少年バスケブームの到来を予感! 第46回全国ミニバスケットボール大会
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47都道府県の代表が代々木に集結
3月28日から3日間にわたって開催された第46回全国ミニバスケットボール大会。会場の代々木体育館には都道府県予選を勝ち抜いた男女96クラブのバスケっ子たちが大集結しました。
28日と29日のグループリーグを勝ち抜いたチームが30日の決勝トーナメントへ進むという形式で行われたこの大会。子供たちは「仲間といっしょに闘える喜び」と「最後まであきらめない強い気持ち」をコート上で存分に表現し、大人顔負けの熱いプレーを繰り広げました。
ミニバスを始めたきっかけは?
ミニバスケットボール(以後、ミニバス)とは、小学生でもバスケットボール楽しめるようにゴールを少し低くしたり、少し小さめのボールを使うなど、ルールを子供向けにアレンジしているのが特徴。しかし競技人口の面では、野球やサッカーに及ばないのが実情です。
そんなミニバスに熱中している子供たちに話を聞いてみると、思っていた以上に“バスケの未来は明るい”と実感できる答えが返ってきました。
近くに野球やサッカーのクラブもあるという埼玉県の「川口じりんMBC」の子供たちにバスケを始めた理由を尋ねると「お兄ちゃんがやっていたから」、「仲が良い友達に誘われたから」など、きっかけは偶発的なものが大半。しかし始めてみたら面白くて、どんどんハマっていったそうです。
「バスケは、いっぱいゴールできて楽しい」
神奈川県代表「桜丘ミニスターズ」の面々は、バスケの魅力を「いっぱいゴールできて楽しい」という言葉で明確かつ大胆に語ってくれました。得点チャンスが次々と生まれるバスケでは、誰もが試合中に“点を取る喜び”を味わうことができます。このことに子供たちは、とても魅力を感じているようです。
グループリーグの2試合を連勝し、決勝トーナメントに進出した千葉県の「八千代ブラックローズ」。ファイナルで惜敗を喫し、小学生最後の大会を準優勝で終えた彼らも、今まで以上にバスケに引きつけられた様子。「中学生になってもバスケを続けたい」と声を弾ませていました。
コーチたちの思いは同じ
一方、チームを全国の舞台へと導いたコーチたちの声からもバスケに対する想いがビンビン伝わってきました。彼らに共通するのは、この先も子供たちにバスケを続けて欲しいという一心で指導に取り組んでいるということ。中学や高校でもバスケを楽しめるように、奇をてらうことなく基本的な技術を繰り返し教えているといいます。
その上で、バスケの楽しさを知って欲しいから、みんながいっぱいボールに触って、いっぱいシュートを打てるように練習を工夫しているという点も共通していました。
スタンドに詰めかけた応援団も大興奮
3日間を通して代々木体育館はバスケ一色。必死にボールを追いかける子供たちはもちろん、子供たちを大声援で鼓舞し続けた親御さんたちの情熱も非常に印象的で、「バスケ人気」が沸騰する日も近いと言えるでしょう。
みなさんもブームに乗り遅れないよう、まずはシュートを打ってみませんか。
INFORMATION
■東日本大震災復興支援 第46回全国ミニバスケットボール大会
http://mini2015.japanbasketball.jp