三陸の食と自然を堪能する!『三陸・雄勝 海の幸トレイルランニングNEXT』を走ってきた

三陸の食と自然を堪能する!『三陸・雄勝 海の幸トレイルランニングNEXT』を走ってきた DO

三陸の食と自然を堪能する!『三陸・雄勝 海の幸トレイルランニングNEXT』を走ってきた

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たっぷり海の幸を楽しんで、緑あふれるトレイルコースを走る。そんな贅沢な大会が、7月17日(日)に宮城県で開催されました。それが、今年で5回目となる『三陸・雄勝 海の幸トレイルランニングNEXT』。その全容を、出走レポートでご紹介しましょう。

走れるのか不安になるほど、美味しい海の幸で満腹に

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大会本番より、もしかしたら盛り上がっていたかもしれない。それが、食べ切れないほどに海の幸が振舞われる“前夜祭”です。受付後のコース説明等が終わると、会場となっていた体育館内に、次々と美味しい海の幸が用意されていきました。

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うに、ホヤ、牡蠣フライなどをはじめ、エネルギー補給に嬉しいパスタやパエリアなども。さらにスイーツまで用意されていて、まさに至れり尽くせり!

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牡蠣フライなどは、揚げたてのタイミングを狙って行列ができることも。食べ終える頃には、身体が重く感じるほどの満腹感です。なんとか全ての食べ物を制覇しましたが、驚くほどのボリュームが用意されていました。この前夜祭だけでも、確かに参加する価値があります。

ちなみに大会前日は、地元学校の体育館などが宿泊先として提供されていました。みんな同じ場所に、寝袋に入って眠る。そんな体験も、また楽しいのではないでしょうか。

いきなり急坂!走りごたえのあるトレイルコース

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一夜明けて、いよいよレース本番。「朝食いらないな」と感じる程度にはお腹がまだいっぱいですが、とにかく走り始めます。リピーターの多い大会のようで、会場内では「久しぶり!」「また走るんですね!」なんて会話もたくさん聞こえてきました。

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今回コースが新しくなり、スタートからいきなり急勾配が待ち構えていました。本大会は一応“ファンラン”なのですが、この走りごたえはベテランでも楽しめるのではないでしょうか。いきなり走れないほどの坂道に、汗だくになりながら進んでいきます。

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コースのほとんどは未舗装路。整備されていますが、倒木など“自然のまま”という景色も見られました。途中、少しだけ舗装路を走る場面では、わざわざ誘導スタッフの方が立っていてくれます。その明るい表情と声があるだけで、走る気持ちが湧き上がってくるようでした。

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途中エイドは1箇所だけ。本当は他にも予定されていましたが、物資運搬が困難のため無くなってしまったようです。しかし事前にアナウンスされており、ほとんどの人は水分・補給食などを十分に持っていたので、問題なかったでしょう。むしろ“唯一のエイド”という特別感は、辿り着いただけでゴールにも近い達成感があったように感じます。

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中盤を過ぎた辺りから雨が降り始め、やがて周囲に霧がかかってきました。視界が悪いので、スピードを落として安全第一。足元も濡れているので、滑らないよう注意します。しかし、これもまた幻想的で素敵な風景です。コースはピンクリボンが目印として付けられているので、これを辿れば迷いません。

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そして、約22.5kmのゴールはこちらの海!手作り感のあるゴールゲートが設けられ、周囲から「お疲れさま!」とたくさんの声が掛けられました。とてもアットホームで、温かみのある大会だなと感じます。

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ゴールは“海に触れる”ことなのですが、大勢のランナーがそのまま海へダイブ!雨ということもあり水温は低めですが、良いアイシングになりそう。どうせ雨と汗で濡れているので、ダイブして水浸しでも変わらないですね。走り終えた達成感、そして青い海の気持ちよさなどから、皆さんとても素敵な笑顔を見せてくれました。

疲れた身体は海の幸で癒す

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ゴールが近づくと、右手側にランナーがたくさん集まっているのが見えます。実はこの大会、走り終えてからも“お楽しみ”の時間が待っていました。それが・・・

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再びの海の幸!ホタテはその場で焼かれ、さらに鮭茶漬けや海鮮焼きそば、鮭のちゃんちゃん焼き、蒸しホヤや牡蠣などが。飲み物もたくさん用意され、ちょっとした宴会状態になっています。もちろん、ゴールタイムに関わらず全てのランナーが海の幸を堪能できるよう、豊富な食材が用意されていました。こんなご褒美が待っていたら、誰だって疲れていても頑張れてしまいます。

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ちなみに、参加者には近くの道の駅に併設された温泉『ふたごの湯』の入浴券が配布されました。トレイルで泥だらけ、汗だらけになったカラダを温泉でリフレッシュ。レースの感想を言い合ったり、今後のレースについて話したり。あるいは1人じっくりカラダを温めるなど、皆さん思い思いに過ごしていました。

三陸の美味しい海の幸、そして素晴らしい自然を存分に楽しむことのできる『三陸・雄勝 海の幸トレイルランニングNEXT』。これはリピーターが多いのも納得です。トレイル初心者からでも楽しめますので、気になる方はチャレンジレースとしても良さそう。来年はどんな大会になるのか、とても楽しみです。

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