来るもの拒まず、進化を続ける。KINGレイナ選手インタビュー

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来るもの拒まず、進化を続ける。KINGレイナ選手インタビュー

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DEEP JEWELSやRIZINで活躍中のKINGレイナ選手。先日のDEEP JEWELS 20ではフェザー級(65.8kg以下)に階級を落として、韓国のチェ・ウンジ選手と対戦し、1Rでチョークスリーパーを決め、見事勝利しました。

そして7月6日(金)に東京で行われるシュートボクシング主催の“女子格闘技の真夏の祭典”『Girls S-cup 2018』に初参戦します。

そんな目が離せない活躍を続けるKINGレイナ選手に、そのルーツと今後の目標を聞きました!

新体操、柔道、サンボ。それぞれが今に活きている

ーーまず、格闘技を始めたきっかけを教えてください。

もともとお父さんが柔道をやっていて、インターハイに出るような選手でした。体も大きく強いお父さんと、元々陸上をやっていたお母さんのおかげで、小さな頃から運動系の習い事をしてきました。
小さな頃からやっている新体操が体の柔らかさ、小学1年生からやっている柔道が得意な寝技に繋がっています。あとは高校生から通いだしたサンボで関節技を勉強したことも、今に役立っています。

ーーサンボと柔道をやっていてどちらの方が楽しかったですか?

どちらも面白いところはあるのですが、気持ちよく勝てるのは柔道の方です。
サンボの場合は、関節技で展開が動いたり、ポジションによって点数が違うので、難しさの方が大きいかもしれません。

ーーそこから総合格闘技に入った経緯を教えてください。

3年前くらいだったと思いますが、キックボクシングを始めました。ちょうど、女性の中でキックボクシングが流行り始めた頃でした。私は柔道やサンボの経験から寝技ができていたので、当時のジムの代表の方が「キックボクシングとグラップリングを合わせて、総合格闘技をやってみないか」と声をかけてくれて、足を踏み入れることになりました。その時、声をかけてくれなければ、今私はここにいないと思うので感謝しています。
それで始めて、「センスいいね」と言ってもらえて、2年くらいの経験者とスパーリングをした際に、普通にバチバチやったら相手がノックダウンしちゃったんですよ。それで、そこからプロの練習に参加するようになって、デビュー戦をした感じです。

チャンスを常に掴んでいたい

ーーご自身の強みはどの部分でしょうか?

ベースはグラップリングなのですが、試合のルールによって全く変わってくるので、その時々に対応してできるところですかね。
ついこないだはDEEP JEWELSで総合のルールで戦い、今度はキックボクシングのルールになるので、構えも全然違くて困惑しながらやってます(笑)。

ーー今回シュートボクシングに参戦するのは、打撃も磨きたいという意思の表れなのでしょうか?

私が所属しているジムがキックボクシングのジムで、総合の選手が私だけになります。これも、元々グラップリングベースがあるので、打撃の質を高めていきたいという思いがあってそうしています。
これまで寝技でKOしてきたところを、打撃の質を高めて、打撃でKOしたいって思いが強くあります。

ーー今後キックボクシングがもう一つの主戦場になるという可能性もあるのでしょうか。

それも面白いのかなと思います。両方出ても良いと思ってますし。いただいたオファーは基本的に受けようと思っていて、色んなところで戦っていきたいですね。対戦のオファーも複数選手いて選ぶことはあっても、一人だけ提示された場合は断ることはありません。選ぶ場合は、観客側のことも考えて、レベルが高く面白い試合ができそうな選手を選びますし、そういう試合ができるように心がけています。

ーー階級を落としたことについては、どういった心境の変化があったのでしょうか。

女子は軽くなればなるほど、選手層が厚くなるので、私自身の意思というよりは、運営側から言われて落としたんですけど。私自身も、大きい人と試合をしていて、その先に何も見えなかったので、今は適正体重で戦いたいって思ってます。

ーー先が見えないというのは。

大きい人と戦うのは、すごいんですよ。小さい人が大きい人と戦うだけで、すごいなって思ってもらえるんですけど、結果的には「すごいな」しか残らないんです。私の最終目標はUFCでチャンピオンになってベルトを獲ることです。今のままでは、自分の価値が上がらないっていうのもありました。
今ギャビ・ガルシアと試合するとしても、今更なんですよ。それこそジャジー・ガーベルトと試合して勝った段階で、その次にギャビ・ガルシアと戦うならわかるんですけど。それを通り過ぎちゃったんで、今、ギャビ・ガルシアと試合やっても何も面白くないんです。私が負けたら、やっぱギャビは強いんだなっていうだけだし、私が勝っても、大きい人にも勝てるんだっていう結果でしかないんです。

ーー体重を軽くして、自身の変化は感じますか?まだ落としていくことも考えていますか?

74〜5kgあった体重をこないだの試合で、66.2kgまで落としたので、かなり身体が軽くなりました。動きやすいですし、疲労が溜まりにくくなりました。

私の目標とする選手は、元UFC世界女子バンタム級王者のロンダ・ラウジーで、その階級で戦いたいとは思っていたので、タイミングはいつかわかりませんが更に落として試合するのも面白いと思っています。

ーー来るもの拒まずという印象ですが、そのモチベーションは挑戦の意欲から来るのでしょうか。

そうですね。チャンスを常に掴んでいたいですし、新しいものをどんどんやっていかないと、ファンも逃げてしまいます。私もファンだったら、色々なものに挑戦して頑張っている人を応援したいと思うので、自分は常に挑戦していく立場にいたいなと思います。

打撃で更に進化する姿を観てほしい

ーーDEEP JEWELSの試合では、他とは違う会場の雰囲気などはありますか?

DEEP JEWELSは他の格闘技とはファン層が違いますね。女性だけの興行ということもあって、異色のアイドルを見に来ているような感じかと思います。
私を応援してくれている方は子供からお年寄りまで幅広いですが、子供は私のコスプレをしてくれていたり、睨んでいるのを真似してくれた写真を投稿してくれたりしますよ。子供が好きってなるとお父さんやお母さんも一緒に来てくれるので家族連れも多いんです。家族で応援してくれるのは本当に嬉しいです。

ーーファンの方にはどんな選手として映って欲しいと考えていますか

リングの中と外では、人格が違うので、それを分かってもらえるといいかなと思います。リングの中ではスイッチが入った”KINGレイナ”としての人格ですが、リングの外では普通のKINGレイナです。普段あんな人いたら嫌じゃないですか(笑)。

ーー今後の目標を教えてください。

7月6日(金)『Girls S-cup 2018』で打撃試合に初参戦するので、たくさんの方に観に来て欲しいです。RIZINやDEEP JEWELSで持っている心持ちとは違って来るので、会場で大きな声援を送って欲しいです。
また、DEEP JEWELSやRIZINでも今後は、打撃で倒したいと思います。期待していてください。

『Girls S-cup 2018』は、いよいよ今週金曜に開催。KINGレイナ選手の新たな挑戦を、大きな声援で後押ししてください!

また、現在DEEP JEWELSでは、2018年9月16日(日)に新宿FACEで開催する試合に出場する、アマチュア女子選手を募集中です。未来の宝石たちは、このチャンスをお見逃しなく!
詳細、お申し込みはDEEP JEWELS公式サイトでご確認ください。


インタビュー:萩原拓也(Sortie編集部)
文・インタビュー中写真:五十嵐万智(Sortie編集部)


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