安田大サーカスの団長がクラウドファンディングを使ってみて気づいたこと

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安田大サーカスの団長がクラウドファンディングを使ってみて気づいたこと

スポーティ

安田大サーカスの団長 トライアスロンで世界を目指す

今年の6月にSportie FUNDのクラウドファンディングによって、見事目標金額を超える資金を集めることに成功した安田大サーカスの団長安田さん。先日、支援者へのリターンの一環として、“団長と一緒にラン”のイベントが行われました。

トライアスロン中の大怪我から始まった今回のプロジェクト

昨年の7月、自転車好きで知られる団長は、参加したトライアスロンの大会のバイク競技中に転倒し前頭部を強打、全治3か月の大怪我を負いました。

この時にトライアスロンは怖い、危ないと言う意見を多くもらったことがきっかけで始まったのがこの「安田大サーカスの団長 トライアスロンで世界を目指す」プロジェクト。
きちんと気をつけて行えば安全であるということも含め、トライアスロンというスポーツの認知度の向上や魅力の発信を目的として、国内大会で成績を収め、世界大会出場を目指すというものでした。

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しかし、クラウドファンディングにより遠征費用などに当てるための目標金額は集まったものの、残念ながら世界への切符を手にいれることはできませんでした。世界大会への出場は叶わなかったものの、クラウドファンディングを利用したことで、ハードなトライアスロンという競技を1年間を通して頑張ることが出来たのだと団長は語ります。

(クラウドファンディングを利用すると)応援してくれている人たちの名前が分かるのでメッセージもより身近に感じます。金額という数字でも目に見えて分かるので、これだけ応援されているんだからもうひと踏ん張りしようっていうモチベーションになりました。

(世界大会に出場なポイント獲得のため)シーズンを通して6レースやるというのは初めての経験で、本当に体が辛かったんですけど、応援のおかげで完走することができました。一人では確実に無理だったなと思います。

一方でそのプレッシャーが練習に影響を与えることもあったそうで、

追い込みをするときには追い込むばっかりで、メニューをとにかくこなすばっかり考えていました。仕事もレースもない休息日というのを設けていなくて、体調が崩れてからようやく1日休んだだけでした。応援してくれている方のことを考えると、「休みは悪だ」みたいになっちゃっていて。罪悪感から練習しちゃった結果、中身がスカスカだったのかなぁと今振り返ると思いますね。


とメリハリのある練習の重要性を身を持って体感した様子でした。

団長がクラウドファンディングを通じて得た発見

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シーズンを通してトライアスロンの大会に出場、さらには良い成績を目指すというのは、今回が初めてのことで大変だったこともたくさんあったそうです。今回の経験を生かして今後もトライアスロンで世界に挑戦していくと言います。

今まで完走できればOKとか、3時間以内でゴールしようっていうのを目標にやってきた中で、良い順位を狙うというのは初めてでした。そういう意味では、完全に初心者という感じでしたね。


今回シーズンを通して大会に参加できたことで、自分の得意なコース、苦手なコースのもわかりました。その経験を活かして、来年はもうちょっと上手くやれるかなって思います。今年ももちろん世界大会出場のポイント上位獲得は狙ってはいたんですけど、来年はより狙えるんじゃないかな。

今回クラウドファンディングを初めて利用した団長。ネガティブな意見もあったとのことですが、初めて分かったことがあったようです。

僕がクラウドファンディングを利用する事については賛否両論ありました。頑張れと言ってくれる方もいる中で、自分で働いてトライアスロンをやれよという方もいました。その時に自分の中で「まぁ確かにな」と思う部分もあったんですけど、実際にやってみてそうではないなと感じる部分が大きかったです。

クラウドファンディングは、ファンクラブのようなものかなって。ファンクラブって野球にしてもサッカーにしてもあるじゃないですか。まずそのチームや選手に対してがんばれよっていうのがあって、そのお返しとして、例えば野球だったらキャップやバッド、選手のサインがもらえる。そういうシステムが自分のところにはないから、クラウドファンディングを利用するというのが一つの方法なんだと感じましたね。

絶好のランニング日和の中行われた“団長と一緒にラン”

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今回の支援者へのリターンのひとつに、団長と一緒にランニングをするというものがありました。
イベント当日、渋谷区の代々木公園は先日までの肌寒さから打って変わって、快晴に。絶好のランニング日和となりました。

まずは準備運動から。怪我なく運動をするために準備運動は欠かせません。

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今回、ランニングの指導をしてくださった山本淳一コーチは、20年近く競技を続けてきたトライアスリートです。現在は、選手活動以外にも力を入れており、団長のコーチも務めています。

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準備運動が終わると早速ランニングコースへと向かいます。
まずは中央広場の外周をウォーキング。団長の話を聞きながら和気あいあいと歩いていきます。

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一周したところでジョギング開始。この日は日差しが暖かく、軽い運動でも汗ばむ陽気でした。

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中央広場の外周は一周約1km。1年間みっちりトレーニングを積んできた団長は、余裕の表情です。

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公園内では、午前中にも関わらず多くのランナーが汗を流していました。横を行くランナーたちの多さにランニングブームを感じながら、最後にコースを変えてウォーキング。芸能界の裏話などで盛り上がったのもつかの間に今回のイベントが終了しました。

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話ながらも約5kmの距離を走った、今回の“団長と一緒にラン”。日頃はほとんど走らないという支援者の方たちも良い運動になったのではないでしょうか。

その後に行われた懇親会では、トライアスロンからトレーニング、クロちゃんの裏話まで様々な話題で盛り上がっていました。途中、団長自らグッズをプレゼントし、サインを書くなど嬉しいファンサービスも。

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最後に、団長から今回応援してくださった方へのメッセージをいただきました。

今回応援していただいたのに世界大会に行けず、期待に応えられなく、申し訳なく思います。すいません。でも来年はもう一踏ん張りして、さらに成長していると思うので、引き続き応援していただけたらと思います。

次のシーズンへの準備を早くも始めているという団長。クラウドファンディングを通じて得た経験から、来年は飛躍の年となりそうです!

トライアスロン ランニング