サイバー×クライミング!?カップル向けスポーツイベントin渋谷

サイバー×クライミング!?カップル向けスポーツイベントin渋谷 DO

サイバー×クライミング!?カップル向けスポーツイベントin渋谷

スポーティ

12月15日(金)16日(土)の2日間、渋谷MODIの店頭プラザで、世界エイズデーに合わせたエイズの予防啓発イベント「オカモトLOVERS研究所presents2017.世界エイズデーレッドリボン・ペアサイバークライミング」が開催されました。

オカモト株式会社、ベネトンジャパン株式会社 、公益財団法人エイズ予防団の共催のもと、今回は啓発資材の配布だけではなく、「サイバークライミング」という新スポーツの体験型イベントも併せて行われました。ペアでプレーするスタイルの「クライムボール」というゲームを通じて、お互いが性感染症について意識し合う良いきっかけになればとの想いが込められています。

新スポーツの珍しいビジュアルや、PRに参加したゆるキャラの秘忍者ジミー・ハットリの姿に、渋谷を行きかう通行客達も興味を示して足を止めていました。

「サイバー」×「クライミング」映像を駆使した最先端スポーツ

サイバークライミングとは、フィンランドで開発された「ボルタリング」と「プロジェクションマッピング」を融合したスポーツです。サイバークライミングのクライミングウォールは、大きいスクリーンになっていて、そこに専用のプロジェクターで映像を映し出します。

日本国内では、2017年9月から実施されるようになったばかりで、通常のボルタリングとは一味違う、最先端のユニークなデジタルスポーツです。

2020年の東京オリンピックでは「スポーツクライミング」が正式種目になりました。サイバークライミングでは、そんなスポーツクライミングの要素を一足早く、ゲーム感覚で体験できるスポーツになっています。

プレーできるのは、映像で現れるキャラクター等を、手足でタッチして倒していくボルタリング版「もぐら叩き」や、動くラインに触れないように登り、タイムを競うもの、そして今回のイベントで、多くのカップルを笑顔にした、二人組で参加し映像のボールを触って打ち合う、「クライムゲーム」などがあります。どのゲームも、年齢、性別を問わず誰でも楽しむことができました。

映像に触れて打ち返す!クライムゲーム

実際に「オカモトLOVERS研究所presents2017.世界エイズデーレッドリボン・ペアサイバークライミング」の会場に足を運び、スタッフの方に相手役をしてもらって、クライムゲーム「愛を集めろ!!クライムボール」を体験しました。

ボルダリングシューズを履き、プレイヤーは左右に分かれスタート。クライミングウォール上に映し出される、矢印のついたハートマークが自分の近くに来たら、手や足で触れて打ち返します。イメージはゲームセンター等にあるエアホッケーに近いです。手や足を使って打ち返す動作は簡単ですが、ハートマークが自分の体から離れた位置に打ち返された時、瞬時に反応するのが大変でした。

プレー時の姿勢は、ボルタリングと同様石に掴まる必要はありますが、範囲も狭いので体力面に自信がなくても、女性でも気軽に楽しむことができます。意外にも手や足をたくさん動かさないと打ち返すことができず、体をしっかりと使ったという印象でした。

カップルで楽しく遊んで、性感染症について知ろう!

クライムボールは、2人対戦用のゲームです。今回は性感染症の啓発イベントということで、映像はカップル仕様になっており、カップルで一緒にクライミングウォールに登り、ハートを打ち合うその顔には自然に笑顔が溢れていました。

世の中のカップル達の心の距離が近くなり、お互いを思いやる気持ちを遠慮なく表現することが、もっと当たり前になれば、エイズを含めた性感染症の感染拡大を食い止める抑止力になるのではないでしょうか。

相手を想うなら性感染症予防への意識向上が必要

今回のイベントでは、サイバークライミングの体験終了後にハッシュタグをつけてTwitterに投稿すると、ゲーム中に撮影した写真を現像してくれ、コンドームと一緒にセットにしてプレゼントしてくれました。サイバークライミングで盛り上がった想い出とともに、多くのカップルの意識を高めるきっかけになったと思います。

「恥ずかしい」「嫌われたくない」そのような理由から、相手に「コンドームを付けて」と言い出せない男女、「付けなくてもきっと大丈夫だろう」と楽観視してコンドームを付けない男女、どちらもいるかもしれません。

現在、日本ではエイズの患者数が増加し、エイズ以外に梅毒も流行しているといわれています。日本で暮らしている以上、この現実は決して他人事ではありません。性感染症の中には自覚症状がない、もしくは時間が経過してから自覚症状が発生するタイプのものもあるので、現時点で何も症状がないからといって大丈夫との判断はできません。相手を大切に思うのならコンドームは着用するようにし、念のためカップルで性感染症の検査を受けることをお勧めします。

性感染症について、話しづらい雰囲気のあるテーマではありますが、今回のように爽やかで誰でも楽しめるスポーツとコラボすることで、自分には無関係だと思っていたことがグッと身近に感じられ、オープンに話題にしやすくなったのではないでしょうか。

サイバークライミングは川越でできる!

サイバークライミングを随時プレーできる施設は、現在のところ川越にあるコナミスポーツクラブの1箇所だけとなっています。映像を観ながら、手も足も、体全体を使うことができるサイバークライミングは、楽しみながら運動不足も解消できるので、運動は不得意という方にもおすすめです。

サイバークライミングは、まだ登場したばかりでプレーの機会は限られていますが、近いうちに認知度も高まり普及していくことが期待されます。機会があったら、ぜひプレーしてみてください!

イベント オリンピック クライミング サイバー ボルダリング