最新設備満載!トッテナムの新スタジアムを徹底解剖!

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最新設備満載!トッテナムの新スタジアムを徹底解剖!

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マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、よくやっていると思います。夏の補強はゼロ。開幕に合わせてオープンするはずだった新スタジアムオープンは延期に次ぐ延期で、間借りしたウェンブリーをいつ出られるのかわからず。チャンピオンズリーグは、バルサとインテルがいる死のグループ。ワニャマ、フェルトンゲン、ダヴィンソン・サンチェス、デンベレ、エリック・ダイアー、ラメラと負傷者が続出し、年末年始のタイトなスケジュールのなかで苦しいやりくりを強いられました。

逆風吹き荒れる中、プレミアリーグは16勝5敗で3位。チャンピオンズリーグは奇跡的な逆転で2位通過を果たし、カラバオカップは準決勝に進出しています。若手育成に長けた指揮官が、フォイスやハリー・ウィンクスの力を引き出していなければ、トッテナム・ホットスパーはマンチェスター・ユナイテッドの下にいたかもしれません。
(メイン写真 photo by Hzh)

何度も延期されたオープン。3月ってホント?

首位リヴァプールに5ポイント差と好位置につけているスパーズですが、おそらく冬も大型補強は見送るのではないでしょうか。最大の懸案は、新スタジアム。安全上の問題で開幕に間に合わず、9月オープンという話も立ち消えになりました。

その後、1月という話が出たのですが、12月12日のクラブからのリリースは「1月13日のマンチェスター・ユナイテッド戦では使用できない」。現地メディアは、3月2日のノースロンドンダービーがターゲットと伝えており、しばらくはウェンブリーで戦うことになるようです。追加費用は百億円単位といわれており、ただでさえお金にうるさいダニエル・レヴィ会長は、新しい選手への投資を控える方針なのではないかと思われます。


2018年5月の建設風景。この状態から夏のオープンはやはり厳しかった…?(PHOTO by Hzh)

サポーターが熱狂したスタジアム見学イベント

話だけを聞いていると3月のオープンも疑わしいのですが、スパーズは12月16日にシーズンチケットホルダーを招いて新スタジアム見学イベントを開催しています。6,000人のサポーターが雰囲気を満喫したのはサウススタンドで、欧州最長の65メートルという奥行きを誇る「The Goal Line Bar」で食事を愉しみ、「Beavertown Tottenham Tap Room」でクラフトビールを試飲。

こちらも欧州最大となるグッズショップ「Tottenham Experience」では、クリスマス直前の10%オフセールが催され、熱狂的なサポーターたちはシートの座り心地のよさを体感しました。「ここに来られてとても嬉しい。地域社会全体に幸せをもたらすスタジアムだね」「ハリー・ケインとボーイズがゴールを決めるのを待ち切れない」と、参加者の多くが大興奮。

サポーターズクラブ「スパーズ・アビリティ」会長のピーター・カーさんも、「スタジアム全体の雰囲気は、私が行ったことがある世界中のどのスタジアムよりもはるかに優れている。チャントをやっている人もいたけど、数人でも音が響いていたので、満員になったら素晴らしいだろうね」と絶賛しています。


天然芝と人工芝を分割格納できる仕組みが窺えるパーク・レーンからのアングル(PHOTO by Hzh)

スタジアムの全貌をおさらいしておきましょう。収容人数62,062人。ノーザンバランド開発プロジェクトの主要施設として建設され、NFLのゲームやコンサート会場としても利用できるよう、世界初となる天然芝と人工芝の分割格納システムを採用しています。プレミアリーグファンが気になるスタジアムの名前ですが、現在は「トッテナム・ホットスパー・スタジアム(仮)」。スポンサーの名前を冠したスタジアムになる予定で、オープンまでには正式に発表される見通しです。

最新技術を駆使した施設は次世代スタジアムのモデル

プレーヤーズトンネル近くのスペシャルシートからは、ガラス越しに選手たちの入場前の姿を見ることができるのですが、ミシェラン掲載のレストランの食事付きで年間9,000万ポンド(約124万円)とお値段もスペシャル。スタジアム内にはノースロンドンのブルワリー「ビーバータウン」との提携で実現したクラフトビールの醸造所まであり、最上階のスカイウォークや超高速Wi-Fiなど、最新技術を駆使した次世代スタジアムです。

チェルシーやエヴァートンなど、新スタジアム建設を検討しているクラブがいくつかありますが、今回のスパーズが新スタジアムのモデルになるのではないでしょうか。アウェイチームからすれば、ピッチの近くから聞こえる「Who are ya?(オマエ弱いな、誰だっけ?)」などのチャントは、ポチェッティーノ監督の戦術に負けず劣らず脅威です。


すべてのコンペティションを狙えるスパーズは、悲願のタイトルを獲得できるか…!(PHOTO by Ardfern)

スタジアムに多額の投資を行ったスパーズとしては、2018-19シーズンは何としてもタイトルを手に入れたいでしょう。カラバオカップは、準決勝のホーム&アウェイと2月24日のファイナルを残すのみ。ひとつ勝ち進むたびに12億円~20億円の賞金が手に入るチャンピオンズリーグは、ブンデスリーガ首位のドルトムントと激突します。

プレミアリーグはリヴァプール、マンチェスター・シティとの三つ巴。FAカップは1月4日のトランメア戦を0-7で圧勝し、順当に4回戦に駒を進めました。エリクセン以外の主力とは続々と契約延長に成功しているクラブは、熟成された戦術をベースに頂点に立つことができるでしょうか。春からのホームゲームが楽しみです。


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