盛り上がる女子小学生野球 「NPBガールズトーナメント2014」徳島県が優勝
WATCH盛り上がる女子小学生野球 「NPBガールズトーナメント2014」徳島県が優勝
女子小学生による野球の全国大会「NPBガールズトーナメント2014 supported by 知の翼」が開催され、徳島県選抜チームが初優勝を飾りました。
初代王者はオール愛知ガールズ
一般社団法人日本野球機構と公益財団法人全日本軟式野球連盟が主催するこの大会は、女子野球のレベルアップや女子選手達の出場機会の拡大などを目的に、昨年から行われています。
昨年の「NPBガールズトーナメント2013」には、全国の予選を勝ち抜いたチームや、都道府県で編成した選抜チームなど、29都道府県の30チームが参加。4日間のトーナメントの末、愛知県代表のオール愛知ガールズが優勝に輝きました。
『侍JAPAN』も登場 開会式は東京ドーム
第2回大会の今年は、北は北海道から南は沖縄県まで36チームが出場。8月11日に東京ドームで行われた開会式には、女子野球日本代表でピッチャーとして活躍した出口彩香選手とともに、バッターの志村亜貴子選手とキャッチャーの西朝美選手が参加。女子野球の後輩達を前に、始球式を行いました。
翌、12日から三鷹市大沢総合グラウンド、調布市民西町少年野球場、調布市民西町野球場、稲城中央公園野球場に分かれて試合が行われ、昨年優勝のオール愛知ガールズ、昨年準優勝の千葉なのはなガールズ、昨年3位の徳島県選抜、静岡イーストエンジェルスの4チームがベスト4に勝ち進みました。
レベル向上する女子小学生野球
昭島市民球場で行われた準決勝第1試合、千葉なのはなガールズと静岡イーストエンジェルスの対戦は、序盤に5-0とリードした静岡イーストエンジェルスが、さらにリードを広げ、8-1で千葉なのはなガールズを下しました。オール愛知ガールズと徳島県選抜の準決勝第2試合は、序盤から互いに点を取り合う乱打戦でしたが、中盤以降にオール愛知ガールズを突き放した徳島県選抜が、7-3で勝利しました。
16日に行われた徳島県選抜と静岡イーストエンジェルスの決勝は、徳島県選抜が5回表にフォアボールのチャンスを活かして3点をあげると、6回裏の静岡イーストエンジェルスの反撃を2点に抑えて、3-2で徳島県選抜が優勝しました。昨年3位の徳島県選抜は「今年こそ優勝!」の目標を掲げており、見事にこれを達成しました。
また静岡イーストエンジェルスは準優勝に終わりましたが、「チーム全体のコミュニケーションもとれ、結束力も向上しました」とアピールしたように、昨年の1回戦負けから大きく躍進しています。大会全体としてもレベルが向上し、各ゲームとも白熱した戦いが繰り広げられました。
先日のワールドカップでも優勝し、盛り上がりを見せる女子野球。将来の侍ジャパンを担う彼女たちの熱い戦いにこれからも注目していきましょう。