大学野球春季リーグ展望 関西地区編

大学野球春季リーグ展望 関西地区編 WATCH

大学野球春季リーグ展望 関西地区編

スポーティ

昨年は佛教大が全国大学野球選手権で、関西大が神宮大会でそれぞれ準優勝するなど関西地区の大学が全国の場で躍進した一年でした。4月に入れば各連盟とも春季リーグが開催される予定ですが、各連盟での動きと期待できる選手を紹介します。

関西学生野球連盟

関西学生野球連盟>>http://kansaibig6.jp/
整列する京都大の選手

昨年は秋季リーグを制した関西大が神宮大会で準優勝するなど勢いを見せつけてくれました。しかし、春季リーグ優勝の立命館大も秋季リーグは最後まで粘りを見せました。しかし、関西学生野球連盟にとっての大きなニュースといえば、京都大が秋季リーグで史上初の4位になったことでしょう。

今春季リーグ戦にて、首位争いの要となっていくのは、やはり関西大、立命館大に近畿大を加えた3チームになりそうです。京都大は今季も昨秋季並みの勝ち星を得て上位を狙いたいところですが、5位と低迷した同志社大、初の最下位を喫した関西学院大は挽回を狙います。

今季、期待できる選手を紹介します。

■関西大

高野脩汰選手(4年/出雲商)
投手・左投げ左打ち
巻大地選手(3年/上宮)
投手・左投げ左打ち
久保田拓真選手(3年/津田学園)
捕手・右投げ右打ち

■立命館大

有村大誠選手(4年/秀岳館)
投手・右投げ右打ち
橋本和樹選手(4年/龍谷大平安)
内野手・右投げ右打

■近畿大

宮﨑洸選手(4年/金光学園)
投手・左投げ左打ち

■京都大

原健登選手(4年/彦根東) 
投手・右投げ左打ち
北野嘉一選手(4年/北野)
内野手・右投げ左打ち

関西六大学野球連盟

関西六大学野球連盟>>http://www.kan6bb.jp/

昨年秋季リーグ開会式

ここ数年間、大阪商業大の独り勝ちが続いています。しかし、大阪商業大は昨季、4年生の主力選手が抜けたため、今年も優位にリーグ戦を進められるかはやや不安があります。また、昨年の春と秋それぞれのリーグ戦にて大阪経済大が粘りを見せました。そして、京都産業大も首位争いに加わる力をもっています。

ここ数年間、低迷し昨年の春季リーグで初の最下位に転落した龍谷大は、同大出身でヤクルトスワローズOBの本郷宏樹の監督就任が発表されました。伝統あるチームだけに、今年の春季リーグでは何としても首位争いに加わりたいところです。
>> https://www.nikkansports.com/baseball/news/202002010001009.html

関西六大学野球で今季、活躍が期待される選手を紹介します。

■大阪商業大

吉川貴大選手(4年/島根開星)
投手・右投げ右打ち
花村凌選手(3年/神戸国際大附属)
投手・左投げ左打ち
湯口郁実選手(4年/大垣日大)
内野手・右投げ左打ち

■大阪経済大

新谷和真選手(4年/大阪桐蔭)
投手・左投げ左打ち

■京都産業大

藤本翔選手(4年/京都学園)
投手・左投げ左打ち
紀本幸太郎選手(4年/富岡西)
投手・左投げ左打ち
笹原大虎選手(4年/福知山成美)
内野手・右投げ左打ち

■龍谷大

田淵友二郎選手(3年/神戸国際大附属)
内野手・右投げ右打ち

阪神大学野球連盟

阪神大学野球連盟>>http://www.hanshin-bbl.com/

昨年の秋季リーグでは、天理大が優勝し神宮大会に進出しました。また、天理大は春季リーグでも2位(優勝は大阪体育大)と年間を通して好調を維持しました。

大阪体育大、関西国際大はともに戦力は安定していたものの秋季リーグでは取りこぼしも多く、優勝争いには加われませんでした。

今年の春季リーグはこの3チームが軸になりそうです。これに大阪産業大がどんな試合を挑んでくるのか、さらには甲南大、そして2部リーグから昇格してきた追手門大が上位チームから勝ち星を得られるかが鍵になってきそうです。

阪神大学野球連盟で今季期待できそうな選手を紹介します。

■天理大

森浦大輔選手(4年/天理)
投手・左投げ左打ち
碓井涼太選手(3年/天理)
投手・右投げ右打ち
大石航輝選手(4年/大阪桐蔭)
外野手・左投げ左打ち

■大阪体育大

森山弦暉選手(4年/日南学園)
投手・右投げ左打ち
松井百代選手(3年/履正社)
投手・左投げ左打ち

■関西国際大

武次春哉選手(4年/西脇工)
投手・左投げ左打ち

近畿学生野球連盟

近畿学生野球連盟>>http://www.kinkigakusei.shop/index.html
整列する奈良学園大の選手

昨シーズンは波乱が起こりました。春季リーグで優勝の大阪工業大が秋季リーグではまさかの最下位、そして入れ替え戦に挑むも敗れて2部リーグに降格(かわって今春は大阪府立大が昇格)。

昨秋季リーグでは大阪市立大が制するも神宮大会進出はなりませんでした。かつては奈良学園大の一強時代が長く続きましたが、ここ3年ほどは各チームの戦力も比較的均衡するようになり、接戦続きでどこが優勝するのか分からないリーグ戦になりました。

今春季リーグも昨年秋と同様に混沌とした展開になる可能性があります。容易に勝たせてもらえない奈良学園大も奮起したいところです。

ここで今季期待したい選手を紹介します。

■大阪市立大

塘本武司選手(4年/八尾)
投手・右投げ右打ち

■奈良学園大

大畑理暉選手(4年/履正社)
投手・右投げ右打ち
摺石達哉選手(3年/福井工大福井)
投手・左投げ左打ち
千原和希選手(4年/履正社)
外野手・右投げ右打ち

■和歌山大

瀨古創真選手(3年/水口東)
投手・左投げ左打ち

京滋大学野球連盟

京滋大学野球連盟>>https://keijidaigaku.com/WP/
円陣を組む佛教大選手

昨季は、春季リーグと秋季リーグともに佛教大が制しました。関西地区の各連盟で昨季、連覇したのは佛教大のみです。

そして、秋の神宮大会出場こそ逃したものの全国大学野球選手権で同大初となる決勝進出で準優勝を果たしました。地方の連盟に所属する大学でも神宮(全国)の場で勝ち上がれることを証明した年でもありました。

京都先端科学大は、首位の佛教大を追いかけるも春季リーグ2位、秋季リーグも3位に終わりました。びわこ成蹊スポーツ大も善戦するものの首位争いに今一つ加われず惜しいシーズンとなりました。

この春季リーグは京都先端科学大、びわこ成蹊スポーツ大ともに佛教大の「独走」は許さないでしょう。また、花園大がどんな試合をしてくるかによって面白さが倍増してきそうです。

ここで、今季期待できる選手を紹介します。

■佛教大

木下隆也選手(3年/奈良大附属)
投手・左投げ左打ち
唐澤颯選手(4年/近江)
内野手・右投げ右打ち
野嶋惇登選手(4年/県立和歌山商)
外野手・右投げ左打ち

■京都先端科学大

江藤雄樹選手(4年/早鞆)
内野手・右投げ左打ち

■びわこ成蹊スポーツ大

香水晴貴選手(3年/近江)
投手・右投げ左打ち
速見琉聖選手(4年/飛竜)
捕手・右投げ左打ち

■花園大

大江誠人選手(3年/塔南)
投手・右投げ右打ち
吉岡凌太郎選手(4年/大垣日大)
捕手・右投げ右打ち