今季ブレイク必至!? プレミアリーグの次世代スター候補TOP11

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今季ブレイク必至!? プレミアリーグの次世代スター候補TOP11

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補強禁止だったためにアカデミー出身者を呼び戻したチェルシー、積極的に若手を抜擢しているアーセナル…。プレミアリーグ2019-20シーズンは、例年以上にヤングスターの活躍が目立ちます。

序盤戦で存在感を発揮している選手たちは、輝きを失わずにシーズンを乗り切ることができるのでしょうか。モデルチェンジを図るビッグクラブから残留を争う中小クラブまで、注目の若きチャレンジャー11人を紹介します。

メイン写真 photo by Ronnie Macdonald

タミー・アブラハムとメイソン・マウントのコンビが大ブレイク!

エデン・アザールがスペインを去り、ダヴィド・ルイスは、ライバルのアーセナルへ。ユース選手との契約に関するルール違反が発覚して、補強禁止のペナルティを受けたチェルシーは、1月に獲得したプリシッチしか新戦力がいない厳しい夏を迎えていました。

フランク・ランパード監督は、就任1年目。チャンピオンシップ(2部)のダービー・カウンティで指揮を執った経験しかなかった新監督は、チェルシーからレンタルしていた20歳のMFメイソン・マウントをチームに呼び戻し、チェルシーでは2試合しか出場経験がなかったタミー・アブラハムとともに開幕戦先発起用という大胆な策に打って出ました。

マンチェスター・ユナイテッドを相手に、若手がどんなプレイを見せるかと注目された一戦は、4-0惨敗。次節のレスター戦(1-1)は、ベテラン重視の布陣に戻しましたが、3節のノリッジ戦から2人のアタッカーがブレイクします。


ユーロ2020予選のブルガリア戦でイングランド代表デビューを果たしたメイソン・マウント(PHOTO by @cfcunofficial (Chelsea Debs) London)

開始4分、アスピリクエタのグラウンダーをタミー・アブラハムが押し込んで先制。19分には、ハンリーを抜き去ったメイソン・マウントが、フリーで右隅に決め、69分にはCB2人を翻弄したタミー・アブラハムがGKの脇を抜くシュートで新指揮官に勝利をプレゼントしました。

チェルシーの新エースは、続くシェフィールド・ユナイテッド戦でも2ゴールをゲットし、ウルヴス戦では、ハットトリックを達成。8試合8ゴールという大ブレイクで、得点王争いのトップに立っています。

ストライカーの脇で決定機を創り出すメイソン・マウントも、前線への果敢な飛び出しが冴え、8節までに4ゴール。スタンフォード・ブリッジに詰めかけたサポーターに、アザールの不在を忘れさせてくれました。

チェルシーでは、リュディガーが不在の最終ラインを支えているフィカヨ・トモリも忘れてはいけません。CBながら積極的な攻め上がりが持ち味で、ウルヴス戦では相手のクリアをダイレクトで叩き、左のサイドネットに突き刺すスーパーショットを決めています。

リュディガーが復帰すると、ズマ、クリステンセンとのレギュラー争いが勃発しますが、ダービー・カウンティ時代にランパード監督の信頼を得ていた21歳があっさり定位置を獲得するかもしれません。

アーセナルの最注目は、4発ゲットのマルティネッリ!

19歳だった昨シーズン、レギュラーに定着したマッテオ・グエンドゥジに続けとばかりに、アーセナルの若手カルテットが頭角を現しています。

パスワークが魅力の20歳MFジョー・ウィロックは、既に7試合に出場。昨季はホッフェンハイムに貸し出され、23試合7ゴールと結果を出した19歳のリース・ネルソンも、リーグ戦で4試合に出場し、ヨーロッパリーグのスタンダール・リェージェ戦では得意のドリブルで左サイドを蹂躙しました。

同じくELで活躍したのは、18歳のドリブラー、ブカヨ・サカ。フランクフルト戦で1ゴール2アシストと爪痕を残し、プレミアリーグでは負傷離脱中のラカゼットの代役として、3試合連続でスタメンに抜擢されています。

アーセナルで最もブレイクの予感が漂うのは、夏に獲得した18歳のブラジリアン、ガブリエウ・マルティネッリでしょう。

意表を突くパスで周囲を動かし、精度の高いシュートを次々と放つ姿は、「リトルフィルミーノ」。カラバオカップのノッティンガム・フォレスト戦で2発、ELのスタンダール・リェージェ戦でも2発とオーバメヤンに次ぐゴール数を記録しており、プレミアリーグでも早期に結果を出すものと思われます。


レンタル先のホッフェンハイムで、ブンデスリーガ年間最優秀若手賞候補にノミネートされたリース・ネルソン(PHOTO by joshjdss)

マン・ユナイテッド戦でコンビを組んだロングスタッフ兄弟に注目

ロンドン勢のヤングスターが目立つ今季のプレミアリーグですが、他クラブからも才能あふれる選手が台頭し始めています。

マンチェスター・ユナイテッドの18歳ストライカー、メイソン・グリーンウッドは、スーパーサブとしてリーグ戦6試合に出場。ELのアスタナ戦とカラバオカップのロッチデール戦で貴重な決勝ゴールをゲットしており、プレミアリーグ初ゴールが期待されています。

21歳のショーン・ロングスタッフと19歳のマシュー・ロングスタッフの兄弟は、8節のマンチェスター・ユナイテッド戦でニューカッスルのセントラルMFとしてコンビを組みました。

昨季プレミアリーグで9試合に出場したショーンが、CBの前のスペースをカバーし、デビュー戦だったマシューは72分に決勝ゴール。キ・ソンヨンやシェルヴェイが本調子ではない今季は、兄弟で中盤を仕切る機会が増えるかもしれません。


ドゥグラス・ルイス(後列右から3人め)はエクアドルで開催されたU-20南米選手権にも出場(PHOTO by Agencia de Noticias ANDES)

イングランド代表をめざす若手が急増中!

トッテナム戦で初先発だったブライトンのアーロン・コノリーは、2000年1月生まれの19歳。超絶ヒールキックと鮮やかなミドルを決め、番狂わせの主役となりました。

19歳といえば、バーンリーのマクニールを忘れてはいけません。昨季プレミアリーグで21試合3ゴールの11番は、左サイドで8節までの全試合に先発しており、アシュリー・バーンズやクリス・ウッドにチャンスボールを供給し続けています。

ノリッジの攻撃に厚みをもたらしている21歳の左SBジャマル・ルイスも、全試合先発出場を記録しており、順調に成長すればビッグクラブから声がかかる可能性があります。

マンチェスター・シティからアストン・ヴィラに移籍した21歳のドゥグラス・ルイスは、U-23ブラジル代表で活躍する逸材で、中盤をコントロールする役割を担いながら既に2ゴールを決めています。

今回紹介した11人のうち、マルティネッリ、ジャマル・ルイス、ドゥグラス・ルイスを除く8人がイングランド代表に入る資格を持つスター候補です。

2022年にカタールで開催されるワールドカップで、スリーライオンズのユニフォームに袖を通す選手が何人いるでしょうか。プレミアリーグを盛り上げてくれる若いタレントたちに、ぜひ注目していただければと思います。