NPBファーム・リーグが開幕 ~三地区制に再編~

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NPBファーム・リーグが開幕 ~三地区制に再編~

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3月14日、ファーム・リーグ公式戦が開幕しました。今季からはファーム・リーグとして東地区、中地区、西地区の3地区制に再編されました。今回は、開幕したばかりのファーム・リーグをリポートします。

ファーム・リーグとは?

昨季まではイースタン・リーグとウエスタン・リーグの東西2リーグで公式戦が行われていました。その両リーグがファーム・リーグとして統合、東地区、中地区、西地区の3地区制に再編されました。
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東地区が北海道日本ハムファイターズ、東京ヤクルトスワローズ、千葉ロッテマリーンズ、東北楽天イーグルスにオイシックス新潟アルビレックスBCを加えた5球団。中地区は横浜DeNAベイスターズ、埼玉西武ライオンズ、読売ジャイアンツ、中日ドラゴンズにハヤテベンチャーズ静岡を加えた5球団。西地区がオリックスバファローズ、阪神タイガース、広島東洋カープ、福岡ソフトバンクホークスの3球団です。地区をまたいでの交流戦が行われるのも特徴です。

従来の2リーグ制では移動が長距離に及ぶといった問題もありました、しかし、北海道日本ハムファイターズの二軍が鎌ヶ谷から北海道への移転が検討されています。他にも東京ヤクルトスワローズが来季、戸田から守谷へ移転し、千葉ロッテマリーンズが2030年に君津へ移転予定、中日ドラゴンズもナゴヤ球場からの移転を検討しています。今後近い将来、地区の枠組みが再編される可能性があります。

ジュニアオールスターは今季に限ってセ・リーグとパ・リーグに分かれて(オイシックス新潟アルビレックスBCはセ・リーグに、ハヤテベンチャーズ静岡はパ・リーグで参加)7月27日に新潟で開催されます。また、ジュニア日本選手権は各地区優勝球団に各地区2位球団の中で最も勝率の高い球団を加えた4球団で10月3、4日に静岡草薙球場で開催されます。

ファーム・リーグ開幕に先駆けて教育リーグも

3月7日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲で教育リーグが今季初開催となりました。この日のカードはオリックス対中日。前日のこの試合は中日のチーム事情により中止とあらかじめ告知されていたこともあり、オリックスにとっては今季初の試合です。ただ、この日の試合は「申し合わせにより7回裏をもって終了」として開始されました。そして、教育リーグということもあって、同球場ではスタンドは無料開放されており、座席はほぼ埋まっていました。

中日は吉田聖弥投手、オリックスは東松快征投手の両先発で始まった試合。中日は高橋周平選手や大島洋平選手、阿部寿樹選手、土田龍空選手ら一軍クラスの選手も若手に混じってスタメンに名前を連ねて調整を行っています。中でも高橋選手は4打席に立ち3本のヒットを放っています。また、6回のマウンドからは根尾昴投手がマウンドに上がり、最後の2イニング6人の打者に対して17球で打ち取りました。試合は4対3で中日が逆転で勝利しています。

温かい陽気に恵まれた翌8日、日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎の阪神対ソフトバンクの試合。この試合は教育リーグながら公式戦と同様に有料開催です。収容人員が約4400人に対して8割近くのファンがスタンドを埋めました(同球場は全席指定)。イベント開催や記念グッズ配布などのファンサービスも公式戦と同様に行われているのが特徴です(グッズ売り場や飲食コーナーも営業、マスコットのコラッキーも登場)。

試合は阪神が富田蓮投手、ソフトバンクが大野稼頭央投手の両先発で開始。阪神は熊谷敬宥選手や栄枝裕貴選手、濱田太貴選手ら一軍経験者もスタメン出場し、昨季まで投手だった西純矢選手は野手に転向し、育成選手ながらライトでフルイニング出場。阪神は2番手に岩貞祐太投手、3番手に富山GRNサンダーバーズ出身の松原快投手、4番手では椎葉剛投手が投げるも、守備の乱れもあって逆転を許し、8対4でソフトバンクに敗れています。ソフトバンクの重松凱人選手は背番号166をつける4年目の育成の外野手ですが、5打席でレフトスタンドへの本塁打も含む3安打と、この試合では当たっており支配化登録に向けてアピールしました。

ファーム・リーグ公式戦、開幕!

3月14日、ファーム・リーグ公式戦が開幕しました。4月2日現在、東地区では日本ハムが首位で2位に楽天が続いています。中地区ではDeNAが首位、2位に巨人が続きます。西地区は阪神が首位、2位にソフトバンク、3位がオリックス、最下位が広島の順になっています。
>>https://npb.jp/farm/2026/

開幕初日の3月14日、中日対西武が開催されるナゴヤ球場の正面には試合開始の2時間以上前から多くのファンで長蛇の列ができました。中にはライオンズのグッズを持ったファンの姿が見られました。試合が始まる頃にはネット裏から一塁側、三塁側まで含めて約4500人の収容人員に対し8~9割程度が埋まり、二軍戦といえどもファンの関心が高いことが分かります。

中日は松木平優太投手、西武は上田大河投手で試合はスタート。西武は打線がつながり、岸潤一郎選手の本塁打もあって5点を先制。中日はルーキーの花田旭選手の本塁打などで4点を返すも4対5で西武に軍配が上がっています。

3連休中の3月21日、野球日和の杉本商事バファローズスタジアム舞洲ではオリックス対広島の2回戦が開催されました。開場前から練習風景を熱心に見入るファンもおり、9割ほどのスタンドが埋まりました。

オリックスは3年目の育成選手、宮國凌空投手、広島は2年目の佐藤柳之介投手の先発で始まりました。広島は堂林翔太選手、末包昇太凌空選手、林晃汰選手ら一軍クラスの選手がファームで調整しています。オリックス打線は佐藤投手から連打で計3点を奪ったのに対して広島打線はオリックスの投手陣を打ち崩すことができず、末包選手と林選手が1本ずつ単打を放つのがやっと。宮國投手は8回途中まで1安打ピッチング、3対0でオリックスが広島を下しています。

ファーム・リーグは新人を含む若手選手にとっては1軍昇格のための、育成選手は支配化登録を目指しての競争の場ですし、ベテラン選手にとっては一軍で結果を出せるよう若手選手との競争をする場でもあります。試合を行う以上勝敗は大切ですが、選手同士が切磋琢磨し成長していく姿も見るのもまた非常に楽しいものです。9月まで開催されるファーム・リーグ公式戦にもぜひ足を運んでみましょう。

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