Jリーグ2017シーズン新外国人 早速『DAZN』効果が!Jリーグに外国人選手が続々と加入中!
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開幕まで1ヶ月をきったJリーグ。DAZN(ダ・ゾーン)との大型放映権契約の影響か、今年はJリーグを代表する選手の移籍が多く見受けられます。13シーズンにわたり在籍したマリノスを去った中村俊輔(→磐田)を始め、大久保嘉人(→FC東京)や太田宏介(→FC東京)、田中順也(→神戸)などなどなど。最近では、セビージャ所属の清武弘嗣のセレッソ大阪への復帰が決定しました。その一方で、各クラブとも外国人選手の補強にも積極的に動いています。連日のようにポドルスキのJリーグ入りが報道されている他、ついにはあのファン・ペルシーの広島行きの噂まで。彼らの他にも有力な外国人選手がすでに各クラブに加入中です。
英・シティグループによる方向転換を強いられたマリノスは・・・
若いチーム作りに舵をきった横浜・F・マリノスは既に3人の外国人選手の獲得を発表しています。ウーゴ・ヴィエイラ、ミロシュ・デゲネク、ダビド・バブンスキー。Jリーグ発足当初から見ている人であれば、バブンスキーという名前に聞き覚えがあるのではないでしょうか。ダビド・バブンスキーは、ガンバ大阪でリベロとして活躍したバボン・バブンスキーの息子にあたります。過去には、バルセロナの下部組織に所属しており、イニエスタ2世として期待されていました。母国マケドニアでは代表に選ばれており、22歳と若さも十分です。
ダビド・バブンスキーと同じ22歳で、オーストラリア代表のミロシュ・デゲネクにも即戦力としての期待がかかります。身長187cmの大型DFで守備的なポジションならどこでもこなすことができるユーティリティプレイヤー。ブンデスリーガ仕込みの激しいデフェンスで、ファビオや小林祐三ら主力の抜けた穴を埋めることはできるでしょうか。
それでは、宮崎キャンプへ行ってまいります٩( 'ω' )و#fmarinos #宮崎キャンプ pic.twitter.com/wq9VwKPjCL
— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) 2017年1月31日
マリノスに加入した3人の外国人選手。左からミロシュ・デゲネク、ダビド・バブンスキー、ウーゴ・ヴィエイラ。前所属クラブでバブンスキーと同僚でもあったウーゴ・ヴィエイラも、昨年リーグの得点ランキング2位となる20ゴールを挙げている注目選手です。
川崎と新潟も即戦力の獲得で戦力をキープ
主力選手が移籍した他のクラブも見てみましょう。昨シーズンの躍進の立役者だった大久保嘉人を失った川崎フロンターレが、家長昭博とともに攻撃の軸として獲得したのがブラジル人MFハイネルです。ブラジル1部ポンチ・プレッタに所属していた同選手は、スピードとチャンスメイクが武器だそう。中村憲剛のスルーパスに抜け出したり、小林悠へラストパスを通したりと、目に見える結果を残せるかがフロンターレ初のタイトル獲得へ向け鍵になりそうです。
ポンチ・プレッタ(ブラジル)に所属しておりましたハイネル選手が、今季、期限付き移籍にて川崎フロンターレに加入することが決定しました。フロンターレを選んでくれてありがとう。ようこそ、川崎フロンターレへ!! https://t.co/BB6S6mFZrT【広報】 #frontale pic.twitter.com/AgSzbrLnbv
— 川崎フロンターレ (@frontale_staff) 2017年1月13日
レオ・シルバ(→鹿島)とラファエル・シルバ(→浦和)が抜けたアルビレックス新潟も、積極的な補強を見せています。ホニ、ジャン・パトリック、チアゴ・ガジャルドの3名をすでに獲得。
なかでもフォワードのホニは爆発力のあるスピードがあり、ラファエル・シルバの穴を埋めるどころかそれ以上の活躍を感じさせます。新潟はJリーグで降格を経験していない数少ないクラブですが、最近では下位に甘んじていることがほとんど。今年こそは上位争いに絡めるか、彼らの活躍が期待されます。
ちなみにチアゴ・ガジャルドは、昨年まで前述したハイネルの同僚で背番号10をつけていました。
J王者は元ブラジル代表FWとACL優勝経験のあるGKを補強
天皇杯とチャンピオンシップで優勝、クラブW杯ではレアル・マドリード相手に接戦を演じるなどJ屈指の名門として復活を遂げた鹿島アントラーズはどうでしょうか。
先日には、そのレアル・マドリード相手に2得点を挙げた柴崎岳の移籍が決まりました。しかし、この移籍を予期していたのか鹿島の補強は盤石です。前述したレオ・シルバを始め、国内から実績のある選手を補強している他、ブラジル・パルメイラスからレアンドロを期限付きで獲得。このレアンドロ、ブラジル代表に選ばれた経験があり、その際にはゴールも決めています。攻撃的なポジションならどこでもこなせる万能タイプのフォワードです。
今季から加入した鹿島の強力ブラジル人トリオ。レアンドロ(写真右)は過去にレバンドフスキと比較され「レアンドロフスキ」と呼ばれていたことも。
鹿島はACL王者からゴールキーパーを補強しています。櫛引政敏が抜け、少しの懸念材料だったこのポジションには、全北現代からクォン・スンテを獲得。Kリーグで3年連続ベストイレブンに選出されており、長年鹿島のゴールを守ってきた曽ヶ端準は熾烈なポジション争いを強いられそうです。
DAZNによる放映権収入の増加や、外国人枠数の変更などの影響で、多くの外国人選手が加入中のJリーグ。クラブワールドカップにおける鹿島アントラーズの活躍により、Jリーグの知名度が上がったことも背景にあるのではないでしょうか。今シーズンから優勝チームへの賞金が上がっており、いつになく積極的な補強を見せている各クラブ。新外国人選手もまだまだ増えそうです。果たしてポドルスキやファン・ペルシーのようなビッグネームの参戦はあるのでしょうか・・・。
(Photo by TAKA@P.P.R.S)