北海道・士別市にて「2016オリンピックデーラン士別大会」が開催!

北海道・士別市にて「2016オリンピックデーラン士別大会」が開催! DO

北海道・士別市にて「2016オリンピックデーラン士別大会」が開催!

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9月4日、北海道士別市が”オリンピック”に染まりました。

公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)は、オリンピック・ムーブメント事業の一環として「オリンピックデーラン」を日本各地で実施しています。
このイベントは、「ハローオリンピズム事業」というJOCの活動の一環で、オリンピアン(オリンピック出場選手)が、特に青少年を中心とした参加者とのふれあいを通じて「オリンピズム」の理解をより深めてもらうとともに、オリンピックの意義を継続的に伝えていく草の根的事業です。

今回は、北海道士別市にて「オリンピックデーラン士別大会」が開催されました。
ちょうど今年は第31回目のオリンピックである”リオ大会”が先月まで開催されていたばかりということで、注目度は抜群。会場は大きな賑わいを見せていました。

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早速、当日のイベントの様子をレポート致します。

オリンピアン、パラリピアンと共に楽しめる参加型イベント!

会場となった士別市陸上競技場には、オリンピック・ムーブメントアンバサダーを務める荻原健司さん(スキー・ノルディック複合)、伊藤華英さん(水泳・競泳)をはじめ、計8名のオリンピアン、パラリピアンが参加し、ジョギング・ウォーキング(共に2.6km)、スポーツ体験(走幅跳、走高跳、ストラックアウト、ヴォーテックススロー)などを実施。参加者と共に楽しんでいました。

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オリンピアンによる教室も開催! その他にも様々な催しが大人気でした!

前日には、川上直子さんによるサッカー教室と、堀籠佳宏さんによる陸上教室も開催。熱心な子供たちの姿と情熱たっぷりに指導するオリンピアンの両名の姿が印象的でした。

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その他、聖火入場、サイン会やオリンピック日本代表ウェア展示など、イベント当日は様々な催しがあり、参加者は思い思いの体験を楽しんでいました。

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また、イベント中には、荻原さんをはじめ、オリンピアン・パラリンピアの方たちが気軽にハイタッチや撮影に応じていて、とてもフレンドリーな雰囲気に包まれていました。

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著名オリンピアン・パラリンピアンが士別市に勢ぞろい!

また、参加オリンピアン・パラリンピアンの皆さまから、当日の感想や、今後「オリンピックデーラン」に参加してみたい方への貴重なメッセージも頂いてきました!

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2016オリンピックデーラン士別大会・参加オリンピアン・パラリンピアンコメント

●オリンピック・ムーブメントアンバサダー

荻原 健司 氏
オリンピック・ムーブメントアンバサダーの荻原健司です。
天候にも恵まれまして、また、大勢の皆さんに参加いただきまして楽しい1日を過ごすことができました。
士別は選手時代、特に高校生のころから朝日のジャンプ台やクロスカントリーコースなどで練習を積んできたところです。そのことがあって、オリンピックの4回出場や金メダル2つ獲得につながりまして、士別の環境があったからこその私の競技人生だったと思っています。
今、このようにオリンピックデーランなどを通じて度々士別に寄らせていただくと同時に、士別ふるさと大使にも任命をいただき、お世話になった士別のために何かお役に立ちたいと思って、これからもがんばっていきたいと思いますので、今後ともぜひ皆さん参加してください。今日はどうもありがとうございました。

伊藤 華英 氏
2年連続で来ているんですけど、毎回みなさん本当に協力的でいろんな大会に出ていますけど、いい大会だなと思って終えることができています。
(今回は食べられなかったので)今度はジンギスカンを食べたいと思います。またぜひよろしくお願いします。

●オリンピアン

川上 直子 氏
あまり走るのが苦手だなっていう子もちょっとでも頑張ろうっていう前向きな姿勢がよかったなって思います。あまりしんどいことしたくないなっていう子もこういうイベントで、走ることだったり汗をかくことだったりっていうことを気持ちいいことだな、楽しいことだなって気づいてもらえるとうれしいです。
昨日のサッカー教室に来てくれた子もいて、本当に純粋でまだまだ練習をいっぱいしないと上手にはならないですけど、あのサッカーが好きだっていう気持ちと前向きなパワーがあればきっと上手になると思います。また士別に来たいと思います。ありがとうございました。

橘  典人 氏
久しぶりに地元のデーランに参加できて本当によかったです。
市民も非常に温かくて、少しは貢献できたと思いますので、またこれからも継続して出たいと思いますし、また士別市からオリンピック選手が出たらいいなとあらためて思いました。

桧野 真奈美 氏
私は、帯広出身なので思い入れも強いですし、士別大会は5回目の参加で、陸上で小さいころから士別にたくさんお世話になっていたので、参加で来てうれしく思います。
あと、今日は子どもだけじゃなく高齢の90歳と85歳の方と最後一緒に歩いてゴールできて、「普段はあまり歩かないけど元気をもらうために来た」とおっしゃっていて、私も元気をもらえました。また来年も会いましょうと話していました。
また来られたらいいなと思います。

堀籠 佳宏 氏
参加者がみんなすごく楽しそうで、盛り上がってできたのでよかったですし、こっちもすごく楽しかったです。スポーツっていいなって再実感しました。
昨日の陸上教室では、あまり口で説明しないで、動きながら実感してもらって自然にできるようになることを目指していたので、すごい真剣に聞いてくれて、みんな姿勢がよくなってきれいな走りになってきて、ちゃんとやってくれてるってうれしくなりました。
来週水曜日からまた士別で合宿なので、よろしくお願いします。

●パラリンピアン

永瀬 充 氏
2歳くらいの小さな子から90歳のおばあちゃんまで、年齢も関係なく障害とかも関係なくみんなが楽しんで参加できるデーランなのですごく良かったです。
車いすを押しながらでも参加できるので、そういう人ももっと出てくれるといいと思いますし、僕らがいると来やすいのではと思っています。
パラの選手を呼んでくれるのは全国でここだけなので、地域の中で士別みたいな基盤がないとできないけど、士別がいい前例になっていってほしいです。
選手同士はオリもパラもつながっているんですよね。全国の研修などでみんな一緒にやっているんです。
また、(パラの選手)みんなに声をかけて、来てもらえるようにしたいです。池崎がメダルを取っているといいんですけどね。

室塚 一也 氏
健常者の方とこんなに交流できるイベントってなかないんです。
いろんな人と話しながら歩いていて、すごく気さくに話しかけてくれて、「田舎に息子が住んでいたんですよ」なんて、思わぬところで繋がりを感じて、すごい楽しかったです。
2キロの中でいろんな出会いがありました。
また今度は一般としても参加したいと思いました。

誰もが参加しやすい距離のジョギングを中心としたスポーツイベントで、なかなか普段実際に接することが難しいオリンピック選手と一緒に走ったり、各スポーツの有益なアドバイスをもらうことで、スポーツの楽しさとオリンピックの基本精神の理解が得られる一歩となったと言えるのではないでしょうか。

来年以降も是非全国各地で開催を続けてほしいと感じるイベントでした。

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取材協力:オリンピックデーラン士別大会実行委員会

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