メジャーリーグの球場の中で醸造されるクラフトビールが美味しいらしい

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メジャーリーグの球場の中で醸造されるクラフトビールが美味しいらしい

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メジャーリーグ観戦を彩るクラフトビール

スポーツ観戦に欠かせないものといえば、やっぱりビールですよね。

そしてビールと言えばクラフトビールというワードを最近耳にした人も多いはず。特集本や飲めるお店、イベントなどが続々登場し注目を集めています。WEBサイトクラフトビール東京によると、クラフトビールとは「小規模なビール醸造所でビール職人が精魂込めて造っているビール」とのこと。様々な醸造所で様々な種類が製造されることから、アルコール度数や味など、自分に合ったビールを見つけられることも人気の秘訣ではないでしょうか。

日本はもちろんアメリカでも盛んに製造されており、実はメジャーリーグの試合を観に行くとその地元のクラフトビールの売店を必ずと言っていいほど見かけることが出来るのです。「(その街に)来たんだな」という実感も深まる、アメリカ・メジャーリーグ観戦を彩ってくれる存在です。

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そして、その中でも「地元のビール」の枠を超えて今や全米へ人気を拡大中なのがブルームーン。このビール、なんと球場の中にそのまま醸造所があるらしいんです。まさに産地直送、これは飲みに行くしかない!とコロラド州デンバーに足を運びました。

レンガ造りのレトロな球場にある醸造所

ここは1995年の開場以来、コロラド・ロッキーズの本拠地として親しまれているクアーズ・フィールド。デンバーはロッキー山脈のふもとにある街で標高が高く、気圧の関係で他の球場より打球がよく伸びると言われています。この球場の中にあるなんて、どんな醸造所なのでしょうか? もちろんメジャーリーグで醸造所がある球場はここだけです!

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球場ができて数年は一般公開されていたものの、その後は試合日のみに公開されて来たこの醸造所。ティスティングルームなどのリニューアルが行われ、今年5月より試合のない日のオープンが復活しました(火曜~土曜の14時~20時)。11月になれば野球はオフシーズンですが、その間ももちろん楽しめます。

このブルームーンは「ビール造りはアートである」と語るキース・ヴィラ氏が、ビール造りを学んだベルギーから帰国しこの地で始めたブランド。オレンジの隠し味が効いた、ほんのりとした甘さが特徴的です。「ビールの苦みがちょっと苦手」という人も、きっと美味しく味わえますよ。

醸造所の中の様子。ティスティングバーで楽しむことができる

醸造所の中の様子。ティスティングバーで楽しむことができる

試合のある日は試合開始の2時間前までオープンする醸造所ですが(2013年時点)もちろん、球場の中でも味わうことが出来ます。外野席にはスタンドバーのような一角もあります。飲みやすいビールに広々とした球場。ついおかわりが進んでしまいそうですね。

球場の中には「ブルームーン」の看板が光るレストラン「マウンテン・ランチ・クラブ」もある(ランチ=Ranch、農場の意)

球場の中には「ブルームーン」の看板が光るレストラン「マウンテン・ランチ・クラブ」もある(ランチ=Ranch、農場の意)

球場を見渡せるスタンドバー風エリア。球場内での価格は7ドル〜

球場を見渡せるスタンドバー風エリア。球場内での価格は7ドル〜

日本でも楽しめるブルームーン

IMG_0958_sそんなブルームーンは、今年になって日本にも上陸。取り扱うお店が続々登場しています。こちらは日本導入一号店となった、麻布十番の「クラフトハンズ」。ビンでも常備されていますし、樽生を飲める日もあります。

現地に行く余裕がなかなかない…というときでも、デンバーでメジャーリーグの試合を見ている気分になれるかも。遥かなるメジャーリーグに思いを馳せながらの一杯、ぜひいかがでしょうか!

※営業時間・価格は2013年シーズンのもの

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