オリンピック選手といっしょに! カーリング体験スタジアムに行ってみよう

オリンピック選手といっしょに! カーリング体験スタジアムに行ってみよう DO

オリンピック選手といっしょに! カーリング体験スタジアムに行ってみよう

スポーティ

日本にカーリングブームが巻き起こったのは2006年。その立役者である「チーム青森」はこの年のトリノオリンピック、2010年バンクーバーオリンピックのカーリング日本女子代表チームとして出場し活躍しました。

チーム青森のメンバーだった小笠原歩(旧姓・小野寺)と、船山弓枝(旧姓・林)が引退後、紆余曲折を経て現役復帰。この小笠原選手と船山選手を擁し、今年のソチオリンピック・カーリング女子日本代表となったのが、2011年に発足した「北海道銀行フォルティウス(フォルティウス=より強く)」です。

小笠原選手は日本選手団の旗手という大役もこなし、ソチでの結果は4勝5敗の5位。初の準決勝進出はなりませんでしたが、順位は1998年の長野五輪に並ぶ日本女子過去最高順位と大健闘でした。その北海道銀行フォルティウスの活動拠点「どうぎんカーリングスタジアム」は、一般の人がカーリングを一年中楽しめる場所でもあるんです。

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初心者でも大丈夫! 手ぶらでカーリング体験

札幌市にある「どうぎんカーリングスタジアム」は、公共施設としては全国で初めてという、通年型カーリング専用施設。5つのカーリングシート(競技スペース)を持つ本格的な施設です。

年間利用者数は実に約3万人とカーリング施設としては大変人気のあるスポット。初心者向けの体験会や車椅子カーリング大会、AからFまである定期リーグ戦、各種カーリングイベントなどを積極的に行っています。

二階の観客席は200席強あり、座席にはヒートポンプシステムによる暖房も完備

二階の観客席は200席強あり、座席にはヒートポンプシステムによる暖房も完備

北海道スイーツ界の老舗が「雪印パーラー」が出店(土日のみの営業)。アイスクリームが人気

北海道スイーツ界の老舗が「雪印パーラー」が出店(土日のみの営業)。アイスクリームが人気

館内には代表チームの本拠地らしく、応援メッセージや試合結果の新聞記事なども

館内には代表チームの本拠地らしく、応援メッセージや試合結果の新聞記事なども

いきなり氷の上に出されても…というあなたのために、「どうぎんカーリングスタジアム」では初心者に向けて、以下のようなカーリング体験プログラムが組まれています。

・札幌市民対象無料体験(2時間・2014年3月31日で終了)
・札幌市民対象カーリング教室(1回2時間・全4回・有料)
・観光客向け体験会(旅行代理店経由・1回2時間)
・ふらっと体験(予約無しでもふらっと来て体験できる・30分程度)

※1時間単位でシートを借りる事も可能(一般1時間1500円/学生750円)。
※3月現在のプログラム。要問い合わせ。

必要な道具はすべてその場で貸し出してくれる

必要な道具はすべてその場で貸し出してくれる

公共施設なので料金はリーズナブル

公共施設なので料金はリーズナブル

そもそも『カーリング』って?

カーリングとは、平らな氷上で約40m先にある的(ハウス)に石(ストーン)を投げ入れて得点を競うチームスポーツ。カーリング協会所蔵の資料によると、北欧の人々が大陸の凍った池や川の氷上で石を投げ合って遊んだのが始まりのようです。発祥から既に500年という年月が経とうとしている実に歴史のあるスポーツです。

公式戦の試合時間は2時間半におよぶため、そのユーモラスな動きとは裏腹にかなりの体力を必要とします。また、一投で形勢が逆転することあるので、ゲームで勝つためにはストーンを配置する戦術が大きな鍵を握り「氷上のチェス」との異名を持ちます。

シートは長さ45.72m/幅5mで表面にはペブル(氷の細かい粒)があり、ストーンを長い距離滑らせることが出来るようになっている

シートは長さ45.72m/幅5mで表面にはペブル(氷の細かい粒)があり、ストーンを長い距離滑らせることが出来るようになっている

チームは4人のプレイヤーから構成され、リード、セカンド、サード、スキップの順に、相手チームと交互にストーンを一人が1個ずつ2回投球。スキップは主将の役割で作戦を担当し、投球の指示をします。両チーム合わせて16個のストーンの投球が終わると1エンド終了。試合は8エンドまたは10エンドで行われます。

16個のストーンを投球し終えた後、ストーンが円の中心に近いチームの勝利。1個のストーンにつき1点、相手チームの円の中心に一番近いストーンより内側のストーンがすべて得点となります。

片方の裏面だけが滑るシューズを使用する

片方の裏面だけが滑るシューズを使用する

先生はあの選手! 本格指導で目指せオリンピック!?

「どうぎんカーリングスタジアム」最大の特徴は、初心者も経験者も同じシートで並んで気軽にカーリングを体験出来るということ。リーグ戦出場チームが練習をしている横のシートで、「ふらっと体験」で来た外国人観光客たちが楽しそうに歓声をあげている光景なども見られます。

カーリング体験や教室では、元オリンピック選手(トリノオリンピック代表の寺田桜子さんや、ソルトレイクシティーオリンピック代表の松沢美香さんなど)の指導も受けられます。また、UHBテレビやホクレン主催のカーリングイベントなどの催しの際は、ソチオリンピック代表の小笠原選手や船山選手など「北海道銀行フォルティウス」主力メンバーとの交流することも可能です。

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今年からジュニア育成事業をスタートさせるなど、新たなオリンピック選手の育成にも力を入れている、カーリングの聖地「どうぎんカーリングスタジアム」。もしかしたらオリンピック選手に…なんてことを想像しながら、あなたもカーリングを体験してみませんか?

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