台湾からの留学生 八戸学院光星の中軸としてセンバツ甲子園出場
WATCH台湾からの留学生 八戸学院光星の中軸としてセンバツ甲子園出場
台湾から日本に留学している高校生が、春の選抜高校野球に出場することが決まり、日本と台湾で話題になっています。
八戸学院光星(青森)のクリーンナップを打つのは、台湾からの留学生・蔡鉦宇選手。台北市生まれの蔡選手は、小学生や中学生の時に何度も台湾代表に選ばれた実力の持ち主で、2010年「第30回ジュニアリトルリーグ世界大会」では、台湾チームの優勝に貢献しました。
日本の高校野球に憧れた蔡選手は、八戸学院光星の仲井宗基監督が蔡選手の祖父と同じく東北福祉大学出身だったことから、2012年に同校へと転入しました。当初は慣れない環境や言葉の問題で、10キロ以上も体重が減ったこともありましたが、今ではチームの中軸として欠かせない存在になっています。
去年の秋に行われた東北大会で、同校が優勝しセンバツ出場が確実視されると、日本と台湾で蔡選手へ注目が集まり始めました。さらに今年2月に台湾で、日本統治下の台湾で甲子園出場を目指す台湾高校生を描いた映画『KANO』が公開されたことから、“真實版『KANO』(リアル版『KANO』)”として注目度がアップしました。
蔡選手は台湾の穀保家商高校に入学していたため、高校野球連盟の規定により今回のセンバツ大会が出場できる最後の大会です。1回戦は26日、強豪の横浜高校(神奈川)と対戦が決まっています。どんな活躍を見せてくれるでしょうか。