高校野球地区大会情報 -後編-

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高校野球地区大会情報 -後編-

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高校野球の地区大会も酷暑の中、各地で熱戦が繰り広げられ、代表校が決まったところもあります。近畿地方でも終盤に差し掛かり、もう少しで代表校が決まります。

今回は近畿地方のうち、下記の地区の様子を紹介します。

東・西兵庫大会

東西それぞれベスト4が出そろっています。西兵庫大会は明石商、小野、東播工、姫路工の4校です。東洋大姫路などは既に敗退し、現在残っているのは全て公立校です。

東兵庫大会は、神戸国際大附、報徳学園、市立尼崎、神戸村野工の4校です。報徳学園や神戸村野工は伝統のあるチームです。

準々決勝で姿を消した須磨翔風の捕手の荒川亮太(3年)は、長打力が期待できる選手です。同校は、近年成長し力を付けてきているチームで、阪神タイガースの才木浩人投手を輩出しています。

東西のそれぞれベスト4に残っている各校のうち、現在、甲子園出場を全く経験していないのは西兵庫大会の小野、東播工の2校です。果たして甲子園初出場の夢は実現するのでしょうか。

決勝は、西兵庫大会が27日にほっともっとフィールド神戸で13時から、東兵庫大会が同球場で28日に13時からです。


須磨翔風高等学校 荒川亮太選手(3年)

南・北大阪大会

南北大阪大会は、それぞれベスト8が出そろいました。南大阪大会が近大泉州、大体大浪商、近大附、三国丘、初芝立命館、大商大堺、上宮太子、八尾の8校です。

北大阪大会は寝屋川、履正社、金光大阪、大阪桐蔭、大冠、東海大仰星、香里丘、大阪学院大高の8校です。北大阪大会に出場している履正社と大阪桐蔭は、このままいけば準決勝で当たる組み合わせになっており、もったいない気もします。

そんな履正社は3回戦で汎愛と対戦しました。汎愛は大阪市内にある公立校です。履正社は汎愛の羽田野温生投手(3年)に手が出ず苦戦しましたが8回に主砲・白瀧恵汰(3年)の本塁打を含む長短打で4点を得、5‐1で逃げ切り辛勝しました。

また、5回途中からエースの位田遼介(3年)を投入し、失点を防ぎました。汎愛の羽田野は負けこそしましたが、履正社打線を翻弄させたといってもいい内容でした。打線の援護がなかったのが惜しいところですが、まだまだ成長していく投手です。プロでも通用するのではないかと思えます。


大阪市立汎愛高等学校 羽田野温生選手 (3年)

この日の豊中ローズ球場は、3試合予定されているうちの1試合目が汎愛‐履正社でした。3試合目に大阪桐蔭の試合が組まれていましたが、急遽、シティ信金スタジアム(舞洲)の1試合目に会場変更されました。

豊中ローズ球場のキャパが充分でないことから、人気カードを分散させる措置だと思われますが、それでも豊中ローズ球場は、履正社の試合を観ようと早くから多くのファンが詰めかけ満席になりました。

南大阪大会の決勝は、シティ信金スタジアム(舞洲)で28日13時から、北大阪大会の決勝は同球場で29日に13時から行われます。

京都大会

23日、ベスト4が出そろいました。龍谷大平安、東山、京都国際、立命館宇治の4校です。京都大会は、厳しい暑さが続くため、22日以降に開催の試合について、開始時間を早め比較的暑さが緩やかな時間帯に変更しました。

2試合行われる場合、1試合目が通常9時30分のところ8時30分に1時間早まりました。1日に4試合行われる準々決勝は、8時30分から2試合、16時から2試合と、午後の最も気温が上昇する時間帯を避けました。

そのため、4試合目の鳥羽‐立命館宇治は19時過ぎに始まり、延長11回まで続いた試合が終わったのが、22時30分を回っていました。22時以降は、鳴り物入りの応援は行われませんでした。

選手や審判、各校の応援団やファンの健康面を考えれば、体温並みの気温を避けるために、最も熱い時間帯を避ける措置をとったのは、妥当な判断だったといえます。筆者も連日球場で試合を観ていると、この暑さの中では、水分補給だけでは熱中症の危険があり、適宜涼しい場所での休憩も必要だと改めて感じました。

準々決勝では、龍谷大平安と今春センバツに出場した乙訓が対戦しました。この試合では、龍谷大平安の打線が大爆発し、甲子園でも投げた川畑大地(3年)から大量11点を奪い、5回コールドで甲子園常連校の力を見せつけました。この試合では乙訓の失策も目立ちました。龍谷大平安の小寺智也(3年)は、投げるごとに安定している感があります。

決勝戦は、26日にわかさスタジアム京都で、この日も開始時間は早まり9時の予定です。


満員の豊中ローズ球場

滋賀大会

滋賀大会も京都大会と同様に、21日以降は開始時刻を早めました。10時にプレイボールのところ8時30分開始となりました。

24日、ベスト8が出そろいました。滋賀学園、水口、綾羽、守山、近江、八幡商、近江兄弟社、彦根東の8校です。

3回戦では、近江兄弟社は、伊吹と対戦しました。ロースコアでの試合運びとなるのではと思えるような序盤でしたが、中盤以降は、近江兄弟社が追加点を挙げていき、8回コールドで8‐1と快勝しました。近江兄弟社の小澤祐大(3年)投手は、ヒットを放たれ走者が出るものの、肝心なところを締め打ち取るピッチングで、1点に抑えました。次は彦根東と対戦します。彦根東に通用するのか、期待したいところです。

8時30分に始まったこの試合でも、9時を過ぎると球場内の気温は38℃にまで上昇しました。風が少しあったためネット裏の日陰になっている場所では、もう少し涼しく感じましたが、場所によってはもっと暑く感じるところもあったでしょう。近江兄弟社の選手の足が攣り担架で運ばれ、試合が一時中断するといった場面もありました。

決勝戦は28日、当初の予定より遅らせて15時から皇子山球場で開始の予定です。


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