前期終了。独立リーグ最新情報!

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四国アイランドリーグplusは前期が終了し、後期開幕までは様々な活動を行います。これに対してルートインBCリーグは前期の優勝争いに決着が付こうとしています。今回は、この両リーグの動きを紹介します。

台湾社会人チームと親善試合

四国合ラドリーグplusは6月3日に前期を終了し、7月28日に後期が始まるまで公式戦は行われませんが、この間に様々な活動が予定されています。6月8日から3日間、徳島ベースボールフェスティバルの一環として徳島県内(8日はJAバンク徳島スタジアム、9・10日はアグリあなんスタジアム)で台湾の台中市台湾人寿社会人チームを迎えての親善試合が行われました。

今回の親善試合は、2020年の東京五輪の事前キャンプ地に、台湾代表チームの招致を徳島県が目指しており、その一環で行われました。台中市台湾人寿社会人チームからは、2016年に徳島インディゴソックスでプレーし台湾球界のスター張泰山、元東北楽天イーグルスの林英傑らの選手も来日しました。

親善試合の結果は!?

6月8日は四国アイランドリーグplus選抜との試合が行われ、8‐5と台中市台湾人寿社会人チームが逆転勝ちしました。翌9日の徳島インディゴソックスとの一戦は7‐5で徳島インディゴソックスが逃げ切りました。

この試合では、張泰山が徳島インディゴソックスの4番DHで出場、3打席で2塁打を1本放ちました。そして、張泰山が徳島インディゴソックス時代に付けていた背番号49が、同球団の永久欠番になると同日発表されました。

台中市台湾人寿社会人チームの投手陣は、緩急交えたピッチングでアイランドリーグ打線を打ち取っていきますし、打者も本塁打を含め長打力もあり、台湾アマチュア野球のレベルの高さを感じさせました。日本の社会人野球に引けを取らないレベルの高さです。

10日の四国アイランドリーグplus選抜との試合は3回表終了時点で降雨のためノーゲームとなりましたが、選手たちがグランドを駆け巡りヘッドスライディングでスタンドを沸かせました(最後の走者は張泰山選手と徳島インディゴソックスの南啓介球団社長でした)。

9・10日には、球場内で台湾フェスタが開催され、台湾謝謝ラーメンなどの屋台が出店、賑わいました。また、3日間とも台湾からファンが来日し、熱い声援を送りました。

四国アイランドリーグの取り組み

四国アイランドリーグplusが6・7月に公式戦を中断するのは、梅雨と重なり天候が不順なこと、高校野球地区大会期間中は球場の確保が難しいことなどがあげられます。2015年と2016年には選抜チームが北米へ遠征し、現地の独立リーグキャンナムリーグと試合をし、レベルアップを図りました。今季は、高知ファンティングドッグスが韓国の木浦で6月13日から21日までキャンプを行うほか、28日から30日まで選抜チームが関東へ遠征し、千葉ロッテ、北海道日本ハムの二軍と交流戦を行います。7月1日には関東地区(埼玉県内)でトライアウトも予定されています。

前期戦は大詰め

ルートインBCリーグは6月22日の前期日程終了を目前にして、東西両地区での優勝争いがクライマックスを迎えています。

東地区は群馬ダイヤモンドペガサスがマジック2(2位の福島ホープスと0.5ゲーム差)を点灯させています。西地区は信濃グランセローズが同じくマジック2(2位の福井ミラクルエレファンツとゲーム差なし)です。どちらも僅差での首位であるため、まだ逆転Ⅴの可能性もあります。

優勝はこのチームか!?

群馬ダイヤモンドペガサスと信濃グランセローズの両チーム、強さの理由は投打のバランスがあげられます。青木颯が.367のアベレージを維持しているほか、カラバイヨが断トツの13本塁打40打点、井野口祐介は、打率が3割を割り込んでいるものの12本塁打と打撃のイメージがありますが、投手陣の健闘もあります。トーレスが6勝を筆頭にセンテノが5勝で防御率3.03、南拓真が3勝あげ防御率2.42と続きます。チーム本塁打48本はリーグトップ、チーム防御率3.77はリーグトップです。

これに対して信濃グランセローズは、ポロが打率.410と4割台の打率をキープしています。盗塁も現在のところ7つと打って走れる心強い4番打者です。新村涼賢(.375)、山本雄大(.337)と3割台の打者もそろっています。先頭打者のライも3割打者ですし、このライも足が速く盗塁が8つあります。

信濃グランセローズは打線をつないで積極的に足も絡めながら得点を奪ってくるタイプのチームです。チーム打率の.315はリーグトップです。
投手陣では、中継ぎの先生優成、抑えの齋藤英輔ら控えの投手が豊富なイメージがあります。6月13日の滋賀ユナイテッド戦では、先発の樫尾亮磨と2番手の漆戸駿が序盤に8失点と大量失点するも4回以降中継ぎ陣がぴしゃりと抑え10‐8で逆転勝ちしました。

西地区2位の福井ミラクルエレファンツも、投打のバランスがとれているチームです。清田亮一が4番打者として怖い存在ですし、投手では廉都、濱田に加えて抑えのイムがいるからです。チーム防御率3.78はリーグ2位です。

ルートインBCリーグは、前期日程が6月22日終了予定ですが、翌23日から後期日程が始まります。熱い優勝争いから目が離せません。

※記録は6月17日現在

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