳本和夫さん(右)と田尻美寧貴さん(左)

5月20日(日)所沢フットサルパーク会場 午後の部 参加チームコメント

■U-12の部 BOA SPORTS CLUB U-12 半澤侠太くん(小学6年生)

この大会でのテーマは、相手にタテをやらせない守備をするということでした。外(屋外)だから体育館よりは自然の音がしていてよかったです。それから、同じチームの中学生の先輩がU-15の部で試合をしていることもあり、自分も力をもらってプレーすることできました。今日の試合はチームのみんなが良い雰囲気で戦っていたし、大事なときに点を決めてくれたりしたので、(僕はキーパーなのですが)うしろから見ていて安心できました。楽しくフットサルをすることができました!

U-15の部 ZOTT WASEDA INFANTIL U-15 鶴田伊織くん(中学3年生)

いつもはAチームとBチームで分かれていますが、この大会は一つのチームとして一緒に出ます。両チームのメンバーが気持ちを合わせて勝ちに行けたらと思っていました。普段、メンバーはそれぞれ別のチームでサッカーをやっていますが、このチームは1年生から3年生まで上下関係がなく、とても和やかな雰囲気です。フットサルは、チーム毎にはっきりとした戦術があり、個々の能力で欠けていても戦術で補って相手を上回ることができるのも面白いです。

■オーバー35の部 HAPPY HOUSE 石井宏史さん

このチームは、もともと地元の同年代の仲間を呼び集めて作りました。活動を始めてから、もう15年ぐらい経っていますね。辞めてしまったメンバーもいますが、なんだかんだ続いています。(フットサルフェスタの)全国大会に出場した経験もありますが、そのときは家族も一緒に連れて行って、旅行のような楽しみ方をすることができました。勝ち上がる難しさはありましたが、この大会は全国大会までつながっているのがいいところですね。





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