ビーチテニスは海だけではない!?常設コートあり!ビーチテニスの魅力に迫る!

ビーチテニスは海だけではない!?常設コートあり!ビーチテニスの魅力に迫る! DO

ビーチテニスは海だけではない!?常設コートあり!ビーチテニスの魅力に迫る!

スポーティ

5月19日(土)、三浦海岸(神奈川県三浦市)でビーチテニスの国際大会初戦が開幕。ビーチテニスはダブルスが定番で、この日もダブルスの試合が行われました。

男子ダブルス優勝は過去に全日本4連覇を果たしている山本直晃選手と相澤幸太郎選手のペア。

男子ダブルス優勝 日本ランキング1位でもある山本直晃選手

女子ダブルス優勝は、今大会が国際大会初優勝となった大塚絵梨奈選手と斉藤潮美選手のペアという結果に。国際大会は、これから秋まで日本国内では計10大会実施されます。

この日会場に足を運び、出場していた選手の色摩直美さんにビーチテニスの特徴や魅力をインタビューしてきました。

ビーチテニスはダイエットやデトックスにも期待できる魅力のスポーツ!

――ビーチテニスとはどのようなスポーツか教えてください

ビーチテニスは、砂浜でプレーするため、腰や膝への負担や軽く怪我がとても少ないスポーツです。転んでも痛くないので、テニスコートやグラウンドではなかなかできないダイビングキャッチをしたり、ジャンプしてスマッシュをしたり、ダイナミックな空中戦を楽しめるのもビーチ競技ならでは


男子の試合はプレーがアクロバティックになることも多く、観戦していて迫力があります。女子はディフェンスが上手な選手も多いので、砂のコートを走り回りラリーが繋がって観客はハラハラドキドキ(笑)。男子とは違った楽しみ方が出来ます


砂浜特有の特徴から、シニアの方や、小さな子どもが安全にプレーするのにも適しています。競技者の年齢層も小学生から50代と幅広く、男女問わず広がりをみせています。ビーチテニスには年齢性別にとらわれずに誰もが楽しむことができる生涯スポーツの面があります


また、スポーツとして楽しむ以外にも、ダイエットやデトックス効果もあると思います!普段の生活では裸足で走り回る機会というのはなかなかないと思いますが、サラサラした砂に触れると気持ち良いです。常設のビーチコートや西日本の砂浜では、雪みたいに真っ白で、眩しくて綺麗。そんな環境で好きな音楽をかけながらプレーできると気分も高揚します


夢中でボールを追いかけてラケットを振っていたら、いつの間にかお腹や二の腕のお肉がすっきりしてくるかも?!また、練習や試合の後に皆でお酒を飲んでコミュニケーションを楽しむような機会も多いです。とても開放的になれて、リラックスもできるのも大きな魅力だと感じています

ビーチテニスを体験するならココがおすすめ!実はたくさんある体験できる場所!

――ビーチテニスはどこでプレーできますか?海に行かないと難しいでしょうか?

ビーチテニスをプレーする場所は、海と常設コートの2種類あります。日本国内でのビーチテニスのメッカは湘南・鵠沼海岸(神奈川県藤沢市)です。鵠沼海岸の場合は、コートを予約するわけではなく、毎週のように体験会が開催されているので、初心者の方は経験者にアドバイスをもらいながらプレーすることができます

ビーチテニスで使用するパドル(ラケット)やボールが無い場合でもレンタルすることができるので、飲み物とプレー中に着る服とタオル、気温が高い日は砂浜が熱を持つのでビーチソックスを用意すれば気軽に参加することができます

都内では、夏の期間限定になるものの、お台場でも体験会を開催しています。また体験会ではなく自分たちのペースでコートを借りてプレーしたいということであれば、常設のコートもあります。神奈川県綾瀬市、千葉県船橋市、大田区大森などです。普通のテニスコート感覚で予約することができるので、海まで行かなくても仲間で集まって楽しむことができます

初心者の方がこれからビーチテニスを始めるなら、行きやすさはお住まいの場所にもよるかとは思いますが、まずは鵠沼海岸がおすすめです。鵠沼海岸はビーチテニス以外にもビーチバレーやビーチサッカー、サーフィン、犬の散歩、ランニングなど様々な目的で訪れている方が多く1年中活気があります。ちなみに、ビーチテニスをプレーするときの服装は、Tシャツ・タンクトップや短パンなど運動できる格好であれば何でも大丈夫です

オリンピック種目を目指して!


山本直晃選手

――ビーチテニスはどれくらいの歴史があるスポーツですか?

ビーチテニスは1994年にイタリアで発祥して今年で24年。2008年から国際テニス連盟(ITF)の正式採用競技となり、国際ポイントが与えられるサーキット(BTM TOUR)がイタリアで開催されました。日本でプレーされるようになってからも今年で10年。長い歴史があるスポーツというわけではありませんが、現在世界の競技人口は5万人。少しずつ競技人口も増え、年齢層も幅広くなってきています。


――5万人もいるのですね。世界的に人気上昇中のスポーツといえますね

はい。規模の拡大もあって、リオオリンピックの頃から、オリンピックの公開競技化、そしてオリンピック種目への可能性も出てきています。当時はまだ競技国数が種目化する条件に足りていませんでした。2020年の東京オリンピックでも残念ながら種目になることはできませんでしたが、2024年に開催されるパリオリンピックでの種目化が期待されています

ビーチテニスの強豪国はイタリア、ブラジル、ロシア、スペイン、フランスなどで、その国々での人気は高いです。日本にはスポンサー契約をしているプロ選手はいますが、ビーチテニスのみで生計を立てている選手はまだいません。しかし、海外では既にビーチテニスで生計を立てているプロ選手が登場していて、競技レベルも進化し続けています

ビーチテニスのルールの基本はテニス!感覚はバドミントンに近い!


――観戦している側としては難しそうに見えます。実際のところビーチテニスは初心者でも楽しめるスポーツですか?

“思ったより簡単で面白い!”初めて体験した方からよく言っていただく感想です。ビーチテニスをわかりやすく表現するならば“ビーチバレーのコートでバドミントン”でしょうか。カウントの数え方はテニスと同様なので、テニス経験者にも身近ではありますが、ボールを打つ感覚は羽子板みたいで、テニスをやったことのない方でも簡単にラリーが出来るようになります。30分も練習すればゲームもできますよ!

この親しみやすさも大きな特長ですが、少しうまくなってくると、今度は170cmというネットの高さや砂浜という動きにくい環境からくる戦術面での奥深さが面白くなります。戦術はどちらかと言うとバドミントンに近いでしょうか

もしプロ選手を目指すのであれば、勿論それなりにトレーニングは必要になります。ですが、これから競技志向の選手になりたい方にとっても、大会参加への入口は広くなっています。世界的にも新しいスポーツですので、これから世界を目指すことも夢ではありません!夢を叶えるスポーツとして、また手軽な運動として、私達と一緒に砂浜で思いっきり走り回ってみませんか!

ビーチテニスを普及するための課題


ビーチテニス世界選手権

――ビーチテニスを観戦してみて魅力的なスポーツだと感じましたが、日本ではまだ知名度が高いとは言い切れず、イメージが漠然としている部分もあり、これからの普及活動が肝心になると思います。日本で普及するために色摩さんは何が重要だと感じていますか?

昨年、私は世界選手権でイタリアに遠征してきました。会場は40℃を超えるような暑さにもかかわらず、連日多くの観客で大盛り上がりでした。その中で、ジュニア選手の層の厚さに驚き、そして選手達を支えるビーチテニスファンの多さを実感しました。また、練習場所のスポーツクラブでは、選手たちの練習を観ながらクラブハウスでカードゲームなどを楽しんで日々の時間を過ごすシニア世代の多いこと!日本でも、シニア層を含めたファン拡大の重要性を感じています

――現在、どのような普及活動を行っていますか?

現在、日本では、日本ビーチテニス連盟のスタッフ兼選手が中心になって普及活動をしており、これまで全国20都道府県、40か所以上の各地で大会や体験会が開催されています

今年も新たな場所での活動が予定されていますが、これからは体験会だけでなく、常設コートも増やして“行けばいつでもできる”身近なスポーツにしていきたいです

近所の公園でキャッチボールやサッカーをするのと同じような感覚で、日常的にビーチテニスをプレーする子供たちや、休日にビールを飲む前に“軽くプレーするか”と気軽に遊びに来てくれるシニア世代や子育てファミリー世代も増やしていきたいです

鵠沼海岸には、既にサーフィンのように、日常生活にビーチテニスがとけこんだライフスタイルを送っている人達も。早朝、練習をしてから仕事に出勤するような熱心なプレーヤーもいます。サーファーさんにも“ビーチテニスの人たち朝早いですね”って言われることもあるくらいです(笑)。

海の側でも、海以外の場所でも、毎日の生活に根付く文化にできるように、これからもビーチテニスの普及に携わる面々は努力していきます。“ビーチテニス、面白そうだな”と興味を持って下さった方。体験会や観戦に、ぜひ遊びに来てほしいです


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