バスケ男子日本代表 W杯予選候補選手発表!

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バスケ男子日本代表 W杯予選候補選手発表!

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6月11日、都内でバスケットボール男子日本代表のワールドカップ予選代表候補選手発表が行われました。

2019年に開催されるワールドカップの出場権が与えられるアジア予選は、4か国中で上位3か国が2次予選に進むことができます。現在1次予選で日本は、4戦全敗の最下位という厳しい状況。2次予選進出には6月29日のオーストラリア戦(ホーム)と、7月2日のチャイニーズ・タイペイ戦(アウェー)の残り2戦で最下位を脱することが必要とされます。

今回は、ワールドカップ予選前の6月15日(金)・17日(日)に行われる日韓戦に挑む、日本代表候補選手が出席しました。

冒頭では日本バスケットボール協会の三屋裕子会長から熱いメッセージがありました。

欲しいものは、ただ一つ。結果です。
この後の2戦は、言い訳のできない、そして結果を残さなくてはいけない大切な試合です。我々は全力でこの結果を獲りに参ります。選手たちは覚悟とプライドを持って、あと2戦を戦ってくれます。
日本の方々が全員でAKATSUKI FIVEを応援していただきたいです。

技術委員長の東野智弥氏は、2020年のオリンピック出場枠をかけても1戦1戦が勝負だと話します。

1976年のモントリオールオリンピックからオリンピック出場は叶っていません。2020年のオリンピックは自国開催です。しかし、バスケットボールは自国開催枠が用意されていません。214か国がオリンピック出場の12枠を争っています。
今日は、歴史の1ページを作ってくれる選手たちを紹介できることを嬉しく思います。

ワールドカップ予選代表候補選手24名を発表

予備登録メンバー24名の中から6月のオーストラリア戦、7月のチャイニーズ・タイペイ戦で戦う12名が選出されます。メンバーの正式発表はオーストラリア戦前日の6月28日(木)を予定。

太田 敦也 (C / 三遠ネオフェニックス)
竹内 譲次 (PF / アルバルク東京)
ファジーカス ニック (C / 川崎ブレイブサンダース)
古川 孝敏(SG / 琉球ゴールデンキングス)
橋本 竜馬 (PG / シーホース三河)
篠山 竜青 (PG / 川崎ブレイブサンダース)
辻 直人 (SG / 川崎ブレイブサンダース)
比江島 慎 (PG / シーホース三河)
熊谷 尚也 (SF / 大阪エヴェッサ)
宇都 直輝 (PG / 富山グラウジーズ)
永吉 佑也 (PF / 京都ハンナリーズ)
田中 大貴 (SG / アルバルク東京)
西川 貴之 (SG / シーホース三河)
張本 天傑 (SF / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
富樫 勇樹 (PG / 千葉ジェッツ)
ベンドラメ 礼生 (PG / サンロッカーズ渋谷)
渡邊 雄太 (SF / –)
馬場 雄大 (SF / アルバルク東京)
玉木 祥護 (PF / 筑波大学)
平岩 玄 (C / 東海大学)
シェーファー アヴィ 幸樹 (C / ジョージア工科大学)
八村 塁 (SF / ゴンザガ大学)
テーブス 海 (PG / ノースカロライナ大学ウィルミントン校)
田中 力 (SF / IMGアカデミー)

フリオ・ラマス ヘッドコーチは、今回招集した選手たちとこれからの試合について次のように話しました。

今回招集している選手たちは日本でベストな選手たちです。才能があり、身長もフィジカルも評価している選手たちです。身体の改善など進めているところです。
今後の4試合については、最初の2試合の韓国戦はWindows3の準備として、もちろん勝ちに行くつもりでいます。オーストラリア戦とチャイニーズ・タイペイ戦でも、次のラウンドに進出できるよう頑張りたいと思います。今この選手たちが見せてくれている努力と成長を見ていると、可能性は充分あると思っています。

今回代表に初選出となったファジーカス ニック選手、そしてゴンザガ大学で活躍している八村塁選手について、他のメンバーは、高さで世界と戦える貴重な戦力だと話しました。

決意の一筆に込めた想い

決意の一言として「日本一丸」という一筆が発表されました。


チームを代表してこの書を書いたのは篠山竜青選手。「この達筆は僕が書きました(笑)」と会場の笑いを誘いつつ、書に込めた想いを話しました。

試合に出ている5人だけでなく、ベンチのメンバー、スタッフ、そして応援し支えてくれているみなさん、日本のバスケットボール界が一つとなって戦えるように想いを込めました。
みなさん、熱い応援よろしくお願いします。

篠山竜青選手インタビュー

ーーオーストラリア、そしてチャイニーズ・タイペイとの試合に向けては、今回はどのようなところを意識していこうと考えていますか?

ディフェンスにおいては失点をある程度は低く抑えられる試合も多くなってきており、手応えを感じてきています。リバウンドを1本で掴み取り、相手にセカンドチャンスを与えないようにしていくことはしっかりとやっていきたいです。そしてオフェンスでいかに効率よく得点していくかが鍵の一つだと思っています。相手の弱みを見極めて、コントロールしていければいい展開にしていけるのではないかと思っています。

ーー今回初招集となったニック選手ですが、川崎ブレイブサンダースで長らくチームメイトでもあります。

6年間一緒のチームでプレーしているので、得意な部分や苦手な部分をわかっているのは僕だと思うので、他の選手たちには彼の特長やカバーすべき点を伝えるようにしています。

ーーこれからの2戦、ここを見て欲しいという部分を教えてください。

ニックも八村も入ったのでインサイドの厚みは言うまでもなく、そこに厚みが出ることでペリメーターの負担も少なくなりますし、もっともっと楽なオフェンスができるようになると思います。そこのところは非常におもしろくできるんじゃないかと思うので、見て欲しいです。後がない崖っぷち状態なので、チーム一丸となって戦っている姿を見て欲しいです。

ワールドカップ、そして2020年東京オリンピックに向けて戦う日本代表AKATSUKI FIVEをぜひ会場で応援してください!

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