XFLAGが仕掛ける!熱狂できるスポーツ応援の場づくり

XFLAGが仕掛ける!熱狂できるスポーツ応援の場づくり SUPPORT

XFLAGが仕掛ける!熱狂できるスポーツ応援の場づくり

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大人気アプリ「モンスターストライク」(以下、モンスト)などを手がけるXFLAGは、JリーグではFC東京、Bリーグでは千葉ジェッツのスポンサーとしてチームの活動を支えています。

今回は、株式会社ミクシィ XFLAGスタジオライブエクスペリエンス事業本部 スポーツマーケティング室の柴篤志さんにインタビューし、スポーツチームをスポンサードすることで得られた効果や、今後の展望を聞きました。また、合わせて両チームで開催されたXFLAGの冠試合の様子を写真でお届けします。

XFLAGのコンセプトとマッチしたスポーツ支援

ーー現在、FC東京、千葉ジェッツへのスポンサードを行なっていますが、スポーツチームのスポンサードを始めたきっかけや理由を教えてください。

まず、XFLAGでは戦略コンセプトとして“B.B.Q.(バーベキュー)”を掲げています。これは、「友達や家族と集まって、熱く盛り上がれる場所を創る」ということを示したものになります。

スポーツを支援させていただいたきっかけは、スポーツの観戦体験が、私たちが掲げるコンセプトとマッチしていたことと、私たちが介在することでスポーツ観戦の価値をもっと高められるのではないかという可能性を感じ、参入を決めました。

ーーその中で、FC東京と千葉ジェッツを選んだのはどういった理由だったのでしょうか。

FC東京さんは、まず、私たちと同じ東京で活躍するチームということにシンパシーを感じ、弊社がスポンサードさせていただく前から多くのファン・サポーターのみなさんに愛され、支えられ、Jリーグのクラブのなかでも特に人気があるクラブのひとつです。弊社としてもFC東京さんとタッグと組み、ファン・サポーターのみなさんに喜んでいただけるおもしろい取り組みをしてみたいと思ったのが理由です。


千葉ジェッツさんは、活動する拠点こそ異なりますが、試合観戦時のブースターの方々の熱量や、観戦している方々を試合以外でも楽しんでいただくために演出面に力を入れるという千葉ジェッツさんの姿勢にとても共感したことがスポンサードの決め手でした。

FC東京で冠試合を開催。新規顧客へのリーチに成功

ーーFC東京では、Jリーグが今シーズンから始めた鎖骨スポンサー(ユニフォームの首元に入るスポンサー)になりました。反応はどうですか?

鎖骨スポンサーのみの効果を測るのは難しいところですが、FC東京さんとの取り組みとして、7月27日(金)に行われたV・ファーレン長崎戦で冠試合「XFLAG Day」を開催しました。この試合にモンストのユーザーを5,000組10,000名無料招待や、スタジアム横の広場でお祭りをテーマにイベントの開催などの取り組みを行わせていただき、フライデーナイトJリーグ(金曜夜開催の試合)で、当時の最高集客約23,000人を記録することができました。

当日はXFLAG Day限定のピッチサイドに設けられた特別席「XFLAGエキサイティングシート」が当たる抽選会が催され、25組50名の方々に臨場感あふれる観戦体験が提供されました。

ーー実際に来場した観客の反応はどうでしたか?

FC東京サポーターのみなさんは「“モンストの冠試合”だと、金曜夜開催でもこんなに人が集まるんだ」といった驚きもあったようです。また、ピッチに巨大なオラゴン(モンスト内の登場キャラクター)を置いていたのですが、「なんだあれ」というザワつきも起こっていましたね。

鎖骨スポンサーに加えて、冠試合をやらせていただいたことで、しっかりとサポーターのみなさんにご挨拶させてもらい、我々がサポートさせて頂く姿勢について、少し理解して頂けたのかなと感じています。今後もFC東京さんと一緒に色んなことをしていきたいと考えています。


FC東京「XFLAG Day」のピッチサイドに置かれた巨大オラゴンとモンスト人気キャラクターたち

ーーモンストのユーザーと、FC東京のサポーターの親和性というのは、どうでしたか?

最初は我々もモンストのユーザーがサッカーを好きなのかわからず、招待企画を実施してもユーザーに喜んでもらえないのではという懸念もありました。しかし、いざ募集してみると多くの応募があり、多くの方にご来場いただける結果となりました。
また、FC東京サポーターからは、冠試合での取り組みを見ていただいたからなのか、「久しぶりにモンストやってみるか」「モンストをダウンロードしてみよう」といった声もあったようですし、モンストユーザーからは「こんなことやってくれるならFC東京のサポーターになろう」と言って下さる方もいらっしゃったようです。この結果から、モンストとサッカーは乖離しているように見えて、実はマッチしている部分もあるのだなと実感しました。

アンケートによると、モンストユーザーからの招待客のうち約4割がJリーグを初観戦、約3割が2〜5年ぶりに観戦をした方でした。初めて、または久々にJリーグを観に来た方が半数以上を占めており、冠試合として新規のJリーグ観客を呼ぶことができたのには手応えを感じましたし、FC東京さんからも好評をいただくことができました。

スタジアム横の広場で行われたお祭りをテーマにしたイベントの様子

千葉ジェッツBリーグ開幕戦での大掛かりな演出

※本インタビューはBリーグ開幕戦の開催前に実施されました。
ーーBリーグ開幕戦での冠試合「XFLAG DAY」が決定しています。

千葉ジェッツさんから2018-2019シーズンのBリーグの開幕戦での冠試合実施の打診をいただき、そのご期待に沿うべく、何ができるかを社内で検討しました。やはりXFLAGとして千葉ジェッツブースターやスポーツファンの方にどうコミュニケーションを取っていくか、どうやって楽しんで観戦や視聴していただけるかが、考えるポイントになりました。私たちの想いとしては「アリーナでの観戦体験を最高のものにする」という大元の発想があるのですが、さらに、アリーナに来られない人にも、熱狂を感じられる体験を作っていくことをテーマに構想しました。

開幕戦当日には、XFLAGが提供する演出により、ダンスパフォーマンス、XFLAGダンカーズなどが開幕前や試合の合間を盛り上げました。

さらにスペシャルゲストとしてきゃりーぱみゅぱみゅも登場。映画『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』の主題歌『キズナミ』を披露しました。

ーーアリーナ以外の観戦体験について教えてください。

千葉ジェッツさんのホームアリーナで今回の試合会場となる船橋アリーナは最大5,500人が最大集客となっており、2年連続観客動員№1の千葉ジェッツ、そして開幕戦という条件が重なれば、ブースターの方で「行きたい!」と思っていても行けない方は多くいらっしゃるのでは、という考えから、パブリックビューイングを行いたいと、Bリーグ、千葉ジェッツに働きかけ、実施する運びとなりました。普通にパブリックビューイングをしてもつまらないので、アリーナと同じような観戦体験をしていただけるよう、参加特典として実際に開幕戦、船橋アリーナで配布した特製Tシャツを配り、パブリックビューイング会場も赤く染めようという企画をしています。またMCの方も入ってもらい、「GO!ジェッツ!」や「ディーフェンス!」といった試合中の掛け声も会場と同様に行って、みんなで一緒になって熱狂できる視聴体験をご提供したいと考えています。

ーーモンストユーザーには何か特典はあるんですか?

冠試合が決定した段階で、モンストユーザーにはアプリ内でオーブ(モンスト内のアイテム)を配布しました。また昨年に引き続き、今年も千葉ジェッツの試合結果に応じてオーブを配布する企画を実施します。昨年の千葉ジェッツはかなり勝ち続けていたので、一部のユーザーからは「オーブ製造機」とSNS上で好意的に比喩されているくらいです(笑)。これまでスポーツに興味がなかったユーザーも勝敗を気にしてくれ、いい相乗効果が得られていると思います。

一人じゃできない熱狂を。

ーー最後に今後の展望を教えてください。

我々、XFLAGは、「一人じゃできない熱狂を。」というスローガンを掲げて今活動をしています。このスローガンは、これまでゲームやアニメといったエンターテイメントのコンテンツを提供してきたXFLAGが、スポーツの場で起こる熱狂を、もっと気軽にもっとエキサイティングにファンの方々と一緒に育てていきたい!と思い掲げている指針で、このスローガンの考えの下、今後もスポーツの観戦体験の場を誰でも楽しむことができる環境やきっかけを作るために、新しいことにどんどんチャレンジしていきたいと思ってます。




インタビュアー:萩原拓也
編集・文章:五十嵐万智