独立リーグ中盤情報2026

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独立リーグ中盤情報2026

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各地で熱戦が繰り広げあられている独立リーグも中盤戦に差し掛かってきました。今回は九州アジアリーグ、日本海リーグ、そして四国アイランドリーグplusを紹介します。

九州アジアリーグ

>>九州アジアリーグ

前期は火の国サラマンダースが圧倒的な強さで制し、2位が大分B-リングス、3位が北九州下関フェニックス、そして最下位が宮崎サンシャインズとなっています。また前期トーナメントは北九州下関フェニックスが優勝しました。

そんな九州アジアリーグに2024年から準加盟で参入したのが佐賀アジアドリームズです(当初の名称は「佐賀インドネシアドリームズ」)。日本人選手3人のほか韓国、アメリカ(グアム)、インドネシア、スリランカ、パキスタン、カンボジア、インドなどのほぼアジア諸国の選手で構成されています。彼らはそれぞれの国のナショナルチーム経験の若い選手たちです。佐賀の地で成長し、そして帰国後それぞれの地で野球の普及活動に繋がっていくことが期待されます。これも独立リーグならではの地域と結びついた国際貢献だといえるでしょう。また、今季から埼玉西武ライオンズと業務提携もしています。

>>佐賀アジアドリームズ

6月21日、佐賀県武雄市のひぜしんスタジアムで北九州下関フェニックスを迎えてのダブルヘッダーが開催されました。

1試合目、佐賀アジアドリームズはアメリカ・グアム出身のクルーズ投手(22歳)、北九州下関フェニックスは千脇諒太投手の先発。両チーム点の奪い合いとなり、北九州下関フェニックスが漁野海人選手の本塁打を含む9安打。対して佐賀アジアドリームズが12安打を放ち、8対7で北九州下関フェニックスを下し今季ホーム初勝利となりました。この試合で佐賀アジアドリームズのジャン選手(パキスタン出身 投手兼内野手 20歳)はDHで先発し、ラストイニングに4番手投手として登板し、最後を抑えています。ジャン選手は打者として2安打放ち1打点をあげています。

2試合目、佐賀アジアドリームズはムシャラフ投手(パキスタン出身 21歳)、北九州下関フェニックスはエースの荒巻千尋投手の両先発で始まりました。ムシャラフ投手は201cm、102kgという大柄の右腕です。北九州下関フェニックスは初回に井町爵久選手、藪怜汰選手の本塁打で先制。これに対し佐賀アジアドリームズ打線は、荒巻投手からなかなか走者を出せず、6回にようやく代打のクルーズ選手、そして8番打者マァムゥッ選手(インドネシア出身 21歳)の連打で完全試合は阻止できましたが、5対0で北九州下関フェニックスが勝利しました。

佐賀アジアドリームズは7月2日現在、24試合で3勝21敗。この3勝のうちの1勝が先ほどのホーム初勝利です。佐賀アジアドリームズは選手を育てることも目的としているだけに、試合の中身も重要なのです。また、スタンドにはビジターのファンだけではなく佐賀アジアドリームズを応援する地元のファンや応援団、中には滋賀県から遥々駆け付け応援する人もおり、熱心な応援で球場を大きく盛り上げていました。それぞれの国の国旗を振っての応援も見られました。国際色豊かなチームが地域に根付きつつある非常に面白く、魅力のあるチームです。

日本海リーグ

>>日本海リーグ

日本海リーグは、今季から滋賀ハイジャンプスが本加盟として加わり、3球団体制になりました。現在は前期も大詰めとなっていますが、石川ミリオンスターズと富山GRNサンダーバーズが優勝争いを繰り広げ、7月2日現在、石川ミリオンスターズが1ゲーム差でリードしています。滋賀ハイジャンプスは3勝11敗に留まっています。

リーグ開幕戦として5月2日に守山市民球場で滋賀ハイジャンプスと富山GRNサンダーバーズの一戦が行われました。ようやく本加盟となった滋賀ハイジャンプスのホーム開催に2,461人もの来場者があり、球場は盛り上がりました。この試合は、滋賀ハイジャンプスは松井拓真投手、富山GRNサンダーバーズは南慶二朗投手の先発でした。前半は投手戦が見られたものの、後半に富山GRNサンダーバーズの打線が爆発。8対2で富山GRNサンダーバーズが快勝しました。

6月12日、金沢市民球場で行われた石川ミリオンスターズ対滋賀ハイジャンプス、石川ミリオンスターズは藤井大智投手が、滋賀ハイジャンプスは飯倉和也投手がそれぞれ先発。互いに点を取り合い、石川ミリオンスターズの三谷選手が4回に本塁打を放ち、滋賀ハイジャンプスは塩澤慶享選手が5回と7回に2打席連続の本塁打が飛び出しましたが5対5で引き分けています。

現在、防御率の上位には石川ミリオンスターズの藤井投手と富山GRNサンダーバーズの南投手、奪三振トップは千葉ロッテマリーンズでプレーした石川ミリオンスターズの岩下大輝投手らが名前を連ねています。また、勝利数では滋賀ハイジャンプスの松井投手が1位となっています。滋賀ハイジャンプスの3勝は松井投手が全てあげた勝ち星です。

野手では石川ミリオンスターズの飯倉寛登選手、富山GRNサンダーバーズの古賀太智選手らが4割台のハイアベレージをたたき出していますが、石川ミリオンスターズの間野勇翔選手、松本倫之介選手、富山GRNサンダーバーズの瀧野真仁選手らが俊足を生かし積極的に盗塁をしています(松本倫之介選手は6月26日付で任意引退)。

優勝争い、個人タイトル争い、そしてNPBドラフトを目指して誰が頭角を現していくかも球場へ出かけて観るのも面白いでしょう。

四国アイランドリーグplus

>>四国アイランドリーグplus

四国アイランドリーグplusではこれまで福岡ソフトバンクホークスや読売ジャイアンツの三軍との交流戦も開催されてきました。今季はこれに加え来日中のロッテジャイアンツの三軍との試合も開催されました。ロッテジャイアンツは釜山に本拠地を置くKBO(韓国プロ野球)の球団で、育成選手は今季現在42人とKBOの球団で最も多く在籍しています(『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑2026』論創社 参照)。なお、ロッテジャイアンツには、かつて日本ハムファイターズや阪神タイガースなどでプレーした金村暁氏が三軍の投手コーチとして在籍し、今回もチームに帯同しています。

今回の交流戦は四国アイランドリーグplusの各球団と各3試合ずつの計12試合予定されましたが、悪天候の影響などから半分の6試合が中止(記録上は引き分け)となり、6試合が実施されました。

その内の1試合が6月4日に香川県志度球場で開催の香川オリーブガイナーズとの一戦です。前日は6対5でロッテジャイアンツが接戦をモノにしています。

試合は香川オリーブガイナーズが新人の吉田貴翔投手、ロッテジャイアンツは背番号140のキム・ハンギョル投手で開始。キム・ハンギョル投手は身長193cm、体重93kgと大柄の右腕で19歳。試合は投手戦となりロッテジャイアンツはヒットや失策が絡み1点先制します。香川オリーブガイナーズは6回にバッテリーミスや新野翔大選手のヒット、森元彪向選手の犠飛などで3点を取り逆転。このまま松嶋泰佑投手、前田琉成投手と継投で逃げ切り、3対1で香川オリーブガイナーズがロッテジャイアンツを下しました。

今回の交流戦でロッテジャイアンツは中止の試合を除き4勝2敗で終えています。また、育成選手とはいえプレーや体格などは独立リーグをより上、NPBの福岡ソフトバンクホークスや読売ジャイアンツの三軍に決して負けないレベルだったといえます。

この日の観客は平日デーゲームということもあり105人と淋しいものもありましたが、熱心なファンがプレーを見守っていたのが印象的でした。

四国アイランドリーグplusのファーストシーズンは徳島インディゴソックスが優勝を果たしました。僅差で2位に高知ファンティングドッグス、3位に愛媛マンダリンパイレーツ、4位に香川オリーブガイナーズという順位になっています。