四国アイランドリーグplus ボールパークの楽しみ方

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スポーティ

7月28日に後期戦が開幕しました。今回は、四国アイランドリーグplusの球場では、どんなイベントが行われているのか、またどんな「球場めし」があるのかなどを紹介します。

香川オリーブガイナーズの「球場めし」


ファンに挨拶する西田真二監督

香川オリーブガイナーズは、7月31日、レグザムスタジアムのホーム開幕にあたって、西田真二監督とキャプテンの三好一生選手が(前期優勝しており)チャンピオンシップに向けての力強い抱負を試合前セレモニーでファンに挨拶しました。

四国アイランドリーグplusでは、球場内での飲食ブースでの売り上げが選手の支援に充てられるため、球場外からの飲食物の持ち込みが禁止されています。NPBの球場のように多種多様なメニューが取りそろえられているわけではありませんが、各球団とも地域色を出しつつ個性が見られます。

まずは、香川オリーブガイナーズのレグザムスタジアムを紹介します。全試合同じメニューがあるわけではありませんが、大きく変わることもありません。

取材日は、じゃがもちフランク、肉巻きドッグ、唐揚げ、焼きそば、讃岐うどん(他にはドリンク類)など。この日は弁当の販売はありませんでした。じゃがもちフランクはフランクフルトにポテトを巻いたものにチーズソースをかけたもの(チーズソースかケチャップを選択できる)、肉巻きドッグは棒状のご飯に肉を巻いたものにタレがかかって、モチモチした食感が美味しいです。いずれも1本がワンコイン(500円)。


肉巻きドッグ

こしのある讃岐うどんを食べることもできます。本場の讃岐うどんが球場で食べられるのは、恐らく四国アイランドリーグplusは香川オリーブガイナーズの主催試合だけでしょう。1杯300円とリーズナブルな価格設定となっています。

高知ファイティングドッグスはカオスな雰囲気

高知ファイティングドッグスは、8月2日の高知市営球場での愛媛マンダリンパイレーツ戦の試合前セレモニーで、高知県のスポーツ応援大使で同県出身のタレント、間寛平さんが始球式をし、マウンド上でギャグも披露しました。


始球式に登場した間寛平さん

高知ファイティングドッグスは、ユニークなファンサービスを実施しています。高知市営球場にはバーベキューエリアもあり、グループでバーベキューをし、ビールを飲みながら試合を観ることができます。

試合中に、高知ファイティングドッグスの梶田宙球団社長が、スタンドへプレゼントを放り込むというイベントが実施されました。更にはハイボールが割引になるファン参加型イベンドや、高知ファイティングドッグスの選手がホームランを打つと高知名産のカツオの叩きがプレゼントされるなど、多彩な催し物で球場を盛り上げます。「は米ドル、韓国ウォン、台湾元、ユーロの外貨で支払えばビールが約100円で飲める」というイベントの告知もされていました。

また、攻守交替の際にラジオ体操の音楽が球場内に鳴り始めると、観客が立ち上がってラジオ体操を始める時間があるなど、かなりカオスな空間があります。

そんな高知の球場めしですが、取材日には土州焼(ニラ入り)、焼き鳥、手羽先、手羽先餃子、手羽元に唐揚げ、フランクフルトなどが出店していました。2日目は、ピザと焼き鳥、手羽先、手羽先餃子、手羽元の販売がありました。土州焼(300円)はモチモチ感が美味しかったですし、100円の焼き鳥や手羽先などはもちろん、200円の手羽先餃子は中に餃子の具が入りビールのお供に最適でした。

また、高知市営球場では飲酒物の販売ブースとは別に、球場売店が営業されており、ここでうどんやカレーなどのメニューを注文し食べることも可能です。


高知ファイティングドッグスのラジオ体操タイム

優勝争いの行方は? ドラフト候補は?

後期戦は始まって1か月近くになりますが、現在は徳島インディゴソックスが首位を独走し、マジック10を点灯させています。前期は勝ち星に苦しんみましたが、この時期になって軌道に乗ってきました。徳島インディゴソックスの好調は、ハ・ジェフンの復調が大きいといえます。本塁打3本に27打点とチームを引っ張っています。また、投手では竹内が前期開幕以降、奮闘してきたと言っていいでしょう。現在、6勝をマークしています。

これに対して、後期は香川オリーブガイナーズが勝てていません。現在のところ、最下位に甘んじています。前期の勢いが感じられず失速した感があります。約2か月間シーズンを中断している四国アイランドリーグplusですので、この中断がどう出るかも難しいところです。

さて、四国アイランドリーグplusにもNPBドラフト候補はいます。香川オリーブガイナーズの原田宥希投手が最もNPBに近い選手です。抑え投手として1勝3敗14セーブをあげています。同チームでもう一人あげるとすれば、石田哲也投手です。石田は先発としてローテーション入りし試合を支えてきた信頼できる投手です。軟式出身ですが四国アイランドリーグplusへ来て大きく成長しました。

徳島インディゴソックスでは、現役復帰した平間隼人選手が注目です。昨年、一旦引退していましたが、NPBを目指して復帰を決めました。現在は22歳。カムバックを果たした若武者のNPB入りも期待したいと思います。

※記録・成績は8月22日現在